YOASOBI、初ドーム4公演で17万人動員 ikura、5周年経て今後も「ワクワク」【セットリストあり】
経済的にも困窮していた時期に生み出した初期の楽曲たち(「夜に駆ける」~「たぶん」まで)を制作していた頃のことを懐かしむAyase。ikuraも呼応し、見えないところで頑張っている“あなた”へのエールを「ハルカ」に込める。それまでも会場を彩っていた制御型LEDライト「フリフラ」を使ったクイズコーナーで場を和ませると、翌日に配信を控えた最新曲「New me」を披露。LEDに流れる歌詞も相まって、原点とも言えるこの場所が新たなスタート地点でもあることを印象付けた。
ライブにおけるYOASOBIを5年間支えてきたバンドメンバー・仄雲(Dr.)、やまもとひかる(Ba.)、ミソハギザクロ(Key.)、AssH(Gt.)という4人には、サポートといえど根強いファンも多い。インストなのにYOASOBIらしさを感じるエネルギッシュなソロ回しを経て、それぞれが思いの丈を語る。
それを受けての後半戦開幕、というAyaseの掛け声とともに、エレガントなベールをまとったikuraが登場し、「勇者」で一気に空気を引き締める。しばしの静寂ののち、「あの夢をなぞって」冒頭のアカペラに大きな歓声があがったと思えば、YOASOBIのフェス出演や海外公演を強力にサポートしてきたドラムのTatsuya(Crossfaith)