投資信託はどれだけ儲かるのか?仕組みや設け率をFPが解説!
投資信託の実質的な運用成果=運用成果-コストそのため、コストは低い方が良い
投資信託での儲け方の仕組み
投資信託で利益を上げるためには、保有している間に入ってくる分配金と売却差益があります。
ただ、こちらも結論から言うと、分配金は出ない方がよりお金を大きくすることには適していると考えられます。
分配金と売却差益は「同じお金」として考えるのが合理的です。
- 分配金(インカムゲイン)・・・投資信託を保有していると投資家が受け取ることができるお金
- 売却差益(キャピタルゲイン)・・・基本的に安く買って高く売ることで利益を得られる(積み立て投資でも一括投資でも、変わらない)
年金機構の想定期待リターンを見てみる
それでは、より具体的にどのような投資信託を買ったら、どのくらいの利回りが期待できるのかを考察してみましょう。
ここでは「年金積立金管理運用独立行政法人基本ポートフォリオの定期検証について」を参考に見てみます。
※図表は筆者作成
上記のようになっています。これは過去の平均リターンではなく、将来の期待リターンを年金積立金管理運用独立行政法人が想定しているものです。
期待リターン:未来の株価などは未来の出来事で変わるので、あやふやなもの。