『あのクズを殴ってやりたいんだ』倉悠貴、玉森裕太の魅力を熱弁「気さくで少しユニーク」
大東駿介さん演じる平山大地が第3話で言っていた「ボクシングは相手を敬うスポーツなんだ。同じだけ苦労をしてきた相手を尊敬する。だから全力でぶつかって殴るに値するんだ」というセリフが印象的です。それはボクシングだけに留まらず、人間対人間でもそうですし、たぶん様々なところで通じることだと思うのですごくいい言葉だなと感じました。
――ほこ美は自分を変えるためにボクシングを始めましたが、倉さんご自身が人生の転機になったと感じる出来事はありますか?
この業界に入ったことが人生の転機でした。大阪出身だったので上京するということ、親元を離れたことも、この仕事を始めたことがきっかけ。当初は本当に不安でしたし、どれだけ気合いを入れても、結果がついてくるかどうかも分からないですし。今でもそういう不安感や焦燥感はあって。
裸一貫になって生きていくみたいな人生の転機だったかなと思います。
――倉さんが<折れない心><諦めないマインド>を持ち続ける秘訣はありますか?
“誰々に負けないように”という大きな目標があって、「そうなってやるんだ」「やってやるんだ」と思っていた時期がありました。ですが、最近はもちろんそういう思いも持っていますが、自分のペースというものがあって、そのペースで着々と、粛々と1歩1歩階段を上がっていくほうがいいかなと思い始めたんです。