「ヘレン・ミレン」について知りたいことや今話題の「ヘレン・ミレン」についての記事をチェック! (1/6)
世界的大ヒット作『ワンダー 君は太陽』のアナザーストーリー『ホワイトバードはじまりのワンダー』のニューヨークプレミアが開催された。2022年の公開予定から2年の延期を経て、ついに10月4日(金)より北米公開となる本作。ヘレン・ミレンをはじめ、アリエラ・グレイザー、オーランド・シュワート、ブライス・ガイザーら俳優陣のほか、監督のマーク・フォースター、原作者で製作総指揮のR.J.パラシオ、脚本家で製作総指揮のマーク・ボムバックらスタッフ陣がニューヨークのDGAシアターに登場。Rue 57で開催されたプレ・レセプションにも出席し、そこにはダスティン・ホフマン、ジョン・コルベット、クリストファー・ロイドなど著名人も来場した。前作「ワンダー」(ほるぷ出版)、そして本作の原作者であるR.J.パラシオは、「映画化するにあたりマーク・フォースター監督が加わり、彼は撮影や照明に芸術性をもたらし、映画ではもうあまり見られないような壮大でありながらとてもやさしく美しい質感に仕上げてくれました。この映画化には本当に感激しています」と本作の映画化に大満足の様子。ヘレン・ミレンについて聞かれると、「どんな映画に出演しても間違いありません。だから彼女と契約した瞬間、『よし、これで本当に特別なものになる!』と確信しました」と語った。「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」(24年春コレクション)の黒のチュールドレスを着用し優雅な姿を披露したヘレン・ミレン。本作について、「とてもエキサイティングでした。この映画をつくったのは4年ほど前ですが、いろいろなことがあり公開がストップしていました。でも、私たちはみんな、今がこの特別な映画の公開にふさわしい時期だと感じています。和解、友情、勇気、仲間のために立ち上がることについて描かれ、この映画がこうしてニューヨークで公開されることに感激しています」と、満を持して映画が公開されることへ感謝。「私は祖母を演じています。いまはとても成功した人生を送っていますが、若い頃はそうではありませんでした。贖罪と優しさの大切さについて描かれた素晴らしい物語です。いじめっ子で不愉快な人間であるがゆえに学校を退学になった孫に、自身の過去の話をします。仲間をサポートすることがいかに大切かを彼に理解させようとするんです」と作品のテーマと役柄についてコメントした。前作よりジュリアン役を続投するブライス・ガイザーは、「この作品は『ワンダー君は太陽』に続いており、ジュリアンは学校から締め出されますが、そこから何も学んでいません。いじめっ子が登場する映画の大体はそうだけど、この作品はどうなるのか見届けてほしいです」と話す。本作で初共演となるミレンについては「撮影の準備をしながら『クィーン』を観ましたが、正直なところ彼女に会うのはとても緊張しました。ですが、自分をもっと良い役者に育ててくれるのではと考えていたので、彼女から学べることはすべて学びました。ヘレン・ミレンはとても素晴らしいです!」と、2人の共演が特別な時間であったことをふり返った。『ホワイトバードはじまりのワンダー』は12月6日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ホワイトバードはじまりのワンダー 2024年12月6日よりTOHO シネマズ シャンテほか全国にて公開© 2024 Lions Gate Films Inc. and Participant Media, LLC. All Rights Reserved.
2024年10月01日クリス・コロンバスが監督する次回作『木曜殺人クラブ』に、ヘレン・ミレン、ピアース・ブロスナン、ベン・キングスレーが出演することになった。イギリスのテレビ番組ホスト、リチャード・オスマンが書いた小説の映画化で、コロンバスは脚色も手がける。未解決事件の調査をして暇を潰す老人たちが、身近に起きた殺人事件の解決に乗り出すことになるというユーモアに満ちた物語。製作はスティーブン・スピルバーグのアンブリン・エンタテインメント。撮影は6月にイギリスで始まる。コロンバスの最近の監督作は、Netflixの『クリスマス・クロニクル PART2』文=猿渡由紀
2024年04月24日ゴールデン・グローブ賞受賞の大ヒットシリーズ「イエローストーン」シーズン4と、前日譚シリーズ第2弾「1923」がU-NEXTにて配信開始された。ハリソン・フォード、ヘレン・ミレンW主演、ダットン家の原点を描く「1923」は、アカデミー賞ノミネート経験もあるテイラー・シェリダン脚本のもと制作された、「イエローストーン」の前日譚シリーズ第2弾。米国での初回放送時には740万人が視聴し、Paramount+サービス史上最大の初回視聴者数を獲得、2022年のケーブル放送における最大のヒットとなった。ハリソン・フォードとヘレン・ミレンがジェイコブとカーラのダットン夫妻を演じ、第一次世界大戦の影響が残る中、パンデミック、歴史的な干ばつ、禁酒法の終わり、世界恐慌といった歴史的な荒波に立ち向かう様子が描かれる。「1923」さらに、ケヴィン・コスナー主演、全米No.1ヒットドラマ「イエローストーン」のシーズン4も配信。本シリーズは、米国では2021年にシーズン4が放送され、シーズンプレミアでは1400万人のビューワーシップを獲得。2017年10月に初回放送された「ザ・ウォーキング・デッド」以来、ケーブルテレビで最も視聴されたテレビ放送となった。米国西部を舞台とし、アメリカ最大の牧場を営むダットン一家と西部先住民や開発業者との土地をめぐる争い、未解決の殺人事件、家族の葛藤を描く。「イエローストーン」シーズン4今シーズンもテイラー・シェリダンが全話の脚本を担当。ルーク・グライムス、ケリー・ライリーなど、豪華俳優陣が顔を揃える。「イエローストーン」シーズン4(全10話)、「1923」(全8話)はU-NEXTにて配信中。(シネマカフェ編集部)
2023年10月13日ヘレン・ミレンが第37回アメリカン・シネマテーク・アワードを受賞することが分かった。同賞は非営利文化芸術団体アメリカン・シネマテークが1986年から毎年、映画芸術に多大な貢献が認められる特別なアーティストに贈る賞。昨年はライアン・レイノルズ、過去にはスティーブン・スピルバーグ、マーティン・スコセッシ、トム・クルーズ、スカーレット・ヨハンソンらが受賞している。同団体の会長ニック・リシータは、ヘレンについて「オスカー、トニー、エミーと演技賞三冠を達成し、俳優たちの中でも比類なきアイコンとして存在しています。彼女は女王役から誘う女の役まで、並外れた技術で新鮮さと魅力を失うことなく演じてきました」「ヘレンに第37回アメリカン・シネマテーク・アワードを贈ることを誇りに、光栄に思います」とコメントした。俳優として50年以上活躍してきたヘレン。150以上の映画・テレビ作品に出演し、2007年にエリザベス女王2世を演じた『クィーン』でアカデミー主演女優賞を獲得した。最近では『ワイルド・スピード』シリーズや『シャザム!~神々の怒り~』でアクションシーンを披露。公開待機作には『バービー』などがある。第37回アメリカン・シネマテーク・アワード授賞式は11月4日、ロサンゼルスのザ・ビバリー・ヒルトンにて開催される。(賀来比呂美)
2023年06月06日最強なのに“逃げ腰”なヒーロー、シャザムの活躍を描く『シャザム!~神々の怒り~』から、DC最大級の笑いとアクションを予感させる日本版本ポスターが解禁。さらに本作を“神レベル”の大迫力でより楽しめる豊富なラージフォーマットでの上映も決定した。本作は、実は最強なのに中身はコドモの逃げ腰ヒーロー、シャザムと怒り心頭な神々との闘いを描く、最強バトル・アドベンチャー。解禁され た日本版本ポスターでは、地球を襲う“神の娘”三姉妹と巨大ドラゴンに睨まれながら「神様、相手はコドモですよ」と絶対絶命の状況に陥るとはつゆ知らず、気が抜けた様子のシャザムが描かれている。怒り心頭の“神の娘”や巨大ドラゴンに圧倒される…のではなく、 まだ“神”をなめてかかっている様子のシャザム/ビリー。劇中でも、“神”をコドモらしさ全開で挑発したり、つい失礼なことを言ってしまい怒りの炎に油を注いだり、ヒーローらしからぬ行動を連発。また、前作では、敵の口上に対して「悪のラスボス的なこと言ってる?」と言い放つシーンも描かれたが、今回も“ヒーローモノあるある”へのツッコミは炸裂するのか?そんなシャザムだが、いざ強大な“神”の力を前にすると「僕にはムリだ、勝てっこない」と逃げ腰全開に…。“神の娘”三姉妹の長女ヘスペラ役のヘレン・ミレンや、ビリー役のアッシャー・エンジェルも「お気に入り!」と絶賛する本ポスター。ビジュアル内で描かれる規格外にデカイドラゴンとの戦闘など、ラージフォーマット(IMAX、4D、Dolby Cinema、Screen X)上映でさらに楽しめる大スケールのアクションシーンにも期待が高まる。『シャザム!~神々の怒り~』は3月17日(金)より全国にて公開。吹替版同時上映、IMAX/4D/Dolby CinemaTM/Screen Xにて上映(一部劇場を除く)。(text:cinemacafe.net)■関連作品:シャザム! ~神々の怒り~ 2023年3月17日より全国にて公開© 2022 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & © DC
