くらし情報『井上ひさしによる重喜劇 東京裁判三部作の二作目『夢の泪』 こまつ座では井上ひさし生誕90年の第一弾として初公演 カンフェティでチケット発売』

2024年2月17日 00:00

井上ひさしによる重喜劇 東京裁判三部作の二作目『夢の泪』 こまつ座では井上ひさし生誕90年の第一弾として初公演 カンフェティでチケット発売

を当時の市井の人々の生活を借りて見つめ、「東京裁判」の、そして「戦争」の真実を改めて問うた作品群です。 日本人として避けては通れない硬質な問題を提起しながらも、笑いと音楽をふんだんに盛り 込み、数々の名曲を生んだこのシリーズ作品の一作を、初演から20年以上を経た2024年、こまつ座で初上演いたします。

あらすじ

昭和21年4月から6月にかけて、新橋駅近く、焼け残りのビルの1階にある「新橋法律事 務所」。弁護士・伊藤菊治は、7 回も司法試験に落ちたものの女性弁護士の草分けで腕利きの秋子と結婚、亡父の開設した法律事務所での仕事に追われる毎日。だが唯一の欠点でもある、女性に弱いことが原因で 2 人は離婚寸前。継父を慕う秋子の娘・永子は、両親や敗戦後の日本人の行く末に不安を感じている。 そんな事務所では、復員兵で夜学に通う田中正が事務所に住み込みで働くことになるが、どうも永子を秘かに想っているらしい。永子の幼なじみの片岡健も永子宛の恋文をもって現れる。
健の父親は新橋を仕切るやくざに対抗する朝鮮人組長で、どうやら重傷を負ったらしい。と、隣の第一ホテルの将校クラブで歌うナンシー岡本とチェリー富士山が乱入してきた。

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