くらし情報『C・イーストウッド監督が、硫黄島の激戦を日米双方の視点で描いた2部作 『父親たちの星条旗』『硫黄島からの手紙』 2月18日、25日 よる7時~BS12 トゥエルビ「土曜洋画劇場」で放送』

C・イーストウッド監督が、硫黄島の激戦を日米双方の視点で描いた2部作 『父親たちの星条旗』『硫黄島からの手紙』 2月18日、25日 よる7時~BS12 トゥエルビ「土曜洋画劇場」で放送

最初の激戦地となった摺鉢山を制圧した米軍の兵士6人が、山の頂上に星条旗を立てる写真だ。当時、米国内でまん延していた厭戦気分と戦費不足に悩んでいた米政府は、大々的に報道されたこの写真を利用しようとする。
写っていた6人のうち3人は戦死していたが、政府は残りの3人を本土に帰還させ、「英雄」として各地の集会に駆り出す。この写真は、最初に星条旗を立てた瞬間を撮影したものではないことなど、都合の悪い事実は伏せられた。3人の中には良心の呵責に苦しみアルコールに溺れていく者も出る…。

【最後の思いを彼らは書いた―『硫黄島からの手紙』】
主人公の1人、西郷1等兵(二宮和也)は創作上の人物だが、守備隊の総指揮官、栗林忠道中将(渡辺謙)、1932年のロサンゼルス五輪で馬術競技の金メダルを獲得した西竹一中佐(伊原剛志)は実在の人物だ。彼らが織り成す極限の人間ドラマは、日本人が見ても全く違和感がなく、米国製の映画であることに驚いてしまう。敵であった日本の文化に対するリスペクトすら感じられるほどで、イーストウッド監督の公平な姿勢に感服する。

この作品の軸になるのは、兵士たちが書く手紙だ。敗色が濃厚になると、大本営は最前線の兵士たちを見捨て、彼らは届く見込みのない手紙を本土の家族に向けて書く。

新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.