投資信託はどれだけ儲かるのか?仕組みや設け率をFPが解説!
投資でのリターンは確約されておらず、このくらいではないか、という期待リターンを指す。
ただ、これはあくまでも期待リターンであって、現実的にはあまりあてになりません。
たとえば、バブル絶頂期に買った場合と、バブル崩壊後に買った場合であれば、同じ国内株式で同じ投資信託を購入しても、実質リターンはまったく異なるものとなるでしょう。
年金機構の想定している期待リターンはどれくらい?
本記事では賃金上昇率を引く前の名目期待リターンに着目します。
上記が年金積立金管理運用独立行政法人が想定している期待リターンです。あまりあてにはできませんが、長期で保有したらこのくらいのリターンが期待できるのではないか、というものです。
国内株式5.9%と外国株式6.3%という数字は非常に高い数値だと筆者は考えます。この程度の利回りを長期で得られることができれば儲け率としては非常に良い、という数字です。
また、一般的に考えられる投資家の要求リターン5~6%内にもおおむね収まっており、ある意味現実的でもあると思います。
一方、国内債券の期待リターンについては非現実的かもしれません。それについては後述します。