有村架純×坂口健太郎:4度目の共演『さよならのつづき』がもたらす新たなラブストーリー
――ピアノ、ご自身で弾いていたんですね。
【坂口】本当に死ぬほど練習しました。弾けそうになのに、どうしてもスムーズに弾けないのが、悔しくて。つらかったですね。
【有村】ピアノを弾くシーンを撮影する前に、たまたま支度場にピアノがあって、そこで披露してくれたことがあったのですが、その時はもう完璧でした。でも、本編で初めて聴きたかったかなぁ。
【坂口】架純ちゃんが演奏シーンのことをすごく楽しみにしていたことを後から知ったんです。僕としてはどれくらい上達したか見てほしくて、練習中に撮った動画を「見て、見て」って、見せびらかしていたから。
申し訳なかったなぁ。
【有村】いえいえ、本編でもしっかり感動できました。
――今回、岡田さんは有村さんと坂口さんの意見も聞きながら脚本を完成させたと聞いています。
【坂口】さえ子、成瀬、ミキ、雄介をさまざまな角度から検討していた段階で、「僕はこう思います」と、お話させていただいたことがありました。
【有村】私もとても良い経験になりました。与えられたものをただ受け入れるだけではなく、自分の意思表示をすることも大切だと思いました。自分も積極的に関わることで、作品作りに一緒に参加しているという気持ちが高まりますし、自分の発言に責任と自覚を持って臨むことはプラスになると思います。