FXの「損切り」の重要性とは?損切りする意味&ベストタイミングを専門家が解説!
まず、シナリオを描かないと「いついくらで何をキッカケに売ればよいのか」の手がかりが全くありません。そのため、もし自分に不利なレートに動いたら、レートが戻ることを祈りつつ、含み損が増えていく様子を見守り、塩漬けにしてしまう可能性があります。
ですので、必ず注文を出す前にシナリオを描き、「そのシナリオが崩れた=自分の予想が外れた」と判断し、素直に損切りをすることをおすすめします。また、できたら「もし自分の予想が外れるとしたら◯◯が理由で、その場合はいくらまでレートが動く可能性がある」といった負けるシナリオも描いておくとベストです。負けるシナリオも描いておくことで、損切りをするとなっても納得度が違うことでしょう。
2.許容できる損失額の基準を越えたとき
取引する際には、自分の許容できる損失額の基準を考え、その基準を越えたときに損切りを考えましょう。「自分がこの取引でいくらまでの損失額に耐えきれるのか」を考えておかないと、最悪の場合、ずっと損切りができずに塩漬けになってしまう可能性があるからです。
そうは言っても「許容できる損失額がいくらか分からない」という人もいるかと思います。
額は人それぞれではあるのですが、参考までに許容できる損失額を決めるポイントを見ていきましょう。