宇宙往還を可能とする輸送システムの実現を目指す 「将来宇宙輸送システム株式会社 代表取締役社長兼CEO畑田康二郎氏・主席研究員 庄山直芳氏」の取材記事を7月10日公開
(畑田氏)
完全再使用型の単段式宇宙往還機を実現するために不可欠な機体軽量化の手段として「トリプロペラント方式」の適用に挑戦。2023年12月、日本で初めてとなるトリプロペラント方式の燃焼試験に成功した
2024年4月にはアメリカのロケットエンジン開発企業と連携し、日米の民間企業が協働する再使用型ロケット開発「ASCA 1プロジェクト」が始動。また、3月には福島県南相馬市と連携協定を締結し、同社としては初の自治体とのパートナーシップもスタートしています。
2024年4月4日、アメリカのロケットエンジン開発企業Ursa Major Technologies社とのパートナーシップ締結を発表。現地法人も設立した
●東京立地のメリット~多様なプレイヤーが集積し交流・共創に有利、各地との連携もスムーズ
中央区日本橋の本社のほかに、江東区にラボ、大田区にベースと都内3カ所に拠点を持つ同社。東京立地のメリットを伺いました。
「日本橋は、日本における宇宙ビジネスの中心地。X-NIHONBASHI(クロス・ニホンバシ)をはじめ宇宙関連のベンチャー企業が集積し、さまざまなプレイヤーとコネクションを築きやすいです。