くらし情報『米大統領選を描いた『スーパー・チューズデー…』を日本の政治家はどう見た?』

2012年4月26日 15:38

米大統領選を描いた『スーパー・チューズデー…』を日本の政治家はどう見た?

ですから、私は彼の“忠誠心”というものには一種の共感を覚えました」と語る。

本作に登場する選挙の“裏方”たちは、それぞれが野心を抱えながらも、時に協力し、候補者の当選という目標に向かって全力を尽くす。世耕氏は、選挙で戦う人間の条件について「まず、良い選挙運動をやろうと思ったら、1人が1番いいんですよ。選挙というのは、みんなでワイワイやるものではなくて、指揮系統がしっかりしていることが大事です。要するに、ピラミッド形式になっていて、その頂点に誰かがいなくてはいけないんですよね。だから、そういう意味では必要なことというのは、リーダーの言う事を聞き、ちゃんとそこで力を発揮できる人ということになりますね」と説明する。しかし、映画ではそのピラミッドが、ある事件を機に崩れ、歪み、様々な人間模様を描き出していく。

本作は、実際の選挙戦を戦った裏方が脚本に関わった作品だけあり、政治の世界の“生々しさ”がしっかりと描かれている。
世耕氏は「政治のことを軽薄に見て、『政治家達は、いい加減にやってるんだろうな』と思っているような人たちにこの映画を観てほしいですね。実際はこういう形で真剣勝負をし、人間性などすべてをかけた戦いをしていて、それを経た人が議員になっている。

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