2023年02月17日DC最新作となる最強バトル・アドベンチャー『シャザム!~神々の怒り~』が、3月17日(金)に日米同時公開される。この度、DC最強を誇るも、中身はコドモ、“逃げ腰ヒーロー”シャザムが本気で怒った神の娘たちに狙われる姿を映した日本版予告編が解禁となった。主人公シャザムは、古代の魔術師より6人の神のパワー(S=ソロモンの知恵、H=ヘラクレスの剛力、A=アトラスのスタミナ、Z=ゼウスの万能、A=アキレスの勇気、M=マーキュリーの神速)を授かった最強のヒーローだが、その中身は少年のビリー。彼が、魔法の言葉「シャザム!(S.H.A.Z.A.M!)」と唱えると、ドラム缶をデコピンで吹き飛ばすパワー、銃弾を受けてもへっちゃらなボディ、全てを破壊する雷のパワーなど、凄まじい力を持つ超絶マッチョな最強ヒーローへと変身する。今回解禁となった予告編では、大人の事情が全く分からないシャザムが神々を怒らせてしまい、神の娘たちが巨大ドラゴンを引き連れて地球に襲来、世界中を巻き込む戦闘に発展する様子が描かれる。規格外にデカイドラゴンとの戦闘など、大スケールの戦闘シーンも垣間見えるが、まだまだヒーロー初心者のシャザムは、最強パワーを制御できずにビルを半壊、神に対し「アンタ感じ悪いよ、もっと笑えば?」と失礼な言葉で怒りの炎に油を注ぐ。さらに、強大な神の力をいざ前にすると「僕にはムリだ、勝てっこない」と“逃げ腰”全開、主人公らしからぬ姿を見せている。前作に引き続きシャザム役は、『マイティ・ソー』シリーズへの出演でも知られるザッカリー・リーヴァイ。ザッカリー・リーヴァイ、ルーシー・リューらシャザムと対峙する最恐の“神の娘たち”には、「ワイルド・スピード」シリーズでも知られ、『クィーン』でアカデミー賞受賞歴を誇る名優ヘレン・ミレン、『チャーリーズ・エンジェル』『キル・ビル』などのルーシー・リュー、『ウエスト・サイド・ストーリー』のマリア役で圧倒的存在感を放った新鋭レイチェル・ゼグラーという豪華面々が集結。レイチェル・ゼグラー監督は、『アナベル 死霊人形の誕生』をヒットに導いた奇才デイビッド・F・サンドバーグが続投している。『シャザム!~神々の怒り~』は3月17日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:シャザム! ~神々の怒り~ 2023年3月17日より全国にて公開© 2022 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & © DC
2023年02月02日「健康状態に懸念がある」として、滞在中のバルモラル城で医師の管理下にあったエリザベス女王が、「8日午後に安らかに息を引き取った」ことを英王室が発表した。エリザベス女王の死去により、新国王に即位したチャールズ3世は、「最愛の母である女王陛下の死は、私と家族全員にとって最大の悲しみの時です。大切な君主であり、多くの人に愛された母の死を深く悼みます」とコメント。在位70年、英国民に敬愛されたエリザベス女王の死に、セレブたちも悲しみの声を上げている。ヘレン・ミレンは「私はエリザベス女王の時代に生まれたことを誇りに思っています。王冠の有無にかかわらず、高潔さの象徴であった女性の死を悼みます」と追悼。エルトン・ジョンは、「子どもの頃から今日まで、エリザベス女王は私の人生の多くを占めていました。心から寂しいと思います」、ミック・ジャガーも「私の人生を通して、いつもそこにいてくださった」「美しく若い女性であったときから、イギリスの最愛の祖母になるまでを覚えています」と回顧。デヴィッド・ベッカムは「私たちがいま、深い悲しみの中に包まれているというのは、女王がこの国と世界中の人々にとって、いかに重要な存在であったかを示しています。彼女のリーダーシップは、どれだけ私たちを勇気づけてくれたことでしょう。つらい時代に、どれだけ私たちを慰めてくださったことでしょうか」と称えた。ほかにもポール・マッカートニー、プラチナ・ジュビリーで女王にお茶会に招かれた「くまのパディントン」、アメリカからはドウェイン・ジョンソン、パリス・ヒルトン、リース・ウィザースプーンらがお悔やみのメッセージを寄せている。(賀来比呂美)
2022年09月09日やっぱり、涙を堪え切れなかった。いつも同じ場面になると堪えられない。アニー・サリヴァンの高畑充希、ヘレン・ケラー役の平祐奈、さらに森新太郎の演出、その他。傑作『奇跡の人』は私を泣かせてくれる。(ちなみに涙腺が脆くなる舞台作品は他にミュージカル『オペラ座の怪人』『アニー』である)。第1幕。ヘレンが出てくる。手探りでドア伝い、広く大きな壁伝いに歩みを進める。前回のヘレン・鈴木梨央が演じた時より短い場面だったと思うが、既に私の目頭は熱くなっていた。初舞台の平には愛しくなるほどの可愛さ。笑顔、戸惑いの表情が豊かなのだ。また大きく広げてバランスを取る両手の演技。アニーが伝える指文字に反応する仕種、口に指を入れて、しゃべりたい衝動の場面はやり切れない思いになった。第2幕は闘いの始まり。ナイフ、フォーク、お皿を拒否するヘレンと諦めないアニー。まるで喧嘩の食事の見せ場だが、ヘレンが一回転して床に転がる演出は少々、過剰。三重苦の少女には過酷に思えた。幼くして亡くなった弟ジミーとの回想場面で「痛いよ!」の声を聞く高畑の絶望的な表情、また、2週間という期限でガーデンハウスに籠もるふたりの沈黙と静寂には胸が締め付けられた。この場の照明が何とも効果的なのである。「目にとっての光、心にとっての言葉」。さらに、「私はヘレンを愛します、ずっと」といった心に届く台詞をメリハリを付けて話す高畑がいい。そして、井戸のポンプを激しく押し続けていっぱいの水を手に、また頭から浴びるヘレンの名場面。その一瞬の平。「水」という物質から感じ取った“世界”を全身で表現した。顔、手、肩それぞれを豊かな感受性で演じていた。驚いた。平は最優秀新人賞の最有力候補だろう。母ケイトの村川絵梨、エヴ伯母の増子倭文江、召使いヴァイニーの山野海。女優陣が敢闘賞だ。森新太郎の演出。例えば2週間の隔離生活を終えて再開した母と抱き合う、また父にも抱かれるヘレン。大いなる見せ場を大仰にではなく、自然の動きの中で見せるなど細部に目が行き届いて秀逸だった。プロフィール大島幸久(おおしま・ゆきひさ)東京都生まれ。団塊の世代。演劇ジャーナリスト。スポーツ報知で演劇を長く取材。現代演劇、新劇、宝塚歌劇、ミュージカル、歌舞伎、日本舞踊。何でも見ます。著書には『名優の食卓』(演劇出版社)など。鶴屋南北戯曲賞、芸術祭などの選考委員を歴任。「毎日が劇場通い」という。★舞台『奇跡の人』東京公演千穐楽6月5日(日) 12:30公演はライブ配信あり(アーカイブなし)公式サイト:
2022年06月05日今年2月に、エリザベス女王(エリザベス2世)が在位70周年(プラチナ・ジュビリー)を迎えた。これを記念し、今年はさまざまなイベントが開かれる。5月15日には、英ITV局が「The Queen‘s Platinum Jubilee Celebration」というイベントをウィンザー城の敷地内より生放送する。「Variety」誌によると、出演者はヘレン・ミレン、トム・クルーズ、ダミアン・ルイス、コメディアンのオミッド・ジャリリらといった豪華な顔ぶれ。イベントで行われるのは1300名のパフォーマーと500頭の馬が出演する全4幕の舞台で、各幕を異なるホストが監督する。そのホストを務めるのがトム、ダミアンら。オミッドはナレーターを務め、ヘレンは劇中でエリザベス1世を演じるという。ヘレンはドラマ「エリザベス1世 ~愛と陰謀の宮廷~」でエリザベス1世を、『クィーン』でエリザベス2世を演じたことがある。ITV局は「エリザベス女王のプラチナ・ジュビリーのイベントでテレビ放送が初となるものを、ここITVで放送できることに興奮しています。この記念すべき日を祝し、映画界とテレビ界で最も有名で尊敬の念を集める人たちによるショーーー拍手喝采間違いなしのパフォーマンスと歴史的な壮大な旅を国民のみなさまにお届けします」とコメントしている。(Hiromi Kaku)
2022年04月22日アカデミー賞俳優ジム・ブロードベントとヘレン・ミレンが共演、日英同日公開となった『ゴヤの名画と優しい泥棒』。製作国イギリスでは、652スクリーンで拡大公開し週末3日間累計は992,261ポンドを達成、大作が多数公開される中、興行収入ランキングでは『ナイル殺人事件』を抑え初登場3位となった。この度、ジム・ブロードベントとヘレン・ミレンがまるで夫婦漫才かのような掛け合いを魅せる本編映像が解禁となった。『アイリス』(2001)でアカデミー賞助演男優賞を受賞し、『ハリー・ポッター』シリーズや『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』など話題作に出演するジム・ブロードベントと、『クィーン』(06)でアカデミー賞主演女優賞を受賞し、『黄金のアデーレ 名画の帰還』や『RED』『ワイルド・スピード』シリーズなどジャンルを問わず活躍するヘレン・ミレン。今回解禁された映像は、イギリスが誇る名優2人による、息の合った軽妙なやり取りを堪能できるシーン。バントン夫妻が夕食を食べ終えたところ、ジャッキー(フィン・ホワイトヘッド)が兄ケニー(ジャック・バンデイラ)と帰宅する場面から始まる。ケンプトン(ジム・ブロードベント)が「“放蕩息子の帰還”金を渡すな」と呟くと、ドロシー(ヘレン・ミレン)は「お金はない」と嫌味を吐く。自身が入店禁止を食らっているパブに、息子たちが行っていたと知ったケンプトンは「裏切者」と呟き、「最低の店だ」「私を“トイレ紙泥棒”と」と愚痴をこぼす。それにドロシーはすかさず「盗んだわ」とツッコミ。「そうだが証拠はないぞ」と食い下がるケンプトンだったが、これにもドロシーが「バカなの?」と辛辣な言葉で返す。言い返す言葉に困ったケンプトンは言葉に詰まる。ケンプトンが「ニュースつけろ」と言うと、ドロシーはテレビを見るための「許可証がない」と返答。ケンプトンは過去に受信料未払いで逮捕されている。小言を並べるケンプトンに毒舌で応酬するドロシーの掛け合いは、まるで夫婦漫才のよう。そんな中、ドロシーをよそにケンプトンがテレビをつけ、ようやく家族団らんかと思いきや、今度はケニーとドロシーの親子喧嘩へ。ケニーは部屋を飛び出し、ドロシーは追いかけるも口論は続く。ケンプトンは「“国連”が介入するか」と仲裁に向かうが、1人残ったジャッキーは「ウェリントン公爵」がゴヤ史上最高額で購入されたと報道されているテレビを興味深そうに眺めている…。この一家の様子を収めたシーンは、これから起こる盗難事件を予感させる場面にもなっている。『ゴヤの名画と優しい泥棒』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ゴヤの名画と優しい泥棒 2022年2月25日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開©PATHE PRODUCTIONS LIMITED 2020
