くらし情報『空気中の酸素から活性酸素を生成し、燃やさずに水草からセラミックを抽出にする技術をWEF技術開発が開発』

2023年9月9日 15:00

空気中の酸素から活性酸素を生成し、燃やさずに水草からセラミックを抽出にする技術をWEF技術開発が開発

すなわち、この装置の必要処理エネルギーは活性酸素発生装置の80w×2台=160wだけである。

空気中の酸素から活性酸素を生成し、燃やさずに水草からセラミックを抽出にする技術をWEF技術開発が開発

琵琶湖刈取り水草(琵琶湖では毎年2万トン近く発生)

空気中の酸素から活性酸素を生成し、燃やさずに水草からセラミックを抽出にする技術をWEF技術開発が開発

滋賀県が毎年5~6,000トン刈取っている

空気中の酸素から活性酸素を生成し、燃やさずに水草からセラミックを抽出にする技術をWEF技術開発が開発

処理装置「Polaris3.0」

空気中の酸素から活性酸素を生成し、燃やさずに水草からセラミックを抽出にする技術をWEF技術開発が開発

処理装置に水草投入(図)

スタート温度250℃で水草を1㎥投入。活性酸素投入量は個体有機物処理の2倍に設定した。処理温度は順調に推移し、およそ8時間で処理が完了した。

空気中の酸素から活性酸素を生成し、燃やさずに水草からセラミックを抽出にする技術をWEF技術開発が開発

投入した水草

空気中の酸素から活性酸素を生成し、燃やさずに水草からセラミックを抽出にする技術をWEF技術開発が開発

抽出したセラミック(多量のタニシが混入していた)

空気中の酸素から活性酸素を生成し、燃やさずに水草からセラミックを抽出にする技術をWEF技術開発が開発

ふるいにかけた後のセラミック

空気中の酸素から活性酸素を生成し、燃やさずに水草からセラミックを抽出にする技術をWEF技術開発が開発

8㎏のセラミックを回収

■水草セラミックの利用
水草が水中から吸収したセラミック類を利用することは、湖の浄化につながる。更にそれが人々が喜ぶものになれば、まさに一石二鳥といえる。
琵琶湖水草セラミックは吹きガラス作家によって、独特の色を発色することが分かり、「琵琶湖彩」と命名され、そのガラス工芸品は今非常に人気になっている。

空気中の酸素から活性酸素を生成し、燃やさずに水草からセラミックを抽出にする技術をWEF技術開発が開発

琵琶湖彩ガラス

空気中の酸素から活性酸素を生成し、燃やさずに水草からセラミックを抽出にする技術をWEF技術開発が開発

琵琶湖彩ガラス発表会

■活性酸素利用の今後の展開
活性酸素は強固な細胞壁(膜)が常温で瞬時に分解できるので、今後は今回のように完全分解までもっていくだけではなく、細胞膜分解することで圧倒的に効率が上がる、メタン発酵、堆肥化、エタノール抽出、微細藻の脂質抽出などの分野で利用していきたいと考えている。

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