霜降り明星せいや、当たり前になった“肩パン”「顔が引きつるが耐えた」 高校時代の壮絶な経験明かす
せいや初の半自伝小説『人生を変えたコント』執筆風景
お笑いコンビ・霜降り明星のせいやが初の半自伝小説『人生を変えたコント』(ワニブックス)を25日に発売する。自身が高校時代に経験した「ある日、突然はじまった」壮絶ないじめを赤裸々に明かし、いじめから何とか抜け出そうと生み出した1作のコントについてつづった内容。同書から、「大阪市市立ホシノ高校1年生のイシカワ」が語った、エスカレートしていったいじめへの詳細について、一部抜粋し紹介する。
■当たり前になった“肩パン”「顔が引きつるが耐えた」
相変わらず弁当の時間は、プールの裏、通称“オアシス”で食べるようにしていたが、休憩時間の教室のいじめのレベルはどんどんエスカレートしていった。
クラスの空気も、イシカワが何かされていても、イシカワが泣いたり怒ったりもせず、トラブルになっていなかったので、この景色に慣れてきていたのだ。
肩にパンチを食らう肩パン。これが毎回当たり前のように行われるようになっていた。イシカワは顔が引きつるが耐えた。
ヘコたれていないイシカワの素振りを見てつまらないと思い始めた黒川の軍団は、4階の窓から4人でイシカワを担ぎ上げて廊下に足だけ残し、体を半分以上、窓から外に出して、イシカワのリアクションを見るという遊びを決行した。