2022年03月04日1961年、ロンドン・ナショナル・ギャラリーで実際に起きた名画盗難事件を基にした実話の映画化『ゴヤの名画と優しい泥棒』。この前代未聞の大事件の犯人は、名優ジム・ブロードベントが演じる60歳のタクシー運転手ケンプトン・バントン。今回、ケンプトンの妻ドロシーを演じたヘレン・ミレンの劇中写真とともに、ヘレンとロジャー・ミッシェル監督のコメントが解禁された。これまで『クィーン』では英国君主エリザベス女王、『RED/レッド』シリーズでは元凄腕の殺し屋、『グッドライアー偽りのゲーム』では詐欺師を演じ、『ワイルド・スピード』シリーズではカーアクションもこなすなど、幅広い活躍を見せるヘレン・ミレン。そんな彼女が本作で演じたのは、ケンプトンの長年連れ添った妻・ドロシー役。ケンプトンが職を転々とする一方で、家政婦として働き続けてきた。今回解禁となった場面写真では、エプロン姿で掃除機をかけ、スポンジで暖炉を磨き、雇い人のドレスの着替えを手伝う、かつて女王を演じたヘレンのイメージを覆す姿が収められている。ヘレンは、脚本と自身の役どころについて「愛情あふれる脚本に魅せられました。私は60年代という時代も大好きなんです。私が演じたドロシーという女性は地に足が付いた人。夫のケンプトンは夢想家だけど、いろいろな意味でとても献身的で勇気がある人だと思います」と明かし、続けて「ケンプトンだけでなく、ドロシーの態度も見習うべきですよね。夢を見るのはとてもいいことだけど、月々の支払いは待ってくれないから(笑)。だから、現実的な生活をしている人たちの声も聞くべきなんです」と語っている。ケンプトンに関する情報はたくさんあったが、脚本と1枚のドロシーの写真だけで役作りをしなければならなかったというヘレン。その写真を見て、キャラクターになりきるためには肉体的な改造が必要だと感じたという。昨年9月に逝去したロジャー・ミッシェル監督の長編遺作となる本作だが、生前の監督は「ヘレンがドロシーになりきる準備をしていたことにとても驚きました。彼女は、まったく何の気負いも衒(てら)いもなく自分を変えていったんです。観客は彼女がやったことに驚くはずです」とヘレンの変貌ぶりを称えている。ドロシー本人の写真(右)一方、ヘレンは監督について「この映画の物語には、彼の優しさ、素晴らしいユーモアのセンスそのものが反映されていると思います。物語と彼自身が真に融合していたんです」と回想している。『ゴヤの名画と優しい泥棒』は2月25日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ゴヤの名画と優しい泥棒 2022年2月25日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開©PATHE PRODUCTIONS LIMITED 2020
2022年02月05日高畑充希主演『奇跡の人』が2022年5月より、東京と大阪で上演されることが決定した。本作は家庭教師アニー・サリヴァンと三重苦の少女ヘレン・ケラーを題材にした舞台。 各国で翻訳されたこの戯曲は世界中で上演され、60年経った現在も観客を感動させ続けている。『奇跡の人』の原題は『The Miracle Worker』。それはヘレン・ケラーではなく、彼女の先生であるアニー・サリヴァンを意味する。見えない、聞こえない、喋れない三重苦を抱えたヘレン・ケラーや単なる道徳的な話ではなく、アニーの諦めず戦い続ける姿を描く作品だ。ヘレンが「Water」という言葉を、知るのではなく理解する、悟るシーンは勿論、ヘレンだけでなくその家族ひとりひとりも、アニーとの関わりを通して、自分自身の価値観等と戦う様には誰もが感情移入出来るだろう。特にアニーがヘレンに食事の作法を教えるシーンは、女優達が身体全てを使った迫真の演技バトルで、時にはミュージカルの歌終わりの様な拍手が起きる。日本でも再演を重ね、名だたる女優たちが名演を重ねてきた。前回の2019年公演ではアニー・サリヴァン役を高畑充希、ヘレン・ケラー役を鈴木梨央、演出を森新太郎が務め、連日超満員の大盛況となった。今回も主演を務める高畑が『奇跡の人』に挑むのは、ヘレン・ケラー役で出演した2011年と2014年、そしてアニー・サリヴァン役で出演した2019年と続き、今回が4度目。まさに彼女のライフワークと言える。そして今回ヘレン・ケラー役として「見えない、 聞こえない、 喋れない」三重苦という難役に挑むのは、若手ながら映画やドラマ、 バラエティに数多く出演し、本作が舞台初出演となる平祐奈。他にもヘレンの父アーサー・ケラー役に池田成志、母ケイト・ケラー役に村川絵梨、 兄ジェイムズ役に井上祐貴、 さらに山野海、森山大輔、 佐藤誓、 増子倭文江等、 ベテランから若手まで幅広いキャストが集結。演出には、2014年読売演劇大賞を受賞した森新太郎が続投。 古典から現代劇、近年では『パレード』や『ピーターパン』などのミュージカルの演出を手掛けているが、同じ作品を3度演出するのは『奇跡の人』が初となる。高畑充希との3度目のタッグにより、互いの信頼感は円熟を迎え、さらなる作品の深みへの到達を期待したい。なお、チケット発売情報は12月中旬発表予定とのこと。主要キャストとキャストからのコメントは以下の通り。<演出:森新太郎>3度目の『奇跡の人』になります3度目であるにもかかわらず、あらためて戯曲を読み返してみて、やはり身震いしてしまいました。これほどまでに「人と人とが繋がること」の喜びを熱く謳いあげた作品が他にあるでしょうか。前回、 高畑充希が演じたアニー・サリヴァンは本当に素晴らしいものでした。若々しいエネルギーに満ち、そこには世界一あきらめない不屈の少女が確かに立っていました。それで私は欲深くなってしまいまして(笑)。これをさらに熟成させたら、今度は果たしてどんなアニー・サリヴァンに出会えるのだろうと。どんな人生の重み、どんな煌めきを高畑充希は新たに獲得するのだろうと。きっとまた、私の想像をはるかに超えてくることでしょう。一方の平祐奈さんには「透き通っている人」という印象があり、それがヘレン・ケラーと重なりました。 言うまでもなく難しい役です。あまりに純粋であるがゆえに、 天使のようにも悪魔のようにも見える女の子ですが、平祐奈さんでしたら真っ直ぐに彼女を演じられるはず。高畑サリヴァンとの魂のぶつかり合い、そしてその先に待つ“奇跡”の瞬間が、今から待ち遠しくてなりません。孤独が蔓延するこんな時代だからこそ、 ぜひ観ていただきたい作品です。<アニー・サリヴァン役:高畑充希>アニー・サリヴァン役:高畑充希この『奇跡の人』のヘレンを演じたいと思ったのが、役者の仕事を始める大きなきっかけでした。 ヘレンを演じた時から数えると13年間もこの作品に携わっていて、 こんなにも長く関われるとは思っていませんでした。演出の森さんとは三度目ですが、熱量が凄まじく、突き詰めて色々なパターンを試す方で、演目への愛情も深いです。前回森さんが、「もう一度アニーを演じたらまた新しい発見があるから」と仰っていて、どんだけストイックなんだ(笑)と思いましたが、新たな発見を楽しみに、森さんの叱咤激励についていきます。祐奈とは初共演ですが、プライベートで偶然知り合ってもう4年の付き合いです。親戚のような距離感でしたので、彼女の初舞台に一緒に挑戦できることは非常に嬉しいことですし、森さん演出で初舞台を踏むというのは、羨ましいくらい素晴らしいことです。舞台が好きだと思ってほしいし、力を合わせて楽しんでいけたらと思います。コロナ禍で舞台に出た時、お客様の熱量を感じ、こんなにもエンタメを心の栄養として生活しているのだと実感して、今までとは違った心持ちで舞台に立てました。『奇跡の人』は、 こんなに良い脚本は無い!と思うくらい大好きな作品です。アニーとヘレンでがむしゃらに、泥まみれになりながら最後に光を掴めるような作品で、お客様もきっと勇気を貰えると思いますし、明日からも頑張る為のガソリンになれば嬉しいです。私と祐奈は、頑張ります。<ヘレン・ケラー役:平祐奈>ヘレン・ケラー役:平祐奈諸先輩方からも、舞台は力もつくし色々変わったものが見えてくるから、一度は経験すべきと言われていたので、ついにこの時が来たか!というワクワクな気持ちもあります。が、三重苦という、こんな難役を頂いたので今から緊張していて、ヘレンの書籍なども読み漁りながら しっかりと研究していきたいと思います。森さんが演出をされた、『ジュリアス・シーザー』を拝見しましたが、演出も格好良く、作品を丁寧に描かれていて、キャストの皆さんで色んな感情をぶつけ合っていて、その熱量が客席迄伝わってきました。森さんはストイックな方なようですので、 沢山追い込まれたいと思います!充希さんも役に対してストイックですし、充希さんにしか出来ないような色にされるという印象があり、いつも私も、素晴らしい女優さんだと思っています。普段は気さくで優しいお姉さんで安心感があるし、初共演できると聞いて凄く嬉しかったです。色々と教えて頂きながら背中を見て頑張りたいです。自分がどんなヘレンに染まっていけるか、不安でいっぱいですが、緊張や不安を友達にして本番迎えられたらと思います。お客様も不安な状況であると思いますが、舞台はライブ感満載で一公演一公演でしか味わえないものが魅力だと思いますし、この作品は色んな希望も見えてくると思います。■公演情報『奇跡の人』<東京公演>2022年5月18日(水)~6月5日(日)会場:東京芸術劇場プレイハウス<大阪公演>2022年6月会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
