2012年6月5日 12:41
「まさか動物園を買うなんて!」『幸せへのキセキ』原作者が波乱の実体験を語る
『あの頃ペニー・レインと』の名匠キャメロン・クロウ監督がマット・デイモンと初コンビを組んだ『幸せへのキセキ』が6月8日(金)に公開。ガンで妻を亡くしてしまった平凡な男と子供たちが、「動物園を買って再建する!」という無謀なチャレンジを通して再生していくヒューマンドラマだが、これは実際に起きたストーリー。まったくの素人から突然動物園オーナーになった原作者、ベンジャミン・ミーが実体験と映画について語った。
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もともとは新聞に日曜大工のコラムを寄稿するフリーライターだったミーは、「動物園を買うなんて、狂気の沙汰だと思った」と笑う。「ところが閉園中だった動物園を見に行って、250匹もいる動物たちに恋をしてしまったんだ。それに買い手がつかなければ、ほとんどの動物が処分されると決まっていた。そのときに、こう考えたんだ。僕にはアフリカで起きている悲劇を止めることはできないが、目の前の動物たちを救うことはできるんじゃないかって」
地元イギリスのテレビ番組で紹介されたり、ミー自身が体験記を出版したりしたことで、彼の一家はたちまち有名になり、ハリウッドから映画化話が舞い込むようになった。
「大金をオファーされて舞い上がったよ!でも土壇場でこう言ったんだ。