2011年12月2日 15:04
C・イーストウッドはなぜ『J・エドガー』を撮ったのか?最新コメントを入手!
と説明。さらに「これが単なる伝記映画だったら、私はやりたいと思わなかっただろうね。私は人間関係を描く映画が好きなんだよ」とコメントしている。
近年でも、ラグビー南アフリカ代表の実話を基にした『インビクタス/負けざる者たち』や、太平洋戦争を日米双方の視点で描いた『父親たちの星条旗』『硫黄島からの手紙』など、実際にあった出来事をベースに映画を発表してきたイーストウッド監督だが、確かにいずれの作品も“物語”だけでなく、そこでの人間関係や、事件の背後にひそむ巨大な力、どんな事件にも内在している普遍的な真理や不条理を描き観客を圧倒的してきた。日本の観客にとって、フーパー長官はなじみの薄い人物かもしれないが、イーストウッド監督のコメントの通り、『J・エドガー』は観客が米国史の予備知識がなくとも向き合える“人間関係を描く映画”に仕上がっているようだ。
『J・エドガー』
2012年1月28日(土) 丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
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