2021年11月30日ミリセント・シモンズがヘレン・ケラーの伝記映画に主演することになった。『Helen & Teacher』というタイトルで、レイチェル・ブロズナハンがサリヴァン先生役を演じる。この映画が描くのは、大学時代のケラー。世界が広がり、性にも目覚めていくうち、ケラーと保守的なサリヴァン先生の関係にはヒビが入っていく。監督は『アリスのままで』のウォッシュ・ウエストモアランド。撮影は来年夏に開始の予定。耳の聞こえない女優シモンズは、トッド・ヘインズ監督の『ワンダーストラック』で長編映画デビュー。『クワイエット・プレイス」とその続編『クワイエット・プレイス破られた沈黙』で大注目を浴びた。ブロズナハンの最近作は、『クーリエ:最高機密の運び屋』。文=猿渡由紀
2021年10月15日先月、竜巻映画『ツイスター』の公開から25年が経った。竜巻に極限まで近づき観測を行う研究者夫妻の妻役を演じたヘレン・ハントが、昨年あるスタジオに続編の企画案を提出するも却下されたことを明かした。先日、自身が出演するドラマ「Blind Spotting」(原題)のプロモーションで、アンディ・コーエンが司会を務める「Watch What Happens Live」に出演したヘレン。「(『ツイスター』の)続編を作ろうとしました。ダヴィード(・ディグス)、ラファエル(・ガザル)と私で脚本を書き、(登場するキャラクターは)全員が黒人とヒスパニックの竜巻研究者。スタジオに断られました。私は監督も務めるつもりだったんです。話し合いを持つことすら大変でした。2020年の6月、これだけ多様性が求められている時代に…です。最高の作品になるはずだったのに」と語った。ヘレンが脚本を共同執筆しようとしていたダヴィードとラファエルは、「Blind Spotting」の脚本家。ヘレンの構想では、『ツイスター』で演じたジョー・ハーディング博士は続編の冒頭に竜巻に巻き込まれて死ぬことにし、自分は監督業に専念して他のキャストを輝かせたいとのことだった。ヘレンは企画案を却下したスタジオ名を明かさなかったが、『ツイスター』の製作・配給を行ったワーナー・ブラザースか、ヘレンが企画案を出した2020年6月と同時期にリブート版『ツイスター』を企画していると報じられたユニバーサル・ピクチャーズとみられる。リブート版『ツイスター』は『トップガン マーヴェリック』のジョセフ・コシンスキーがメガホンを取る可能性が報じられたが、一年経った現在も、進捗は伝わってこない。(Hiromi Kaku)
2021年06月15日『シャザム!』の続編『Shazam: Fury of the Gods』(原題)に、名女優ヘレン・ミレンが出演することが決まったという。「The Hollywood Reporter」などが報じた。ヘレンが演じるのは、アトラスの娘でありヴィランのヘスペラ。スティーヴン・スピルバーグ版『ウエスト・サイド物語』でデビューしたレイチェル・ゼグラーと、姉妹役だという。ヘレンは、エミー賞、アカデミー賞、トニー賞の「演技の三冠」を達成した数少ないトップ俳優の1人。世界で16人しか達成していないEGOTに王手をかけている。演技派でありながら、アクション映画への出演を熱望し、2017年公開の『ワイルド・スピード ICE BREAK』に出演。以降、『ワイルド・スピード』シリーズに欠かせない人物となっている。そして今回は、DC映画というヘレンにとって新たなジャンルへの挑戦で、それも悪役での出演。実年齢の差が55歳もあるレイチェルとどんな姉妹役になるのか、期待が高まる。ヘスペラについての詳細は明らかになっておらず、DCコミックスにも登場したことがない謎のキャラだという。今作のキャストには、アッシャー・エンジェル(ビリー・バットソン役)、ザッカリー・リーヴァイ(シャザム役)、ジャック・ディラン・グレイザー(フレディ・フリーマン役)、アダム・ブロディ(スーパーフレディ役)、マーク・ストロング(Dr.シヴァナ役)らの続投が決定。監督はデヴィッド・F・サンドバーグ、脚本はヘンリー・ゲイデン、製作はピーター・サフランが引き続き務める。(Hiromi Kaku)■関連作品:シャザム! 2019年4月19日より全国にて公開©2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
2021年03月24日映画ファンやエンタメファンにとっても注目の的となる、アメリカンフットボール(NFL)の祭典「スーパーボウル」。全米で最も視聴されているTVイベントとなるだけに、ディズニー・アニメーションの最新作『ラーヤと龍の王国』や、「ワンダヴィジョン」に続くマーベル・スタジオのドラマシリーズ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」、公開が延期されている映画『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』などの最新映像が“Big Game Spot”として次々に解禁された。日本時間2月8日に行われた今年の「第55回スーパーボウル」は、ハーフタームショーにザ・ウィークエンドが大ヒットシングル「Blinding Lights」をはじめとする圧巻のパフォーマンスを行い、プレゲームショウではマイリー・サイラスが大御所のジョーン・ジェットやビリー ・アイドルと競演。ティモシー・シャラメが映画『シザーハンズ』の“息子”エドガーを演じたCMも大きな話題を呼んでいる。マーベルの新作「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」「Disney+(ディズニープラス)」にて3月19日(金)より配信されるマーベルスタジオ第2弾ドラマシリーズ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」からは、『アベンジャーズ/エンドゲーム』で描かれたラストシーンに直結する新たな物語が明らかに。ファルコンことサム・ウィルソン(アンソニー・マッキー)はキャプテン・アメリカから盾を受け継いだものの、その称号を自身が担うには重すぎるものだと考え始める。しかし、やがてキャプテン・アメリカの旧友ウィンター・ソルジャーことバッキー・バーンズ(セバスチャン・スタン)と共に世界を揺るがす壮大な戦いに巻き込まれていく、という本作。予告映像では、「世界がひっくり返っている」というウィンター・ソルジャーの言葉通り、マスクをしたヴィランたちが暗躍し始め、各地で激しい戦いが勃発。その戦いの裏には、かつて『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』でアベンジャーズを分裂へと導いたヘルムート・ジモの存在が判明する。さらに、疾走するバスにしがみつくウィンター・ソルジャーと並走するファルコンや、見るも激しいド派手な空中戦など、ドラマのスケールを遥かに超えたダイナミックな戦闘シーンも。映像のラストにはファルコンとウィンター・ソルジャーがにらみ合い、どちらも譲らないシーンが描かれ、個性の全く違う2大ヒーローが初タッグを組んだ本作はユーモアたっぷり、2人の新たな魅力にも触れることができそう。新たなディズニーヒロイン誕生『ラーヤと龍の王国』ディズニーの新しいヒロイン、ラーヤがひとり冒険に向かう姿や、素早い身のこなしのアクションシーンに期待が高まる新映像。分断された世界を1つにする伝説の“最後の龍”シスーとのコミカルな場面も登場している。本国版ではラーヤの声は『スター・ウォーズ』シリーズのケリー・マリー・トラン、シスーの声は『フェアウェル』『オーシャンズ8』のオークワフィナが務めている。3月5日(金)より映画館 and ディズニープラス プレミア アクセスにて同時公開。※プレミア アクセスは追加支払いが必要。シリーズ第9弾『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』全米公開日が5月28日(金)に予定されている『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』。ヴィン・ディーゼルらお馴染みのファミリーとハン役サン・カンの再会、ミシェル・ロドリゲスのバイクアクションやシャーリーズ・セロンの不穏なウインク、ヘレン・ミレンの高笑いなどが印象的。「ベター・コール・ソウル」のあの人がアクション!『Nobody』『Nobody』(原題)は、「ブレイキング・バッド」から人気となり、同作のスピンオフドラマ「ベター・コール・ソウル」の弁護士ソウル・グッドマン役や『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』などで知られるボブ・オデンカーク主演。“ジョン・ウィック”ばりのアクションを披露する。2月26日に全米公開予定。M.ナイト・シャマランの新作スリラー『Old』『シックス・センス』や『スプリット』『ミスター・ガラス』などの鬼才M.ナイト・シャマラン監督がガエル・ガルシア・ベルナル主演で贈る、恐らく“時間”をテーマにしたスリラー。『ベイビーティース』『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』のエリザ・スカンレン、『ジョジョ・ラビット』のトーマシン・マッケンジー、『ヘレディタリー/継承』『ジュマンジ』シリーズのアレックス・ウルフら共演。7月23日(金)に全米公開予定。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ラーヤと龍の王国 2021年3月5日より映画館 and ディズニープラス プレミア アクセス 同時公開© 2020 Disney. All Rights Reserved.ワイルド・スピード/ジェットブレイク 2021年、全国にて公開© 2020 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.
