【コロナ前より売上UP!トリップアドバイザー 日本の旅館部門全国2位の大分の旅館】『「また行きたい!」を生む新インバウンド戦略 山奥の小さな旅館に外国人客が何度も来たくなる理由』(著・二宮謙児)2024年10月8日刊行
と率直に尋ねてみた結果、もっとも多く聞かれた答えは、「ここが一番落ち着くから」でした。
なぜここ(山城屋)が一番落ち着くのか、その答えは「安心感」ではないかと思います。
滞在中、お客様にいかに安心していただけるか、さらに滞在前、つまり当館に到着するまでの「安心感」をどのように提供できるのかが大切です。これらは「旅館」という施設単位の話だけではなく、「観光地」単位においても同様だと思います。
もっといえば、交通機関なども含めた市・県・国の「地域」単位の話でもあります。
つまり、安心感を感じられる「受け入れ環境の整備」が重要です。
リピーターはこうしてつくる!旅の【安心感】をつくる受け入れ態勢
旅行者が安心して移動できるか
バスの乗り方まで動画で説明
考えてみれば、特定の観光地や施設のPR動画はユーチューブに山ほどアップされていますが、そこに至るまでの公共交通機関の利用方法について詳しく説明されたものはあまり見当たりません。
国内外の観光客が同じように「不便」と感じれば、その地域が再訪する旅行先の候補地に入る可能性はきわめて低くなります。
日本人である私たちでさえ知らないことが多く、ましてや初めて日本を訪れる外国人には、「乗り間違えないだろうか?」