大和シティー・バレエ『宗達』熱海MOA美術館能楽堂で再演決定 『風神雷神図屏風』の作者、俵屋宗達の半生を躍動感あふれるコンテンポラリーダンスで舞台化
削ぎ落としていって、同じものを見せる。よりシンプルな演出で深いところへ誘う。 今回は、お客様の想像を促し、お客様の想像力をとともにこの作品を創り上げようと思っています。
様々なものが削ぎ落とされる分、踊りと芝居においてはダンサーたちの能力の高さを要し、より洗練され磨かれた振付と演出の必要性を強く感じます。 今回もYCB/YCDが誇れるキャスティングによりこれを叶え、私の演出振付も、初演を経験したからこそより磨きをかけることができていると感じます。
私たちの「宗達」には、和のファンタジーが広がり、俵屋宗達の絵そのもののように、春に向かう明るさがあります。
能楽師とのコラボレーションは、能楽堂版でさらに色濃く。特にクライマックスの「風神雷神」はとてつもない美しさです。
和楽器の生演奏とのコラボレーションは、前回からの楽曲そして今回のための新曲も含み、今回も目で、耳で、肌で楽しんでいただけること間違いなしです。
踊りに興味がある方、能楽に興味がある方、美術に興味がある方、どの入り口からでも楽しんでいただける舞台になることと思います。
稽古風景
写真:Joseph Marcinsky
写真:Joseph Marcinsky
写真:Joseph Marcinsky
写真:Joseph Marcinsky
写真:Joseph Marcinsky
あらすじ
京都の扇屋「俵屋」