5人家族の家に「4つの箱」発見…“浮いている”ものも 片付けいらず&充実の“一石四鳥”アイデア間取り【住人十色】
しかも、箱は中だけでなく、上も下もその周りまでも活用できる“一石四鳥”のスペース活用法となっている。
ダイニングはテーブルだけで、子どもが小さい頃は食べこぼしが多かったため、椅子は置かず座卓に。その代わり、座ってくつろげるよう床にはゴムのように柔らかく耐久性があるポリウレタン素材のマットを敷いた。水拭きができるので、掃除も楽だという。
ダイニングの隣に浮いている箱の真下は、頭をぶつけないよう一段掘り下げた子どもの遊び場。段差になった床下におもちゃを収納し、くぼみの中は散らかしてもOKというルール。くぼみの深さは42センチ。腰をかけるにも、中に座って背もたれにするのにもちょうどいい高さで、ソファーがいらない分、省スペースを実現。
一方、遊び場の真上の箱は、5帖のシアタールームになっており、持ち運びできる折りたたみ式はしごを使用して中に入る。
2つ目の箱は、4.5帖のコンパクトなキッチンで、夫が趣味のスイーツ作りに使う調理グッズがぎっしり。必要な道具や皿がすぐに取り出せるオープン収納になっているが、箱の中になるため、ものを出しっぱなしにしていても外からは見えない。また、集中して作業できるのも箱形にしたメリットだという。