ミステリーの醍醐味が詰まったノサカラボ『ゼロ時間へ』開幕!
だがそこから二転三転し、ついに真相が姿をあらわすラストまで、一瞬たりとも目を離すことのできない展開は、まさにアガサ・クリスティーの真骨頂。同時に、この『ゼロ時間へ』というタイトルの意味が衝撃とともに明らかになる結末には、凄みさえ感じずにはいられない。ぜひ劇場でアガサ・クリスティーのミステリーの醍醐味を体感してほしい。
また、この『ゼロ時間へ』のギミックは、会場で販売されているパンフレットにも仕掛けられていて、舞台とともに楽しめるものとなっている。ぜひ手にしてページナンバーやカバーを楽しみたい。
この公演の初日公演前に公開ゲネプロが行われ、キャストの原嘉孝、紅ゆずる、鳳翔大、一色洋平と、演出の野坂実が登壇した。
【コメント】
原嘉孝(ネヴィル・ストレンジ役)
ミステリー作品は、お客様がどんな反応をしてくれるか幕が開くまでわからないのでワクワクしています。僕の役のネヴィルは、スポーツマンということで日頃のトレーニングが役に立っているんじゃないかな(笑)。物語は人間関係が細かく描かれていて、お客様も推理のしがいがあると思いますし、あらゆるところに事件に繋がるフックが仕掛けられているので、見逃さないでください。