と振り返る。
エアー監督は徹底的にリサーチを重ねて脚本を執筆し、手持ちカメラの荒々しい映像を武器に高評価を集めているフィルム・メイカーで、本作ではシュワルツェネッガーを“アクション・スター”として扱わなかった。「アーノルドには典型的なハリウッドのアクション俳優のように演じてほしくなかったんだ。誰もがこれまでの彼とは別人のように思うだろう。これこそ俳優としてのアーノルドが踏み出した新しいスタイルなんだ」。
トレードマークの葉巻こそ手にしているものの、首にタトゥーを入れ、終始、苦悩の表情を浮かべているシュワルツェネッガーの姿はこれまでに見たことがないものだ。「シュワルツェネッガーを観て育った」と語る共演者のサム・ワーシントンは「白髪頭の鍛えられた戦士だが、自分の家族を大切に育もうとする男。そんなアーノルドは誰も見たことがないし、誰も追求してこなかった」と、彼の新たな挑戦に賛辞をおくる。
宇宙人も武装集団もすべてひとりで倒してきた“最強のハリウッド俳優”シュワルツェネッガーは、新作でどんな新境地を見せるのか? 公開が楽しみだ。『サボタージュ』
11月7日(金)、TOHOシネマズみゆき座ほか全国ロードショー
小松菜奈と松田龍平が不思議な引力で惹かれ合う 『わたくしどもは。』本編映像