【新商品!粉末万能だし】開発に2年以上!「粉末にしただけ」じゃないこだわりとは?【久世福商店】
竹ノ内正志(以下竹ノ内さん):そうです。久世福商店がまだ計画段階だった2012年、乾物やだし、調味料を中心としたお店にする予定だったそうです。メイン商品の1つとしてだしパックの開発は始まりました。
当時、だしパックはまだ珍しかった。それなら究極の旨みを追求した美味しいものを作ろう!と目標を掲げました。
究極の旨みを味わえるおだしとは、丁寧に取ることで作れる味のバランスが良いおだし。
昆布を前日から水につけて、60度くらいまで熱して取り除き、沸騰させて鰹節を入れて作るものです。
私も飲むたびに美味しいな~としみじみ感じます。
これをもっと簡単な工程で作れるだしパックにして、皆さまの日常にお届けしたい。そんな思いがありました。
―――開発はどのように始まったのでしょうか?
竹ノ内さん:当時の担当バイヤーが一緒に最高のだしを作ってくれるメーカーさんを探していたところ、とある展示会で「株式会社 新丸正(以下新丸正)」さんと出会いました。昭和10年から鰹節を作られている静岡県焼津市の会社です。
バイヤーが話をしたところ、新丸正さんはまだ実店舗のない久世福商店の計画と私たちの想いに共感して一緒に作ってくださることになりました。