本作の最大の見どころは、音楽を奏でる喜びに包まれた演奏の数々と、衝撃のラストシーン。監督の「曲が良くなければ良い作品にならない」という考えのもと作成された劇中曲は、どれも思わず聴き入ってしまうものばかりで、音楽映画としての見応えはもちろん、ただの感動の人間ドラマだけではない、衝撃的な“秘密”を持った秀逸な脚本と、名演出で観る者の心を大きく揺さぶる。
このほど公開された特別動画に収められたのは、主人公サムと彼にバンド結成を持ちかける若者クエンティンが、『Real Friends』という楽曲を初めてステージ上でセッションするシーン。主人公サムを演じたビリー・クラダップは、『あの頃ペニー・レインと』でもロック・ミュージシャン役を演じ、世界的に有名なギタリストのピーター・フランプトンから指導を受けたギタープレイを披露していたが、本作でもその腕前は健在! プライベートでもバンドを組み、2009年のピープル誌“もっとも美しい100人”に選ばれた期待の若手俳優アントン・イェルチンとともに吹替えなしで歌声を披露している。なお、本日2月6日(金)と、13日(金)の21時10分からヒューマントラストシネマ有楽町で観客が入場料金を決める先行上映が行われる。