チェコ人に教わる「何もしない」ことを楽しむバカンス【いろどりのチェコ vol.11】
ビーチに寝転がって、本を読みながら日焼けを楽しみ(女性でも少し焼けているくらいがかっこいい)、涼しい時間になったら辺りを散歩し、日没時間が遅いため夕暮れ時がずっと続いているかのような夏の夜をシンプルなディナーとワインで過ごす。
欧州人のこういうバカンスの過ごし方を聞くと嫉妬してしまう。私だったら、もし2週間の休みがあったらきっと予定を詰め込んでしまうだろうから。
ゆっくり心も体も休めてこそ本当の「休み」だというのは頭では理解できるものの、日本人にとってせっかくの休暇を「何もしないこと」に費やすのはなかなか勇気がいるのではないだろうか。

そして、夏の終わり。
我が家はというと、夏休みを利用して日本へ一時帰国をしたので、ビーチで過ごすようなバカンスは無し。その代わりに日本人らしく予定いっぱいで慌ただしくも充実した日々を日本で過ごした。
灼熱の日本から戻ってくると、公園がすでに半分黄色く染まっていた。
風にはすっかり秋の気配を感じる。

文・写真:Noriko Naniwa
Blog:http://www.howtobeczech.com/
Instagram:https://www.instagram.com/nrkn/
道路で目にした不可解な光景 行き止まりかと思ったら…「これはナイス」「賢い」