2021年02月08日Amazonのアンソロジードラマ「Solos」(原題)に、アン・ハサウェイ、ヘレン・ミレン、モーガン・フリーマン、アンソニー・マッキー、ダン・スティーヴンス、コンスタンス・ウー、ウゾ・アドゥバ(「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」)、ニコール・ベハーリー(「スリーピー・ホロウ」)の豪華キャスト8人が出演することが明らかになった。それぞれのファンがツイッターで喜びの声を上げている。「Solos」は、「人と人とのつながりの深い意味」を掘り下げていく、7つのパートからなるアンソロジードラマ。それぞれのキャラクターの異なる視点、瞬間によって物語が語られるという。配信は2021年に予定している。Amazonの「Hunters/ハンターズ」で製作総指揮を務めたデヴィッド・ウェイルが、今作でショーランナー、製作総指揮に再起用され、監督デビューも果たす。ウェイル本人がツイッターで報告している。ウェイルは「尊敬してやまないアーティストたちと『Solos』を映像化する。これはもう、『楽しみ』なんて言葉で語れないほど興奮することです」と大喜びしている。ウェイルのほか、サム・テイラー=ジョンソンとローラ・ランカスターも製作総指揮に名を連ねている。テイラー=ジョンソンは2つのエピソードを監督し、ザック・ブラフとティファニー・ジョンソンも監督するという。(Hiromi Kaku)
2021年02月02日大竹しのぶ主演、林遣都ら豪華共演で、2021年1月8日(金)よりBunkamuraシアターコクーンにて上演される舞台「フェードル」。そのビジュアルが解禁された。「フェードル」は、フランスの劇作家ジャン・ラシーヌがギリシャ悲劇「ヒッポリュトス」から題材を得て創りあげ、1677年1月1日、ブルゴーニュ座で初演された金字塔的な作品。悲劇へと向かう女性の姿を描く美しく輝く台詞、神話的世界をもとに表現した抵抗しがたい破滅的激情は、演劇の醍醐味を堪能できる要素が凝縮されている。フランスを代表する哲学者ヴォルテールをして「人間精神を扱った最高傑作」と言わしめた歴史的名作。これまでサラ・ベルナール、ヘレン・ミレンなど、時代を彩る名女優たちが演じてきた主人公を演じるのは、2017年の初演で圧巻の演技を魅せた大竹しのぶ。フェードルの義息子・イッポリット役には、高い演技力を発揮する林遣都。そのほか、瀬戸さおり、谷田歩、酒向芳、西岡未央、岡崎さつき、キムラ緑子と個性豊かなキャストが集結し、愛に翻弄され、感情と感情がぶつかり合う悲劇を熱演する。「フェードル」は2021年1月8日(金)~1月26日(火)Bunkamuraシアターコクーンにて公演。(text:cinemacafe.net)
2020年10月23日ディズニー公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」で日本初公開される『ゴリラのアイヴァン』から、キャラクターポスターが到着。絵を描くことで大自然(ふるさと)への想いを表現したアイヴァンのペインティングをイメージしたカラフルなフレームに、愛らしいキャラクターたちがキメポーズを見せるポスターとなっている。今回公開されたのは9種類の動物キャラクターたち。コワモテだけど優しいハートの持ち主の主人公アイヴァン(サム・ロックウェル)、そしてサーカスいちの癒し系象ステラ(アンジェリーナ・ジョリー)。趣味はテレビ鑑賞、サーカスに住む野良犬ボブ(ダニー・デヴィート)、優雅と気品に溢れたプードルのスニッカーズ(ヘレン・ミレン)、みんなのアイドル的存在のルビー(ブルックリン・キンバリー・プリンス)。言いたいことははっきり言う派のニワトリ、ヘンリエッタ(チャカ・カーン)、真っ赤な消防車が大好きなウサギのマーフィー(ロン・ファンチズ)、ボールを上手に鼻先に乗せることが人生の醍醐味のアザラシ、フランキー(マイク・ホワイト)、そしてマイペースなおしゃべりさん、オウムのセルマ(フィリッパ・スー)。監督のテア・シャーロックは、そんなアイヴァンや仲間たちについて、「これはとてもスペシャルな映画で、私の心の中でとても特別な場所を占めています。特に、(この映画の)動物たちは、とても入念に(手間暇かけて)作られたキャラクターたちです。みなさんがこの映画を楽しんでくれると嬉しいです」とコメントを寄せている。ストーリー舞台は、郊外にあるショッピングモールの小さなサーカス。そこで飼われている400ポンドのシルバーバックゴリラのアイヴァンは、年老いたゾウのステラや野良犬のボブたちと仲良く暮らしていた。アイヴァンの仕事は、大きな体から出るパワフルな雄叫びで観客を驚かせて、喜ばせること。でも実際のアイヴァンはその外見とは裏腹に、優しく愛嬌のある可愛らしい魅力の持ち主だった。そんなある日、彼らの新たな仲間としてルビーという名前の赤ちゃんゾウがやって来る。どうやら野生の家族と無理矢理に引き離され、人の手に渡ったらしい。小さい頃から人間の手で育てられ、自らのルーツが曖昧なアイヴァンは、ルビーと交流を深めていくうちに、はるか遠いジャングルで過ごした日々の微かな記憶を蘇らせる。そしてアイヴァンは、自分の故郷(大自然)への想いを表現するために、絵を描き始めるのだった…。「自分はどこから来たのか?そしてどこに行くのだろうか?」胸の奥底に眠っていた野生動物としての自我に気づいたアイヴァンは、一度きりの人生を自分の手で切り開こうと立ち上がる。『ゴリラのアイヴァン』は9月11日(金)よりディズニープラスにて日本公開。(text:cinemacafe.net)
2020年09月03日アンジェリーナ・ジョリーが製作にも名を連ねた、実話を基にした世界的ベストセラー小説の映画化『ゴリラのアイヴァン』が劇場公開から予定を変更し、ディズニー公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」にて日本公開されることが決まった。物語の主人公は、ゴリラのアイヴァン。400ポンド(約180kg)のシルバーバック・ゴリラで、郊外のショッピングモールで大きな声で雄たけびをあげ、観客を喜ばせるのが仕事。ゾウのステラ、犬のボブをはじめとする仲間たちと一緒に幸せに暮らしていたある日、ルビーと名付けられた赤ちゃんゾウがやってくる。ごく最近、野生の家族から引き離されたルビーに接したアイヴァンは、ほとんど記憶にないはずのふるさとへの想いに、身体の奥深くにある何かが揺さぶられ…。アイヴァンの声をつとめるのは『ジョジョ・ラビット』『スリー・ビルボード』のサム・ロックウェル、ゾウのステラを製作にも名を連ねるアンジェリーナ・ジョリーが担当。赤ちゃんゾウのルビーを『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』のブルックリン・キンバリー・プリンスがつとめ、犬のボブにダニー・デヴィート、プードルのスニッカーにヘレン・ミレン、ニワトリのヘンリエッタにはチャカ・カーン、アザラシのフランキーにマイク・ホワイト、ウサギのマーフィーにロン・ファンチズ、オウムのセルマにフィリッパ・スーら個性豊かな豪華俳優陣が集結。そして人間のキャストにも、レイモン・ロドリゲス、アリアナ・グリーンブラット、エミー賞受賞のブライアン・クランストンらが揃う。監督のテア・シャーロック(『世界一キライなあなたに』)は配信に先駆け、「世界は一瞬で変わってしまいました。世界中のすべての人々が、この100年には見たこともない人生を変える重大な経験を共有しています。このような状況で、実話から発想を得て作られた、キャサリン・アップルゲイトの愉快で独創的な物語を、ディズニープラスで世界に向けて配信できることを嬉しく思っています。ぜひ、真の友情を描く唯一無二のこの映画を通して、皆さんと喜びを分かち合えればと思います」とコメントを寄せている。『ゴリラのアイヴァン』は9月11日(金)よりディズニープラスにて日本公開。(text:cinemacafe.net)
2020年08月17日ヴェネチア映画祭のラインナップが発表になった。昨年の金獅子賞は『ジョーカー』だったが、コロナでアメリカからの渡航が難しいことも受け、今年はハリウッドの存在感が薄い。一方で、これまで批判が多かった、女性監督の作品が少ない問題は、今年、かなり改善されている。コンペに入ったのは、フランセス・マクドーマンド主演、クロエ・ジャオ監督の『Nomadland』、黒沢清監督の『スパイの妻』、ヴァネッサ・カービー、シャイア・ラブーフ出演の『Pieces of A Woman』、ヴァネッサ・カービー、ケイシー・アフレック出演の『The World to Come』など。また、ホライゾンズ部門で上映されるソフィア・コッポラの姪ジア・コッポラの『Mainstream』には、アンドリュー・ガーフィールドが出演する。アウト・オブ・コンペ部門では、ヘレン・ミレン、ジム・ブロードベント出演の『The Duke』が注目される。ヴェネチアは、コロナ勃発後に開催される初めての映画祭。これに先立つサウス・バイ・サウスウエスト、トライベッカ、カンヌ映画祭はすべてキャンセルとなり、ヴェネチアよりやや遅れて始まるはずだったテリュライドも、最近になってキャンセルを発表している。ヴェネチア映画祭は9月2日から12日まで。文=猿渡由紀
