北方謙三『水滸伝』、織田裕二主演で実写ドラマ化へ 歴史大河小説の金字塔シリーズで初【コメントあり】
『水滸伝』の実写ドラマで主演を務める織田裕二
累計発行部数1160万部を突破し、文学史上で孤高の輝きを放つ北方謙三氏の歴史大河小説の金字塔『水滸伝』全19巻をWOWOWで完全映像化することが決定し、主演を俳優の織田裕二が務めることが12日、発表された。WOWOWが総力を結集し、超大型連続ドラマとして届ける。
舞台は北宋末期(12世紀初頭)の中国。同じ志を持つ漢たちが“梁山泊(りょうざんぱく)”に集い、腐敗した世を正すべく敢然と立ち上がる。本作で主演を務めるのは、これまで日本の映画・ドラマ界を牽引してきた織田。梁山泊の頭領・宋江(そうこう)を演じる。
織田は「連続ドラマW頭取 野崎修平」以来のWOWOWドラマ出演となる。演じる宋江は、決して武芸に長けているわけではないが、誠実に紡ぐ言葉とカリスマ性により仲間を束ね、のちに梁山泊のリーダーとして同志を導く存在。
宋江は、世直しの檄文を書き記し、腐り切った国家を倒すべく、壮絶な戦いに身を投じていく。
監督は、映画『沈まぬ太陽』をはじめ数多の人間ドラマを描き、『Fukushima 50』で第44回日本アカデミー賞最優秀監督賞に輝いた名匠・若松節朗氏。