【duft】ギャラリーのような空間と香りで感じるフラワーショップ
どこからともなくにおい立つ草木の香りに、ふと過ぎる微かな思い出。
記憶が香りをたどっていくと、感覚がすっと研ぎ澄まされていく。
花のある繊細でひそやかな日々を届けることが、「duft」のコンセプトです。
「duft」には町のお花屋さんではあまり見かけない、珍しい種類の草花が並びます。
名前を知らない目新しい花々。
見たことがないはずなのに、その香りはなぜか懐かしさを帯びています。
むずがゆいような、そして心地良いような、不思議な感覚が「duft」には漂います。
このお店のオーナーである若井ちえみさんは、独立して3年ほど。
「花屋」という仕事を選んだ若井さんのストーリーをうかがいました。
花屋が仕事になった理由
若井さんは、北海道出身。
地元に住んでいた時はまだいろいろな仕事に興味がある年頃で、花屋は掛け持ちして働いていたアルバイトのうちの一つでした。
この頃は、花屋として生きていくことは思い描いていなかったといいます。
唐突に転機がやって来たわけではなく、アルバイトとして仕事を続けているうちにその興味が深まっていったそう。
花と花、色と色との組み合わせ。