2020年07月29日リュック・ベッソン監督が新たな最強ヒロインを誕生させた『ANNA/アナ』。この度、リハーサルに4か月、撮影に7日間をかけたというレストランでのアクションシーンの映像が解禁された。解禁となった本編映像は、約40人もの屈強な男たちを相手に、5分で完遂しなければいけない不可能な任務を命じられたアナ(サッシャ・ルス)が壮絶かつスピーディーなアクションを繰り広げる姿が収められている。KGBのオルガ(ヘレン・ミレン)から「彼の携帯を奪って裏口から出て。5分待つわ」と標的の写真と拳銃1丁を渡され、レストランに踏み込んだアナは、標的に銃口を向けるが弾倉が空だと気づく。それはオルガに強いられた苛酷な試練を意味していた。一瞬時が止まったような静寂の後、次々と襲ってくる屈強な男たち。丸腰のアナは絶体絶命な状況の中、銃を解体して男の両首にブッ刺し、そのまま弾除けにして銃を奪い、二丁拳銃で攻める。また、迫ってくる敵には長い手足を駆使した肉弾戦で確実に仕留めていき、ワインボトルやフォーク、しまいには皿までをも武器にして、舞い踊るように男たちを倒していく。監督のリュック・ベッソンは、アナのファイティングスタイルについて「要になるのは、アナがサバイバーだということ。手当たり次第、どんな物も使うという戦い方だ。皿でもフォークでもいい。そういう物を彼女はユニークな形で使うんだ」と語っている。そんな泥くささと華麗さが表裏一体となった、ユニークな闘い方で魅せるアナに期待が膨らむ映像となっている。『ANNA/アナ』は6月5日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ANNA/アナ 2020年6月5日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2019 SUMMIT ENTERTAINMENT,LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2020年06月04日リュック・ベッソン監督が、『ニキータ』『レオン』『LUCY/ルーシー』に続いて、最強のヒロインを描くアクションエンタテインメント映画『ANNA/アナ』が近日公開となる。この度、凄腕CIA捜査官を演じるキリアン・マーフィーの出演する本編映像の一部が公開された。本作の主人公は、1990年、ソ連の諜報機関KGBによって造り上げられた最強の殺し屋、アナ。美しきファッションモデルやコールガールなど、複数の顔を持つ彼女の使命は、国家にとって危険な人物を次々と消し去ることだった。その明晰な頭脳とトップクラスの身体能力を駆使して、アナは国家間の争いを左右する一流の暗殺者への進化を遂げる。そんな中、アメリカのCIAの巧妙な罠にはめられ、捜査官レナードから驚愕の取引を迫られる。最大の危機を前にしたアナは、さらなる覚醒を果たし、世界の命運を握る二大組織KGBとCIAの脅威へと化していくのだった……。アナ役には、シャネル、ディオール、ヴァレンチノなどのハイブランドのモデルを務めたロシア出身のスーパーモデル、サッシャ・ルスが抜擢。5分で40人を倒す壮絶なファイティングシーンを演じている。殺し屋としてアナを育てたKGBの上司オルガ役にはヘレン・ミレン、アナを支える同胞アレクセイ役にはルーク・エヴァンス、ソ連不良時代のアナの彼役にアレクサンドル・ペトロフと、演技派が顔を揃えた。この度公開された映像では、マーフィ演じる捜査官レナードが、重要参考人としてアナを尋問するシーンが映し出されている。エレガントなニューヨーカーらしく、シックなスーツを着こなして登場。尋問前に、まずアナがどんな様子かを仲間に尋ね、「歩き回ってる?」、「水を求めた?」、「靴を脱いだり、履き直したりは?」と、彼女の状態を綿密に確認。取調室に入室すると、「待たせて悪かった。紅茶かコーヒーは?」と気遣いを忘れない紳士な一面をのぞかせる。アナの目をじっと見据え、「名乗り忘れた、レナード・ミラー捜査官だ。パリに出張中で捜査を手伝っている」と自己紹介をし、「いい人だろ」と微笑を浮かべて言ってのける様は、どこか不気味さをも感じさせる。そして、モスクワの露天商からトップモデルに転身したアナの人生を「マッチ売りの少女みたいだ」とたとえるレナードは最後に、「少女が凍え死ぬ陰気な物語だが、君は生き延びた」と意味深な言葉を残す。妖しげな青い瞳で相手を見据えるレナードの姿と、緊張を微塵も感じさせないアナの姿が、ぎりぎりの駆け引きが行われる本作の展開を予感させる。『ANNA/アナ』近日公開
2020年05月28日『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒BIRDS OF PREY』をはじめ、ワーナー・ブラザースのブルーレイ&DVDリリース、デジタル配信される新作映画全5作品の本編冒頭10分が、公式YouTubeチャンネルにて順次無料公開。映画を観て過ごす“おうち時間”を応援する、ワーナー・ブラザース初の取り組みとなる。5月22日(金)よりデジタルセルが先行配信中の『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒BIRDS OF PREY』は、ジョーカーと別れたハーレイ・クイン(マーゴット・ロビー)がクセ者だらけの最凶チームを新結成。危険度MAX のアクション・エンターテイメントが3月の劇場公開から最速リリース。本編冒頭10分の映像では、あの"ジョーカー"と別れ、傷心したハーレイが思い出の場所で束縛から解かれる瞬間は必見!そのほか6月3日(水)に、英国が誇る名優ヘレン・ミレンとイアン・マッケランがぶつかり合うライアーゲーム『グッドライアー 偽りのゲーム』、6月17日(水)にマイケル・B・ジョーダン主演、司法の闇と闘う逆転劇を描いた“奇跡の実話”『黒い司法 0%からの奇跡』の本編冒頭10分を順次公開する。現在、クリント・イーストウッド監督が描く実話サスペンス『リチャード・ジュエル』、アカデミー賞俳優のエドワード・ノートン主演・監督・脚本・製作のクライム・サスペンス『マザーレス・ブルックリン』も公開中となっている。『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒BIRDS OF PREY』はデジタルセル先行配信中、6月10日(水)よりブルーレイ&DVD リリース、デジタルレンタル配信開始、デジタルセル先行配信中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ハーレイ・クインの華麗なる覚醒BIRDS OF PREY 2020年3月20日より全国にて公開©2019 WBEI and c&TM DC Comics黒い司法 0%からの奇跡 2020年2月28日より公開© 2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.リチャード・ジュエル 2020年1月17日より全国にて公開© 2019 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLCグッドライアー偽りのゲーム 2020年2月7日より全国にて公開© 2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND BRON CREATIVE USA, CORP./© 2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reservedマザーレス・ブルックリン 2020年1月10日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2020年05月23日ロシア出身のスーパーモデル、サッシャ・ルスを主演に抜擢したリュック・ベッソン監督の最新作『ANNA/アナ』。この度、KGB捜査官・アレックスを演じたルーク・エヴァンスのインタビュー映像がシネマカフェに到着した。映像中、ベッソン監督についてエヴァンスは、「自らカメラを操作する監督は彼が初めてだった。セットに俳優以外入れないので、空気が一切壊れない。俳優としてそんな体験は初めてだった」と監督独自の撮影スタイルをふり返り、「映画作り全体を把握していて、人任せにせず率先して動くし親しみやすい。誰の意見に対してもオープンで、俳優と協力してシーンを作る」と語る。また、『ワイルド・スピード』シリーズではエヴァンスが演じるキャラクターの母親をヘレン・ミレンが演じているが、2人は直接顔を合わせたことはなかった。本作で実現した共演に「すごく楽しかったよ。彼女との共演は喜びだ」と言う。本作では上品な白髪を封印し、野暮ったいメガネと大量のメイクで、キャラクターの中に完全に埋没したミレン。そんな彼女の演技は食い入るように見るとエヴァンスは話し、「俳優としての技や、ちょっとしたコツを少しでも盗めないかと狙っているんだ」と笑顔を見せた。さらに、2017年にベッソン監督作『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』で映画デビューを果たし、続く本作では約1年間の役作りと体力作りをし、苛酷なアクションにも体当たりで挑んだサッシャを「まさに21世紀の女性」と表現し、「とても自立心が強く何ごとにもひるまない。