2012年2月17日 21:13
M・スコセッシ監督が映像を学ぶ日本の若者にメッセージ
米アカデミー賞で最多11部門にノミネートされているマーティン・スコセッシ監督の最新作『ヒューゴの不思議な発明』が3月1日(木)から日本公開されるのを記念して、スコセッシ監督が17日に都内で映像を学んでいる学生たちと対面し、“一夜限りの白熱教室”を開催した。
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学生たちの大歓声に迎えられて登壇したスコセッシ監督は、何度も「アリガトウ!」と満面の笑みであいさつ。冒頭、司会者から本作がオスカー最多候補になっていることについての感想を求められると、スコセッシ監督は「私は“自分の中で成功”と思える作品づくりを目指しています。『ディパーテッド』が(オスカーを)受賞したことは、タイミングが合ったのだろうし、ハリウッドというコミュニティのトレンドによるものでしょう」と冷静に分析。しかし、学生から「想像力の源は?」と質問されると「想像力は自分の中にあるもの。私は映画をつくるときには、いつも子どもの頃に想像したものを思い出します。だから、子どもの視点で描いた本作は、自分にとって特別な映画になりました」と熱く回答し、「私のキャリアの中で変わらないものは、映画に対する“情熱”です。どんな困難になっても、自己表現をするために情熱を持ち続けなければならない。