くらし情報『神奈川県民の多国籍キャストが演じる KAAT神奈川芸術劇場『虹む街の果て』稽古場レポート到着 カンフェティでチケット発売』

2023年5月12日 12:00

神奈川県民の多国籍キャストが演じる KAAT神奈川芸術劇場『虹む街の果て』稽古場レポート到着 カンフェティでチケット発売

やはり他の市民参加者とは発する雰囲気が違うのだが、本人もまだ他の出演者との呼吸が合わないという。徐々にチューニングしている最中といったところだろう。そんな市民参加者にタニノは積極的に演技をつけるわけではなく、物語が上手く流れていくように、段取りをつけいるといった印象。それもまた物語の周辺をニジませて繋げていくような作業に見える。劇中で渡辺が奏でる“音”もユニークだ。便宜上パーカッションとされているが。鍋や網、金属製の洗面器に石など、ともかく音が出るものを次々に並べては奏でていく。時にはリズミカルに、そして時には調子外れに。
それでも“音”が上手い具合に芝居と同調するから不思議なものだ。

神奈川県民の多国籍キャストが演じる KAAT神奈川芸術劇場『虹む街の果て』稽古場レポート到着 カンフェティでチケット発売


神奈川県民の多国籍キャストが演じる KAAT神奈川芸術劇場『虹む街の果て』稽古場レポート到着 カンフェティでチケット発売


タニノに話を聞くと、21年の初演時に続編が出来たらいいなと言う希望はあったものの、具体的なプランは無く、今作に取りかかってから「もっと先の、暇になった世界」を描こうと思ったという。キャストを集めるにあたっては神奈川県民であり、かつ多国籍のメンバーであることが条件だったので、ここに居るのは中国、インド、コロンビアなど様々なルーツをもつ人々。中にはハーフの方もいる。だから聞こえてくると言葉も日本語、英語、タガログ語、中国語……そして訛った日本語。

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