ヘレンや私やキリアン(・マーフィ)ほど、この業界を知らない。それを自覚してなお、彼女は自信に満ちあふれている」と絶賛。最後に、本作の見どころについて「衝撃的だが非常に楽しめる。リュック・ベッソンの手にかかれば、最高の映画になる」と自信満々に語っている。『ANNA/アナ』は5月8日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ANNA/アナ 2020年5月8日よりTOHO シネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2019 SUMMIT ENTERTAINMENT,LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2020年04月30日リュック・ベッソン監督が『ニキータ』『レオン』『LUCY/ルーシー』に続いて<最強のヒロイン>を放つ『ANNA/アナ』。この度、主演のサッシャ・ルスが変装や壮絶なアクションで“魅せる”予告編、ポスタービジュアルが解禁となった。予告編映像には、KGB最強の殺し屋アナが任務中にあやまってCIAに捕まったことから、KGB(旧ソ連)とCIA(アメリカ)の間で揺れ動きながらも、究極のミッションに立ち向かう様子が映し出されている。アナを演じるスーパーモデルのサッシャ・ルスはいくつもの“顔”を使い分けて男を欺き、長い腕で銃を構え、長い脚で蹴り飛ばし、しまいには皿を武器に戦う暴れっぷりを見せる。「殺されるか、CIAに寝返るか、どちらにする?」と脅しをかけるCIA捜査官役のキリアン・マーフィや、「裏切るのか!?」とせめ立てるKGBの同胞演じるルーク・エヴァンス、「KGBをナメないで」と啖呵をきるアナの上司役ヘレン・ミレンなど、ひと筋縄ではいかない切れ者たちの姿も。KGBとCIAの思惑が交錯し、裏切りに次ぐ裏切り、2つの巨大勢力の板挟み状態で課される究極のミッション。アナはこの成功率0%のミッションを完遂できるか、期待を煽る映像だ。併せて解禁となったポスタービジュアルには、グロック拳銃を構えたアナが、返り血を浴びながらも標的を見据えている姿が収められている。『ANNA/アナ』は5月8日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ANNA/アナ 2020年5月8日よりTOHO シネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2019 SUMMIT ENTERTAINMENT,LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2020年02月27日ふたりの女性が創り上げ、世界中を騙した架空作家“J・T・リロイ”以外にも、SNSで架空の人物に成りすます大学教授や、未亡人の遺産を狙うベテラン詐欺師、ウォール街の金融マンから大金を奪おうとするストリッパーたちなど、その理由も、方法も様々に相手をダマし、観る者も翻弄する“ダマしダマされ映画”が続々と公開中。豪華キャスト陣の共演で楽しめる4作品をご紹介!一大スキャンダルが紐解かれる『ふたりのJ・T・リロイベストセラー作家の裏の裏』アメリカ文壇に彗星のごとく登場し、時代の寵児となった美少年作家J・T・リロイ。映画『サラ、いつわりの祈り』(2004)の原作者としても知られる彼は、ふたりの女性が創り上げた架空の人物だった!2000年代に一大スキャンダルとして報じられたこの驚くべき事件について、初めてJ・Tの分身を担ったサヴァンナの視点から映画化。彼女はなぜ、ローラに言われるがまま数年間もJ・Tを演じ続けたのかが紐解かれる。クリステン・スチュワートとローラ・ダーンが共演。自らを偽り理性を超える『私の知らないわたしの素顔』50歳の大学教授クレールは年下の恋人に振られてしまったのをきっかけに、SNSの世界へと足を踏み入れる。ほんの出来心からFacebookで「24歳のクララ」という架空の人物に成りすますが、アレックスという若い男がクララに恋してしまい事態は思わぬ方向に展開していく…。バーチャル恋愛にはまってしまう大学教授のクレール役をジュリエット・ビノシュが演じ、『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』のフランソワ・シビルらが共演。これぞ大人のだまし合い『グッドライアー偽りのゲーム』ベテラン詐欺師のロイは、出会い系サイトで知り合った夫を亡くしたばかりの資産家の未亡人ベティから全財産をだまし取ろうと企てる。世間知らずなベティは徐々にロイのことを信用するようになるが、単純な詐欺だったはずの計画は思わぬ方向へと進んでいき…。『クィーン』のヘレン・ミレンと『ロード・オブ・ザ・リング』などのイアン・マッケランという、イギリスを代表する2人の名優が共演している。ウォール街の男たちをだます女たち『ハスラーズ』祖母に育てられたディスティニー(コンスタンス・ウー)は、年老いた祖母を養うためストリップクラブで働き始める。先輩ストリッパー、ラモーナから仕事のノウハウを教わり、徐々に安定した生活を送れるようになるが、やがてリーマンショックの煽りを受けることに。それでも裕福な生活を送り続けるウォール街の金融マンから、彼女たちは金をだまし取る計画を企て…。驚愕の実話を映画化、ジェニファー・ロペスの熱演にも注目。(text:cinemacafe.net)■関連作品:私の知らないわたしの素顔 2020年1月17日よりBunkamuraル・シネマほか全国にて順次公開©2018 DIAPHANA FILMS-FRANCE 3 CINÉMA-SCOPE PICTURESハスラーズ 2020年2月7日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2019 STX FINANCING, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.ふたりのJ・T・リロイベストセラー作家の裏の裏 2020年2月14日よりシネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMA ほか全国にて公開© 2018 Mars Town Film Limitedグッドライアー偽りのゲーム 2020年2月7日より全国にて公開© 2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND BRON CREATIVE USA, CORP./© 2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2020年02月15日ロシア出身のスーパーモデル、サッシャ・ルスを主演に迎え、『ニキータ』『レオン』『LUCY/ルーシー』のリュック・ベッソン監督が新たな最強ヒロインを放つ『ANNA/アナ』が、5月8日(金)より全国公開されることが決定した。1990年を舞台にソ連KGBとアメリカCIAを相手にする、主人公の暗殺者アナ役には、16歳でランウェイデビューを果たし、「シャネル(CHANEL)」「ディオール(Dior)」「ヴァレンチノ(Valentino)」などのハイブランドのモデルを務めたロシア出身のスーパーモデル、サッシャ・ルス。ベッソン監督『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』にも出演していた彼女は、本作では5分で40人を倒す、リアルかつ壮絶なファイティングシーンを見事に演じきった。アナを殺し屋として育てたKGBの上司オルガ役には『グッドライアー 偽りのゲーム』『クィーン』のアカデミー賞女優ヘレン・ミレン、アナを支える同胞アレクセイ役には『美女と野獣』『ワイルド・スピード ICE BREAK』のルーク・エヴァンス、CIA捜査官レナード役には『ダンケルク』『ダークナイト』のキリアン・マーフィと、それぞれ独自の世界を切り開く演技派が顔を揃えている。今回解禁された場面写真は、ギャングの集会場所となっているレストランに乗り込み、ひとりで40人の猛者たちを相手に戦う主人公アナの姿を捕えたもの。手に持つグロック拳銃のほか、あらゆる武器を駆使して次々と大男たちをなぎ倒していく圧巻のシーンは、本作の見どころのひとつとなっている。ストーリー1990年、ソ連の諜報機関KGBによって造り上げられた最強の殺し屋、アナ。ファッションモデルやコールガールなどの複数の顔を持つ彼女の使命は、国家にとって危険な人物を次々と消し去ること。その明晰な頭脳とトップクラスの身体能力を駆使して、アナは国家間の争いを左右する一流の暗殺者への進化を遂げる。そんな中、CIAの巧妙な罠にはめられ、捜査官レナードから驚愕の取引を迫られることに…。最大の危機を前にしたアナは、さらなる覚醒を果たし、世界の命運を握る二大組織KGBとCIAの脅威へと化していく――。『ANNA/アナ』は5月8日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2020年02月12日おとな向け映画ガイド今週のオススメはこの3作品。