中国化する日本、ライブコマースに活路を見出すD2Cファッションブランド
また、ファンとの関係ができていない中で一方的に商品をすすめられるのは、テレビショッピングであったり、実店舗での高圧的な接客経験といったマイナスイメージとむすびついて、一部の人には響かないというわけです。
かたや、ブランド側に目を向けると、こちらも、賑やかしく、いつも、セールばかりを展開したいわけでもなく、特にファストファッションブランドと反対側に位置するような若者向けブランドにおいては、じっくりと商品の説明をしていきたい、ファンとのつながりはゆっくりと構築していきたい、という姿勢のブランドが少なくありません。
とはいえ、やはり、ECサイトの弱点は、サイズ確認ができないところ。次のグラフでわかるように、サイズ感の確認や着回しののよさ、スタイルがよく見えるか、などは、購入時に、ぜひともチェックしたいポイントです。
出典:SHIBUYA109 lab.
そこで、この点を補うべく登場したのが、WEARのようなサイト内アプリであったり、バーチャル試着機能であったりするわけですが、やはり、これらもなかなか日常的に利用するにはハードルが高いのが実情といえます。
全てのブランドに共通して装備されているわけではないので、なかなか体験値があがらないままという利用者も多いことでしょう。