出張先の札幌での休日。「円山原始林」で自然に包まれ、古民家カフェ「森彦」でほっとする。
そしてそれを覆うたくさんのつるは、緑いっぱいに包まれた夏の姿を想像させます。ここでコーヒーがたのしめるなんて、なんてすてき!
のれんをくぐって中に入ると、期待を裏切らないセンスの良さにさらにテンションが上がり、 すぐ目の前の小さなキッチンではスタッフさんたちが真剣な面持ちで丁寧にコーヒーを淹れていました。頭上は吹き抜けになっていて、2階席でおしゃべりとコーヒーをたのしむ声が聞こえてきます。
人気のお店らしく、わたしの前に2組ほどいましたが、それほど待つこともなく2階の席に案内されました。可愛らしい狭い階段を上がって、空いている窓際の席に座ります。
コーヒーは濃厚な深煎り。ハイキングの後の体に、真っ黒なコーヒーと優しく甘いプリンが良い具合にしみていきます。深煎りコーヒーと古民家がすきなわたしには驚くほどのどんぴしゃ感。視覚と味覚はもちろん、からだ全体で味わえるその空間にはゆっくりと時間が流れているようで、まさに特別なひとときでした。
森彦は「MORIHICO.」