赤面症を治す方法はあるの?意識したい3つのポイント
相手の反応や会話の内容ではなく「自分がどう見られているか」ということに意識が集中してしまっていませんか?
■他人にどう見えているか決めつけてしまう
二つ目は、自分の中にある「自分自身についての偏った情報」に基づいて、周囲の人の目に自分がどう映るのかを判断してしまうということです。たとえば、赤面症のある方は、実際以上に自分が真っ赤になっている自己イメージを頭のなかで描いていることがあります。
そしてそのイメージをもとに
「こんなに真っ赤になっている自分は変だと思われているに違いない」
といった風に、周囲のひとの目に自分がどう映っているのかを判断してしまいます。
■「安全行動」をしてしまう
三つ目は、恐れている結果になるのを防ぐために行う「安全行動」と呼ばれる行動をしてしまうことです。
たとえば、赤面している顔を見られないようにするために下を向いて話したり、顔を手で隠そうとするような行動が安全行動といえます。
しかし、こうした行動は実は逆にひとの注目を集めてしまったり、「変だと思われている」といった考えを強めてしまうことになります。
こうした視点に基づき、クリニックで行う認知行動療法では、一人一人のクライアントさんの話を聴きながら、赤面恐怖が起きている状況のモデルを作成します。
そしてそのモデルに基づいて、その人に必要な様々な治療ステップを行っていきます。