2022年3月4日 17:00
尾林誉史 著『元サラリーマンの精神科医が教える 働く人のためのメンタルヘルス術』2022年3月11日刊行
ことです。
時間の経過とうつ病の症状の変化
まず初めの第1段階では、ちゃんと休むことが必要です。
この段階は、ひたすらうみを出し切るようなものだと思ってもらいたいのです。
「いわばデトックスです」という言い方もします。
ともかく、回復の右上がりの曲線にしっかりと乗っていくためには、初めのこの時期に、グダグダし、ダラダラすることが、必要です。
期間は1か月から2か月ぐらい。ちゃんとダラダラすると回復までの時間が短くなります。
Q.調子のいいときは、仕事のメールに返事をしてもいいですか?
A.メールやLINEは、見られないようにしてください。
仕事モードに入るのは、まだ早いのでやめておきましょう。
心ちょっと調子が戻ってくると、受信したメールだけでも返そうかという気持ちになるかもしれません。
しかし、仕事モードに入るのは、まだやめておきましょう。かつてはできていたことがうまくいかないと、自信をなくしてしまいます。
自分を一番脅かすものは、以前の自分です。
雑誌をパラパラと眺める、娯楽小説やコミックを読む、動画を観る、外を歩くといった、エネルギーがあまり必要ないものから始めていきましょう。