ハンサムな彼女の“17”のわがまま - She Has Her Own Ways #2
2表情を彩るのは赤いリップだけ
アイシャドウもチークも使わない。顔に印象的な色をのせるとしたら、赤いリップだけだ。そしてそれはオンクル(伯父さん)スタイルと相性がいい、という発見。赤リップは、昔のようにフェミニンさを強調するメイクではない。伯父さんには絶対まねできない、女性だけに許されたおしゃれ心なのに、塗るとどこか男前な表情になる。
半袖ブラウス¥13,000 / Pilgrim Surf+Supply(ピルグリム サー + サプライ)、腰に巻いたG ジャン¥40,000、パンツ¥28,000/ともにフィルメランジェ
3いつも手元に『新古今和歌集』を
国語の授業でしか読んだことがない、なんてもったいない。情緒豊かな和歌の表現に触れると、普段何気なく見ている風景が違って見える。近所の散歩がもっと楽しくなる。
特別な風景がなくたって、まわりにはいつも四季があるから。恋をしているときは、「恋歌」のページばかりを開いてしまう。昔の人の“ 忍ぶ恋” や、“ 粋” の世界に酔いしれる。
天つ空
豊明に見し人の
なほ面影のしひて恋しき
前大納言公任
(訳)