生命保険料控除の上限はいくら?確定申告・年末調整までに知っておきたい最大限度額
なお、現在、生命保険の新規加入や見直しにかかる生命保険料控除の適用制度は、すべて新制度になることを踏まえ、本項では、新制度に対応した保険種類と契約の仕方について解説を進めます。
加入している保険種類によって、異なる3つの生命保険料控除
新制度の生命保険料控除は、加入した生命保険の種類や契約内容によって、一般用、介護医療用、個人年金用といった3つの控除に分けられることをすでに解説しています。
ここでは、主な生命保険の種類と適用となる生命保険料控除の関係について箇条書きで大まかに紹介しておきます。
- 一般用:終身保険・定期保険・収入保障保険・学資保険など
- 介護医療用:医療保険・がん保険・介護保険など
- 個人年金用:個人年金保険(契約の仕方に要注意)
個人年金用のみ保険契約の仕方に注意が必要
生命保険料控除の中でも、一般用と介護医療用は、契約内容による控除の違いが生じることはありませんが、個人年金用に限っては、保険契約の仕方によって、一般用または個人年金用のいずれかに該当することになるため要注意です。
なお、個人年金保険に加入するメリットの1つには、個人年金用の生命保険料控除が適用できることもあげられ、仮に、個人年金保険への加入を検討している方は、次項の内容を参考に条件を満たしているか必ず確認しておきましょう。