くらし情報『監督が語る映画『黄金のアデーレ』』

2015年12月4日 11:58

監督が語る映画『黄金のアデーレ』

20世紀に何が起きたか、どんな過ちを犯したかを思い出させることは重要だ。思い出すのは重要なことなんだよ」。

本作には痛みを抱えたまま過去に向き合うことの難しさと重要さが、ふたつの時代を行き来しながら重層的に描き出される。一方で、本作は主人公のマリアと、弁護士のランディの掛け合いに魅了されるドラマでもある。「この映画はある意味で、おかしな2人組のロードムービーと言えるかもしれない。過去に向かう感動的な旅路で、若い男と年配の女性がお互いのことを好きになり、理解し合うようになるんだ。マリアは最初、彼のことを少々、うっとうしくて失礼な若者だと感じている。彼のほうは彼女を高圧的で癪にさわると感じている。
でもマリアがウィーンに帰国するという感動的な旅路を一緒にたどることになる。そして当時のことや、お互いのことを学ぶんだ」

観客はミレンとライアン・レイノルズのテンポのいい掛け合いを楽しみながら、ふたりと共に旅し、国境を超え、時代を超えて、重要なメッセージや想いにたどりつくはずだ。『黄金のアデーレ 名画の帰還』
11月27日(金)、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー

(C)THE WEINSTEIN COMPANY / BRITISH BROADCASTING CORPORATION / ORIGIN PICTURES (WOMAN IN GOLD) LIMITED 2015

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