2012年1月20日 16:30
タランティーノも絶賛した『アニマル・キングダム』、新鋭監督のコメントが到着
そんななか、クエンティンのような人物が公にそんな発言をしてくれると本心に違いないと思えるので、喜びもひとしおだった」
とはいえミショッドの目指したのは「タランティーノやガイ・リッチーのクライム映画とは違うもの。もっとシリアスにしたかったし、暗く不快であるにもかかわらず、詩的で美しい世界にしたかった」。つまり、模倣などではなく、自分の個性を押し出したオリジナルな作品にしたかったということだ。
そんな自信をのぞかせるだけあって、他の作品に対しても手厳しく「映画を観るとほとんどが失望させられるので、本を読んだり音楽を聴いている」のだとか。そして「『アニマル・キングダム』は美しい音楽のついた良質の小説のような作品を目指した」という。この個性と自信が嘘でないことは『アニマル・キングダム』を観ればわかるだろう。
文:渡辺麻紀
『アニマル・キングダム』
1月21日(土)よりTOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー
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