阪本順治監督とオダギリジョー(ゲバラ邸内で)
阪本順治監督がメガホンを執り、オダギリジョーの主演で、革命家チェ・ゲバラのゲリラ隊に参加した日系人“フレディ・前村”の知られざる生涯を、実話に基づいて描く映画『エルネスト』が製作されることが発表になった。
その他の写真
映画は、留学先のキューバの医学校でチェ・ゲバラと出会い、ゲバラから“エルネスト”と名付けられ、自由と愛のために戦った日系ボリビア人、フレディ・前村の生き様が描かれる。
阪本監督は製作理由について「ボリビアの日系移民を調べたら、ゲバラと戦ったフレディを発見しました。私にとって長編映画で、ひとりの実在する人を題材にするのは初めてです。本当はもっと世間に知られるべきフレディに光を当てて映画化したかった」と話し、「オダギリさんには「心(しん)の強さがあり、静けさも感じた」主人公のフレディを演じるにはオダギリさんにも共通の部分があると思った」とコメント。
オダギリは「役者になる前から阪本監督の作品が好きで、20代で仕事をしたことがあり今回オファーを来た時は、すぐに引き受けました。ただし、主役と聞いたときはビックリしました」といい、「キューバ撮影や、自分が演じる役はすべてがスペイン語という大変な役柄であるからこそ今回引き受けました。