ぴあ編集部 坂口英明20/2/3(月)イラストレーション:高松啓二今週末に公開される作品は22本(ライブビューイング、映画祭を除く)。全国100スクリーン以上で拡大上映されるのが『ヲタクに恋は難しい』『犬鳴村』『劇場版 騎士竜戦隊リュウソウジャーVSルパンレンジャーVSパトレンジャー/魔進戦隊キラメイジャー エピソードZERO スーパー戦隊MOVIEパーティー』の3プログラム。ミニシアターや一部シネコンなどで上映される作品が19本です。この中から、今回は、片肘はらずに気楽に観ていただき、あー面白かった!と映画館をあとにできる、そんなおとな向きの映画3作品をご紹介します。『グリンゴ/最強の悪運男』『グリンゴ』はスペイン語で「よそもの」の意味。手塚治虫の漫画のタイトルで同名のものがありました。意味は同じですが、もちろん無関係です。サブタイトルの「最強の悪運男」は、何をやってもついていない主人公ハロルドのこと。でも、彼がなぜ最強かってところがポイントです。ハロルドは、シカゴの製薬会社で働く風采のあがらないサラリーマン。友人リチャードに拾われ、彼が経営する会社に入ったものの、この友人がケチでジコチュー、ひそかに会社を売りに出して、いいとこ取りを計画中で、ハロルドはポイ捨てされる運命にあります。しかもあろうことか、妻はそのリチャード社長と浮気中です。会社には共同経営者かつ社長の愛人エレーンという重役がいて、彼女は彼女で色気を前面におしだす欲の塊。しかもなにやら画策中。悪運男、最低男、性悪女、と見事にキャラ立ちした3人が揃いました。社長の悪巧みのために3人はメキシコ出張にでかけるのですが、旅先でハロルドが誘拐され、会社に法外な身代金の要求がとどきます。でも実はこれ、自分の悪運に嫌気がさしたハロルドの一世一代の狂言で……。人の良さそうなハロルド役にこれまでキング牧師を演じたこともあるデヴィッド・オイェロウォ。社長リチャードは『スター・ウォーズ』シリーズではルークの叔父役だったジョエル・エドガートン。そして、男とみると舌なめずりをくりかえすビッチ役は、おなじみシャーリーズ・セロンです。彼女はこの映画のプロデューサーも兼ねています。のりのりでフェロモンをまきちらしてます。ごく普通の人間がなにかのきっかけで、どんどん事件に巻き込まれていく、いわゆる「巻き込まれ型サスペンス」。話はエスカレートしていき、この三人以外にも悪玉、善玉、おかしなキャラクターが次々登場します。最高なのが、ギャングの麻薬組織のボス。ビートルズの熱狂的なファンで、抗争相手を捕まえるや、ビートルズのベスト・アルバムを尋ね、彼の趣味とちがうと銃で殺してしまいます。さて、彼がきらいなアルバムとは?何だったと思います?とりあえず私はセーフ。彼には殺されずにすみます。『グッドライアー 偽りのゲーム』今週登場の謎解きミステリーは、この作品です。ポスターなどのビジュアルでは、白いコートのヘレン・ミレンと黒いスーツのイアン・マッケランが対照的に表現されています。それでこのタイトルですから、この名優ふたりによるだまし合い、「コンゲーム」ものと想像できます。まさにそれ。予測を裏切らない名人芸、見せ場たっぷりのエンタテインメントです。今からおよそ10年前のロンドン。ベテラン詐欺師ロイは、流行り始めたネット交際サイトで、最近夫に先立たれた資産家ベティと知り合います。ロイのいかにも紳士然とした外見、そつのない会話。世間しらずの上流夫人は彼の魅力にどんどんはまっていきます……。ロンドンのおしゃれで粋なお年寄りのデート。ベティがロイにトップ・ハットを見立てるセント・ジェームズストリートの帽子店「ロック&カンパニー」や老舗デパートの「フォートナム・アンド・メイソン」など、有名店も登場します。ロイ役のイアン・マッケランは、『ロード・オブ・ザ・リング』の魔法使いガンダルフでおなじみ。高名なシェイクスピア役者です。かたや、米アカデミー主演女優賞を受賞した『クィーン』のエリザベス女王を始め、誇り高き女性役ならこの人、ヘレン・ミレン。彼女が演じるベティは、ノーブルで、一見世間知らず風ですが、芯は強そうです。ロイがいかに百戦錬磨とはいえ、詐欺師の手にやすやすとかかるとは思えません。後半は、予想を越えた、そうくるか、という展開でした。お楽しみに。『ザ・ピーナッツバター・ファルコン』旅の映画、ロードムービーも、毎月様々なテーマの作品が公開されます。何かを目指す旅、追う旅、追われる旅、さまよう旅……。この映画は、夢に向かう旅です。アメリカ南部、ジョージア州サバンナ郊外。身寄りのないダウン症の青年ザックは受け入れ先がなく、州指定の老人施設で暮らしています。彼の夢は、プロレスラーになること。親しくしてくれるカールじいさん(懐かしやブルース・ダーン!)の部屋で、憧れのレスラー、ソルトウォーター・レッドネックが開いたレスリング道場勧誘のビデオカセットを繰り返し見て、いつかこの学校に入るのだ、と考えています。そしてある夜、窓枠にはめられた鉄格子をすり抜け、施設をパンツ一丁で逃げ出します。ふとしたことで出会い、旅の仲間となったのが、漁師のタイラー。カニ漁の漁場のトラブルで命を狙われています。ふたりは逃避行ですから、道なき道を行くことになるのです。基本は歩き。時にヒッチハイク、手作りのいかだ……。途中から、ザックを探す施設の看護師エレノアも加わり、ついに、レスリング道場のある町にたどりつくのですが……。ささやかな映画作りから始まったのだそうです。実際にダウン症で、役者志望のザック・ゴッツァーゲンが、「映画スターになりたい」という夢をふたりのクリエイターに語り、彼らがザックを想定したオリジナル脚本を書き、テスト映像を作ったところ、3人の熱と、ザックの存在感にうたれた独立系のプロデューサーが出資を決めました。アメリカ南部の地方映画祭で観客賞をとったものの、全米公開最初の映画館数は17館。それがSNSなどの評判で6週後には1490館まで広がり、大ヒットとなりました。映画そのものも、まさに夢の実現でした。彼らの旅は、どこか『ハックルベリー・フィンの冒険』を連想させます。めげない、恐れをしらない、ザック君を見ていると、何か元気をもらえる。そんな映画です。
2020年02月03日『クィーン』でオスカーを受賞したヘレン・ミレンと、『ロード・オブ・ザ・リング』『キャッツ』のイアン・マッケランが共演する『グッドライアー偽りのゲーム』。この度、ヘレンがかつて演じた英国女王から一転、最恐の悪女ぶりを発揮する本編映像がシネマカフェに到着した。夫を亡くしてまもない資産家ベティ(ヘレン・ミレン)に狙いを定めたベテラン詐欺師のロイ(イアン・マッケラン)は、出会い系サイトを通じてベティに近づく。紳士然とふるまうロイと何度か会ううちに、ベティは彼をたやすく信用したかのようだが、実は全ては、ベティの仕掛けた恐ろしい罠だった…。今回公開されるのは、ベティの孫のスティーブン(ラッセル・トベイ)が詐欺師であるロイの嘘を暴こうとする一方、ベティが嘘を重ねて罠を張り巡らせるシーン。スティーブンにギリギリまで問い詰められたロイは「半世紀もの間、英国人として正直に生きてきた」と声を荒げる。スティーブンが「正直に?多くの罪を犯したくせに」と言い放つと、ベティが一瞬、慌てた表情を見せ、「やめて!危険から祖母を救うつもりでいるのね」と止めに入る。「彼を知らないだろ!」とまくしたてるスティーブン。そこでベティは「私は自分で決める。あなたの許可は不要。尊重する気がないなら当分会わないわ」と毅然と言い放つ。スティーブンが自分は邪魔者かと投げやりになって出ていくと、困惑し意気消沈しているロイに、ベティは「自分が分かる?私に孤独を感じさせないこの世で唯一の人よ」とやさしく語りかけるのだった。ロイをかばい、思いを打ち明けたベティにロイは少しホッとした表情を見せたが…。普段は穏やかなベティが強い口調で孫をたしなめながらもロイには自分の気持ちを告白する一方、いつも冷静なロイが弱さを見せる、それまでとは違う一面を見せる2人がより魅力的に見える本シーン。だが、ビル・コンドン監督は「悪い人間ほど魅力と理知にあふれているもの。ついつい観客は彼らを応援したくなってしまうだろう。僕の興味は、観客を偽りのゲームの渦中に引き込み、登場人物を使って気を散らせながら、その下にあるものは見せないようにすることに向いていたよ」と、その裏側にある何かを隠し、観客を騙すための演出にこだわったことを明かしている。そんな誰もが感情的になった局面でも嘘をつき通し、好意を打ち明けて罠を仕掛けるベティ。ロイの嘘が暴かれるのをなぜ止めたのか?ロイへの思い、スティーブンの存在が複雑に絡み合い、コンドン監督の思惑と合わせ、より一層、その秘密と嘘の仕掛けを推測したくなる場面でもある。ヘレンの悪女ぶりは一瞬の表情も見逃せない。『グッドライアー偽りのゲーム』は2月7日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:グッドライアー偽りのゲーム 2020年2月7日より全国にて公開© 2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND BRON CREATIVE USA, CORP./© 2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2020年01月29日