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オダギリジョー脚本・監督・編集・出演映画『THE オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIE』に、深津絵里が出演することが分かった。2021年に放送されたオリジナルドラマ「オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ」。鑑識課警察犬係のハンドラー・青葉一平(池松壮亮)だけには、なぜか相棒の警察犬・オリバーが犬の着ぐるみのおじさんに見えてしまう、その着ぐるみのおじさんオリバーをオダギリジョーが演じるという奇抜な設定に、発表時から話題を呼んだ本作。映画では、ドラマキャストが参加するほか、吉岡里帆、鹿賀丈史、森川葵らも出演することが明らかになっている。そして今回、オダギリジョーとは連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で夫婦として初共演した深津の参加が発表。深津を含め、発表されている個性溢れるメンバーは19人。その役名や映画版のストーリーは未だベールに包まれたままだ。『THE オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIE』は秋公開予定。(シネマカフェ編集部)■関連作品:THE オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIE 2025年秋公開予定© 2025「THE オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIE」製作委員会
2025年01月11日映画『劇映画 孤独のグルメ』の初日舞台挨拶が10日、都内で行われ、松重豊(監督・脚本・主演)、内田有紀、磯村勇斗、村田雄浩、ユ・ジェミョン、オダギリジョーが登場した。○オダギリジョーと内田有紀は初共演進行を務めた竹崎由佳アナウンサー(テレビ東京)から「実は、内田さん演じる志穂とオダギリさん演じる店主が元夫婦という設定がありました。直接の共演はなかったとのことなのですが、夕景で夫について語るシーンは切ない表情が印象的でした。撮影を振り返っていかがでしたか?」と質問され、内田は「画面いっぱいの夕日で、ご覧になった皆さんも見ていて、同じ場所にいるような気持ちになったと思うのですが、その夕日を見ながら、彼(店主)を思って、お芝居できた。贅沢なことに、その後ろに五郎さんがいて、優しく包み込んでくれたので、自然と志穂さんになれて、幸せな気持ちでいっぱいでした」と感慨深げに振り返った。また、松重が「内田さんとオダギリくんは共演歴がなかった。それが奇跡だなって」と言及すると、オダギリは「初めてお会いしたのが、2、3週間前(の完成披露試写会)」と告白。続けて、オダギリは「(内田さんは)同い年で、学生の頃から拝見していた方ですし、有紀さんのことが大好きな友だちもいたので、この間も嫉妬されたところです」と明かし、笑いを誘った。○映画『劇映画 孤独のグルメ』ストーリー井之頭五郎は、かつての恋人・小雪の娘、千秋からとある依頼の連絡があり、飛行機の機内で腹を減らしながらフランス・パリへ向かう。パリに到着し、空腹をいつものように満たし、千秋と共に依頼者の祖父の元へ向かう。そこで、千秋の祖父である一郎から、「子供の頃に飲んだスープがもう一度飲みたい。食材を集めて探して欲しい。」とお願いされる。わずかな地名をヒントに、五郎も行って食材を探してみることにしたのだが……。フランス、韓国、長崎、東京。究極のスープを求めて、五郎は世界へ漕ぎだす。しかし、スープ探しのはずが、行く先々で様々な人や事件に遭遇。次第に大きな何かに巻き込まれていく。
