市民参加型 筆順情報取得ウェブアプリケーション 「ナゾルクン」公開についてのお知らせ
特に、我が国の将来を担う世代が、我が国における文字文化の来歴を追体験し、理解を深めることは極めて重要だと考える。
・こうした観点から、ナゾルクン for Academic の技術を応用し、また関連の研究情報を活用して、文字画像を「なぞる」行為を通じて我が国の文字文化を体験
しながら学習できるツールとして、ナゾルクン for Kids を開発した。
・研究者が作成した筆順情報をもった画像を用意し、その情報との差に基づいて判定を行う機能を付与することで、体験性・学習性を確保しつつ、ゲーム感覚を確保することを目指した。
・これによって、我が国の文字文化生成期における文字の書き方の体験学習が可能となり、併せて筆順・字形等の多様性・芸術性への気づきや、今日の標準化した文字文化成立に至る文化的展開への洞察を導くことができると考える。さらに、現在デジタルデバイスの普及によって、「入力」し「見る」ものとしての側面が強くなっている文字を、身体運動を通じて「書く」ものとして体感することが可能となる点も強調したい。
ナゾルクントップ画面
東京学芸大学附属 小金井中学校 教諭・田崎義久 氏のコメント
1)どのような点が寄与できるか
・木簡等に書かれた当時の漢字が今とは異なる字(形)