2022年8月25日 09:50
奥村歩 著『スマホ脳の処方箋』2022年9月20日刊行
脳のセロトニンが枯渇してやがては脳過労の状態が増悪してしまいます。
脳には過剰な痛みには抑制をかける「ゲートコントロールセオリー」という働きがありますが、脳過労の状態ではこの痛みに対する脳の抑制的な働きが弱まります。
そのため、頭痛や腰痛だけでなく、舌痛から肛門痛まで全身に及ぶ「原因不明」の痛みやさまざまな不調の原因となるのです。
またスマホの「ブルーライト」によりメラトニンの分泌も減少することで、“スマホ不眠症”に陥ったり、“うつ病”や“スマホ認知症”も引き起こしてしまう可能性もあります。
脱・脳過労!今日からできる生活改善テクニック
本書では、脳過労やそれによって引き起こされる健康問題を防止するために、今日から手軽にできる生活改善テクニックを10個ご紹介しています。
今回はその中から一部をご紹介します。散歩やお皿洗いなどのリズム運動をする
リズム運動とは、その名の通り一定のリズムで体を動かす運動のことです。
リズム運動を行うと、脳をリラックスさせてぼんやりした状態を作り、脳内のセロトニンを活性化させることが科学的に明らかになっています。
散歩・キャベツのみじん切り・お皿洗いなど日常生活で同じ動作を繰り返す運動をします。