宮沢りえ×尾野真千子×蒼井優×広瀬すずが四姉妹に、昭和を代表する家族劇の傑作『阿修羅のごとく』是枝裕和監督が再ドラマ化
四姉妹を描いたティーザーアートや、昭和レトロなデザインとスタイリッシュな音楽が特徴のオープニング映像も公開され、四姉妹の一見平穏な表情の裏に隠された“秘密"や、彼女たちの葛藤が感じられる作品世界を垣間見ることができる。
「みんな、ひとつやふたつ、うしろめたいところを持ってるんじゃないの」──鋭い人間洞察から生まれたせりふの数々が浮き彫りにするのは、人間の愚かさ、そして愛おしさ。是枝監督による脚色は、人間の本質を突く普遍的なテーマを備えたオリジナルへの敬意を守りつつも、現代的な視点で「女性の自立」にも焦点を当てている。
是枝監督は「会話で交わされる表面上の毒と、その背後に隠された愛、その両方があるから向田邦子のドラマは豊かなんです。それは人を描くうえで大事なところだし、言葉になっているせりふを伝えるだけでは芝居じゃない。今回、四姉妹を演じた4人はみんなそれができる人たちだったので、撮っていて面白かったです」とコメント。
企画プロデュースを担当した八木氏も「時代設定はオリジナルと同様で当時のままですが、是枝さんのお力で今の時代のドラマになったと思います。ドラマにもっとも必要な三要素は、キャラクター、せりふ、ストーリーです。