2025年01月10日オダギリジョーが監督・脚本などを務める映画『THE オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIE』が、2025年秋より全国公開される。主演は池松壮亮。オダギリジョーが“犬の着ぐるみおじさん”に2021年にNHKで放送されたテレビドラマ「オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ」は、俳優のオダギリジョーが脚本・演出・編集を務めた作品だ。池松壮亮演じる主人公の青葉一平は、鑑識課警察犬係に所属する警察官で、相棒は警察犬のオリバー。なぜか一平にはオリバーが“犬の着ぐるみを着たおじさん”に見えてしまうという奇抜な設定のなか、彼らが不可解な事件に次々と巻き込まれてゆく、コメディタッチのサスペンスが描かれた。着ぐるみのオリバーは、オダギリジョー自身が演じているのもポイント。犬なのに酒を片手に煙草を吸いながらスマートフォンをいじるうえ、女好きの一面もある癖の強いキャラクターだ。ドラマは全3話のシーズン1の好評を受け、2022年にシーズン2の放送を開始。よりカオスになった世界観やシュールな小ネタが人気を博し、「東京ドラマアウォード 2022」では単発ドラマ部門作品賞グランプリ受賞、月間ギャラクシー賞受賞するなど大きな話題を呼んだ。映画ではオダギリジョーが監督・脚本・編集・出演そんな人気ドラマ「オリバーな犬、(Gosh!!) このヤロウ」が待望の映画化。オダギリジョーが監督・脚本・編集を担い、もちろんオリバー役としても出演する。主演・池松壮亮、ドラマ版の豪華キャストも再集結主演は、池松壮亮が続投。また、⿇⽣久美⼦や本⽥翼、岡⼭天⾳、⿊⽊華、鈴⽊慶⼀ら狭間県警に勤務するメンバーをはじめ、永瀬正敏や佐藤浩市といったドラマ版に出演した豪華キャストも集結する。映画『THE オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIE』登場人物主人公・⻘葉⼀平…池松壮亮鑑識課警察⽝係でオリバーのハンドラーを務める。オリバーが⽝ではなく、着ぐるみのおじさんに⾒えてしまう。オリバー…オダギリジョー鑑識課の警察犬。酒と煙草と⼥が好き。漆原冴⼦…⿇⽣久美⼦⼀平の上司。隙あらばトイレで前髪を切っている、課内のムードメーカー。柿崎ユキナ…本⽥翼警察⽝・ラッキーのハンドラーを務める一平の同僚。三浦…岡⼭天⾳他部署への移動を希望しているハンドラーで、⼀平の後輩。オリバーに「現代っ⼦」と呼ばれている。ゆかり…⿊⽊華⽣活安全課に勤務し、京都弁を喋る⼥性刑事。オリバーをかわいがるがオリバーからは苦⼿に思われている。志村…鈴⽊慶⼀警察⽝のベテラン飼育員で渋沢栄⼀に間違われる。溝口健一…永瀬正敏フリーの記者。ある事件を解決できなかった後悔から警察犬係を辞めた過去を持つ。小西幸男…佐藤浩市リヤカーを引きながら失踪者を次々と発見しているスーパーボランティア。酒々井茂…宇野祥平かつてヤクザの若頭が行きつけにしていたバーを経営。現在は女装してバーで働いている。カフェのマスター…嶋田久作ダイナー風の犬カフェ「DOGGY SUE’S DINER」のマスター。驚異的だが無意味な記憶力を持つ。占い師…香椎由宇水晶球を使う占い師。ドラマ版では一平や溝口に大殺界を言い当てた。?…吉岡⾥帆?…⿅賀丈史?…森川葵?…髙嶋政宏?…菊地姫奈?…平井まさあき?…深津絵里映画版の新キャストとして、吉岡里帆や森川葵、⿅賀丈史、深津絵里らも登場。オダギリジョー演じるオリバーとどのように絡んでいくのかは、追って明らかになる模様だ。【作品詳細】映画『THE オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIE』公開時期:2025年秋監督・脚本:オダギリジョー出演:オダギリジョー、池松壮亮、⿇⽣久美⼦、本⽥翼、岡⼭天⾳、⿊⽊華、鈴⽊慶⼀、永瀬正敏、佐藤浩市、嶋田久作、宇野祥平、香椎由宇、吉岡⾥帆、⿅賀丈史、森川葵、髙嶋政宏、菊地姫奈、平井まさあき、深津絵里配給:エイベックス・フィルムレーベルズ
2024年09月29日松重豊出演『劇映画 孤独のグルメ』の追加キャストとして、内田有紀、磯村勇斗、村田雄浩、塩見三省、杏、オダギリジョーの出演が明らかになった。6人が演じるのは、五郎(松重)の究極のスープ探しの旅に関わることになる、ミステリアスな登場人物たち。内田は、五郎が迷い込む韓国領の島のコミュニティで暮らす志穂。磯村が、スープ探しをする五郎を手伝う中川。塩見が、五郎がスープ探しの旅に漕ぎ出すことになる依頼をする、フランスに住む松尾一郎。杏が、五郎のかつての恋人・小雪の娘であり、祖父・一郎の依頼のために五郎をフランスに呼ぶ松尾千秋。オダギリが、中華ラーメン店「さんせりて」の店主を演じる。また、ドラマシリーズにも登場経験のある、村田演じる五郎の同業者・滝山も再登場する。内田は「あ!ご鑑賞の前には食事を済ませてくることをオススメします。でないと、五郎監督の思うツボに…(笑)」とアドバイスを送り、磯村は「俳優もやりながら監督をしている松重さんの姿がとても勇ましく、また長年一緒に作り上げてきたスタッフさんたちを大切にされている様子を拝見し、愛され続ける作品というのは作り手の人柄が大事なんだと、改めて実感した現場でした」と尊敬の思いを語る。