2020年5月19日 20:00
仮想通貨の半減期とは?仕組み&今後の予想を金融の専門家が徹底解説!
新型コロナウイルスによる在宅勤務の拡大や外出自粛は、個人投資家にとって追い風となってもおかしくありません。実際、株式取引ではオンライン売買が大きく膨らんだ時期もありました。しかし、世界各国で今後の経済に不透明感が広がるなか、仮想通貨を積極的に取引するという動きは見られなかったのです。
半減期だからといって、必ず仮想通貨の価格が上がるわけではない
半減期によって、必ず仮想通貨の価格が上がるというわけではありません。「供給量が減ったから価格が上がる」という単純な構造ではなく、仮想通貨の価格が低下する可能性もあるのです。
たとえば、半減期を迎えてマイニング報酬が減り、その後の価格がなかなか上昇しない場合、マイナーは利益を出しにくくなります。そうするとマイニングの競争倍率が低下してマイニングの寡占化が進み、結果としてネットワークの価値が弱まって仮想通貨の価格が低下する可能性もあるのです。
また半減期がいつ起こるか決まっているので、その要因がすでに価格に織り込まれている可能性もあります。
するとこれから半減期を迎えるタイミングでも、価格がまったく上昇しないリスクもあるのです。
ビットコインが回復基調をたどるかは不明
今後、ビットコインの価格が回復基調をたどるかは不明です。