超売れっ子俳優・小芝風花、主演作の続編で成長実感「お芝居が好き」
加えて、NHK BSの時代劇でも主演を務めた。2本のドラマを並行して撮影していた時期もあったという。
中でも、小芝がターニングポイントとして挙げるのが『波よ聞いてくれ』(22年4月期)。やさぐれフリーターがラジオパーソナリティーとして開花していくストーリーで、金髪に派手な服装、勇ましいマシンガントークやラップ、プロレス技などのアクションにも挑み、これまでのパブリックイメージを一変させた。
「自分でも想像していなかったキャラクターで、自分からアクションを起こしていく攻めのお芝居を経験して、殻を破れたような気がします。そんな破天荒な役を演じた後に、病んでしまった“社畜”ヒロイン(『転職の魔王様』)、その次が料理人の道を極めようとしている意思の強い女性(『フェルマーの料理』)。時代劇も、『あきない世傳 金と銀』では知恵を絞って商いを成功させる町娘、『大奥』では御台所(将軍正室)と、時代は江戸時代中期頃で同じなのに、衣装も所作も全く違っていて。ふり幅のある役を演じることができて、すごく充実していました」
ただ、ハードスケジュールだったことは間違いなく、より体を気遣うようになったとも言う。
「10代や20代前半の頃のようにはいかないんだな、と感じるようになりました(笑)。