2012年10月5日 15:26
池上彰氏、CIA史上最大の“奇策”を描いた『アルゴ』をわかりやすく解説
同時にこの人相ならイランに溶け込めるな、という見事な役作りをしている」と太鼓判を押した。
また、イランのアハマディネジャド現大統領は、映画の冒頭でアメリカ大使館を襲撃した勢力グループに属していたといわれ、「イランが今も抱える問題は、あの襲撃事件から始まったともいえる」と解説した。最近ではリビアの米領事館が襲撃され、駐在大使ら米国人4人が殺害される事件も発生。池上氏は、「今の時代も、世界各地で大使館の襲撃が起きている」といい、「かつてペルーの日本大使館で人質事件が起きた時も、日本側になす術はなかった。またいつか同じような事態になった場合、さあ日本はどうするか」と危惧していた。
『アルゴ』
10月26日から全国ロードショー
取材・文・写真:内田 涼
高橋一生・露伴の“ヘブンズ・ドアー”裏側が公開 新作「密漁海岸」