FPが理想的な家計を解説!手取りに対する支出の割合を家族構成別にご紹介
貯金ができない家計では、そもそもの収入が少ない、あるいはお金を使い過ぎているなどなんらかの問題を抱えています。
お金を使い過ぎて貯金ができていないのであれば、無駄を削る必要がありますが、普通に生活していると、自分の家計の無駄には気付きにくいものです。
手取り収入に対する理想的な支出割合と実際の支出額を比較してみることは、そんな家計の無駄を見つけるために有効な方法のひとつ。この記事では、手取り収入に対する理想的な支出割合について、実際に家計の見直しを行ってきたFPが家族構成別にご紹介します。
理想的な家計の支出割合をみる際の基礎知識
まずは、実際に理想的な家計の支出割合をみていく上で必要となる基礎知識を確認しておきましょう。
支出項目の分類
家計の支出項目は、およそ以下のように分類できます。
固定費
- 住居費:住宅ローン(持ち家)、家賃・共益費(賃貸)
- 水道光熱費:水道代、電気代、ガス代など
- 通信費:電話料金(固定・携帯)、インターネットプロバイダ料金、新聞代、NHK受信料、郵便料金など
- 自動車関連費:ガソリン代、駐車場代、ローン、任意保険(月割)など
- 教育費:子どもの学費、教材費、給食費、学習塾・習い事の月謝、書籍代、セミナー費など
- 生命保険料:生命保険、医療保険、学資保険、個人年金保険などの保険料
変動費
- 食費:食材費、外食費など
- 被服・理美容費:洋服代、クリーニング代、理・美容院代・化粧品代など
- 日用品費:生活用品代、コンタクト代、オムツ代など
- 交通費:公共交通機関の運賃、タクシー代など(定期代は固定費)