顔半分に白斑・アザを持つ女性たちの戸惑いと葛藤、あえて“晒す”ことでコンプレックスを強みに
「白斑関係ないくらい可愛い」などの多くのコメントが寄せられた。SNS発信によって白斑への捉え方は変化したのだろうか。
「TikTokを始めるまでは、自分を正直受け入れることができていなかったと思うのですが、皆さんが温かいコメントをくださるので、自分のことを少し好きにはなれたと思います。でも正直、まだ受け入れられていないというか、白斑を許しているわけではないですね(笑)。ただ、私の場合は周りに恵まれました。専門学生の時に症状が出たのですが、周りの友達は私の顔がどんどん白くなっていっても、いつもと変わらず普通に接してくれたり、逆に笑いに変えたりしてくれたので助かりました!逆に大人になってから社会に出て、家族や友人じゃない方たちからの目線や言動が少し寂しかったです」
現在は白斑を治したいという想いから、今年の4月に皮膚移植をした。
「完全に皮膚に色がつくまでに、1~3年はかかるそうです。正直、移植後はしばらくすっぴんで仕事にも行かないといけないので、自分の見た目について見慣れてきたと思いつつも、メイクする時はやはり一生懸命白斑を隠してしまうので、白斑じゃなかったらどんなに楽か…といつも思います」