と総括。その上でニューヨークをさまよう薬物中毒者を描いた『神様なんかくそくらえ』を「最もインスピレーションを刺激された作品。映像、語り口、演技のバランスが一番良かった。もちろん、審査員の間では意見が割れることもあったが、議論を重ねることで、最終的には満場一致だった」と評した。
第27回東京国際映画祭の主な受賞結果は、以下の通り。
東京グランプリ:『神様なんかくそくらえ』
最優秀監督賞:ジョシュア&ベニー・サフディ監督(『神様なんかくそくらえ』)
審査員特別賞:『ザ・レッスン授業の代償』
最優秀女優賞:宮沢りえ(『紙の月』)
最優秀男優賞:ロベルト・ビェンツキェビチ(『マイティ・エンジェル』)
最優秀芸術貢献賞:『草原の実験』
WOWOW賞:『草原の実験』
観客賞:『紙の月』
取材・文:内田 涼
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