2020年5月19日 20:00
仮想通貨の半減期とは?仕組み&今後の予想を金融の専門家が徹底解説!
金融緩和策による影響
ただ、新型コロナウイルスの経済への影響を抑えようと世界中の中央銀行が金融緩和に走り、ドルや円など法定通貨の供給量を増加。理論的には貨幣の価値が下がれば物価が上昇する「インフレ」になりやすくなります。
そして、新規供給量が減少し続けるビットコインは価値が上がりやすくなると考えられます。
ビットコインの半減期は2140年まで続く見通しで、あと30回ある計算です。その過程でマイナーの報酬は段階的に減り、最終的には手数料しか入らなくなります。
マイニングするためのPCや電気代など、設備投資にかかる金額は変わらないのに、半減期を迎えると報酬は半減するのですから、利益はかなり少なくなります。
そこで利益を上げるにはいくらの価格になればよいのか、これまでのように倍々ゲームにどこまで投資家がついて来られるかという懐疑的な見方も少なくありません。
株価が仮想通貨に与える影響
ビットコインなどの仮想通貨は、株や債券などと足並み揃えることのない相関関係が低い資産であると見られていました。
しかし新型コロナショック以降、株式市場に追随しているように見えます。
株式市場は3月に大きく下落しましたが、ビットコインも2月の1万ドルから3月12日の4,841ドルまで急落したからです。