くらし情報『奨学金を返済中でも住宅ローンは組める?審査への影響と注意点をFPが解説』

2020年3月17日 14:00

奨学金を返済中でも住宅ローンは組める?審査への影響と注意点をFPが解説

(ただし、金融機関によっては夫単独であっても世帯全体の収支を考慮するケースもあります)

一方、妻の収入を合算して審査申込するようなケースでは、妻の奨学金についても住宅ローン審査に影響が及びます。この場合、借入できるかどうかの計算は単独の場合と同様、返済比率を用いて計算されます。

妻が奨学金返済かつ収入合算するケースの返済比率の計算
例えば、夫の収入が300万円で奨学金の返済額が2万円/月、妻の収入が200万円で奨学金の返済額が2万円/月で、フラット35の返済額が10万円/月となる額を借入する場合、(10万円/月+2万円/月+2万円/月×12カ月)÷(300万円+200万円)×100(%)=33.6%となります。

上記ケースでは夫単独だと(10万円/月+2万円/月×12カ月)÷300万円=48%なので、夫単独では審査申し込みできませんが、夫婦で収入合算すれば申込できる計算となります。このように、夫婦で奨学金を返済しているようなケースでも収入合算することで審査申込に有利となることもあります。

奨学金と住宅ローンに関するまとめ

奨学金が住宅ローン審査に及ぼす影響や、奨学金の返済中でも住宅ローンを借りる方法、返済比率の計算方法などお伝えしました。

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