2012年12月14日 18:46
T・バートン監督が『フランケンウィニー』を“語りなおす”意味とは?
ティム・バートン監督の3Dアニメーション『フランケンウィニー』が15日(土)から日本公開される。1984年に製作された短編映画をなぜバートン監督は改めて“語りなおす”ことにしたのだろうか? 来日したタイミングで話を聞いた。
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本作は、科学の大好きなヴィクター少年が、事故に遭った相棒の犬スパーキーを、授業で習った“電気の実験”を応用して甦らせることから始まる大騒動を描いた作品で、基になったのは監督がシェリー・デュヴァルらを起用して1984年に製作した短編映画だ。「短編を作った頃はアニメーターをしていたから、実写で短編をつくる機会を与えられてよろこんだけど、今回は前よりも“純粋”な気持ちで作品に向き合うことを心がけたよ」。
そこでバートン監督は本作を実写ではなく、人形をひとコマずつ動かして撮影するストップモーション・アニメで描くことを選んだ。CG全盛の現在では少しずつ職人たちも減りつつある手法だが、バートン監督は以前から「この題材は実写よりもストップモーション・アニメに適していると考えていた」という。「私としてはすべての芸術形態が残ってくれればいいと思っているんだ。CGアニメも素晴らしいけど、手描きアニメもストップモーション・アニメも残ってほしい。