2023年11月21日 13:00
天体撮影と眼視観望の両性能を極めたフラッグシップ鏡筒 「VSD90SS鏡筒」および関連商品を11月30日に発売
の略で、レンズ性能の評価指標を空間周波数特性で表したものです。レンズの解像力や撮影対象の持つコントラストを像面でどれだけ再現できるかを表します。グラフは水平軸に画像中央からの距離、垂直軸にコントラスト値(最大1)を設定しています。10本/mmの曲線(赤)が1に近いほどコントラストが高く、30本/mmの曲線(青)が1に近いほど解像力が高いことを示します。VSD90SSではコントラスト値がいずれも1に近い値を示しており、極めて優秀な光学系であることが分かります。
【フラットな像面、ストレール強度96.7%、眼視観測でも威力を発揮】
VSD90SSでは非常にフラットな像面が得られるため、良質な接眼レンズとの組み合わせにより、低倍率かつ広視野での眼視観測において、シャープな像が視野全体に広がります。
さらに、VSD90SSの視野中心は多波長ストレール強度96.7%を誇ります。高性能アポクロマートとして定評をいただいているSD81SII鏡筒のストレール強度95.7%を上回る結像性能を持つため、惑星などの高倍率観測にも適しています。
【汎用性の高い大型接眼部】
φ60mmの広いイメージサークルと豊富な周辺光量を最大限に活かすため、VSD90SSではφ87.5mmという大型接眼部を採用しています。