松重とパリで撮影をした杏は「パリにはシナハン(シナリオ・ハンティング:台本を書くための取材)からいらして、どの店が良いかと、まさに五郎さんのように食べ歩いておられました」と松重監督の様子をふり返り、オダギリは「公表では分かりませんが松重さんの身長は2m30cmほどあります。いや、現場での松重さんは本当にそのくらい大きな存在に感じました」と現場での安心感・信頼感についてコメントした。また、松重監督は「台本を作り上げて行く過程で、この役はこの人、あっちの役はあの人と夢想しています。練り上げていくにしたがってそれは恋心に変わっていきました。幸いなことに見事恋愛は成就し、僕の恋い焦がれる面々が集ってくださいました。そして僕の気持ちをはるかに上回る愛で応えてくれました」と今回の俳優陣について話している。『劇映画 孤独のグルメ』は2025年1月10日(金)より公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:劇映画 孤独のグルメ 2025年1月10日より公開©2025「劇映画 孤独のグルメ」製作委員会
2024年09月27日「FOD」と「Prime Video」にて配信中のオダギリジョー主演ドラマ「僕の手を売ります」が、1月17日(水)より地上波放送されることが決定した。大桑北郎(オダギリジョー)は、理系の大学院まで出たものの就職氷河期世代で就職をあきらめ、自らネットビジネスに乗り出したが大失敗。多額の借金を抱え、東京・町田市に妻と娘を残し、全国各地でどんな仕事も引き受けるプロアルバイターをしながら借金完済を目指して生きている。大桑は、全国津々浦々を駆け巡りアルバイトに明け暮れるが、経験と持ち前の器用さに加え、なんだかんだ断れない性格から、どこへ行っても毎回その土地の個性あふれる人々のトラブルに巻き込まれてしまう――。『パビリオン山椒魚』『南瓜とマヨネーズ』に続く、冨永昌敬監督とオダギリさんがタッグを組んだ6年ぶり3作目の作品となった本作は、オダギリさん演じる主人公・大桑北郎が、多額の借金を返済するため、全国各地でアルバイトをして回り、そのゆく先々で起こる様々なトラブルに巻き込まれながらも、家族と向き合っていく物語。オダギリさんは、企画段階から参加。2人が構想したオリジナル脚本を、オダギリさんは演技で、冨永監督は映像で具現化。ゆるく柔らかくも、クスッと笑えてどこか知的で色気のある空気感を感じられる、2人のエッセンスが存分にあふれ出す。オダギリさんのほかにも、妻・雅美役で尾野真千子、娘の丸子役で當真あみ。水沢林太郎、大野泰広、松田美由紀、ゲストとして中村アン、斉木しげる、眞島秀和、紺野まひる、石井正則、柳英里紗、円井わん、田中要次らが登場する。「僕の手を売ります」は1月17日(水)24時40分放送開始。FOD/Prime Videoにて全話配信中。※毎週水曜日24時25分放送(関東ローカル/全10話)。(シネマカフェ編集部)
2024年01月09日松田翔太が企画・主演を務める完全オリジナルの新感覚ニュースショー「THE TRUTH」に、藤原ヒロシ、オダギリジョー、菅田将暉、後藤剛範、柄本時生、SUMIRE、寺本莉緒らが出演することが分かった。本作は、松田さん本人がMCを務める架空のニュースショー「THE TRUTH」を舞台に、“毒とユーモア”で“世の中の真実”に迫っていく。ただ、どれもこれも一見すると役に立ちそうで役に立たない、役に立たなそうで役に立つシュールな内容のコーナーばかり…。第1話は、「義憤」をテーマに、YouTuberと暴走族がそれぞれの正義を盾に激しい議論を交わす。YouTuberの真友大介役で劇団「コンプソンズ」の大宮二郎、暴走族・鬼頭大志役で後藤さんが出演。「タイパ」をテーマにした第2話には、番宣に来た俳優・本人役でオダギリさん。観る前に情報を入れすぎる番宣の是非から始まり、なぜか環境活動家や現代アーティスト作家に扮したりと、視聴者を不思議な世界に誘う。「A.I.」がテーマの第3話には、若者の悩みを聞く討論会に登場する俳優として、菅田さんが本人役で登場。「スピード」をテーマにした第4話には、「サンクチュアリ -聖域-」の寺本さんが本人役で出演。2倍速で再生される劇中ドラマで、松田さんと恋人役を演じたり、「アンダーグラウンドとメジャー」についての講義に参加したりと、本作の謎の世界観に飲み込まれていく。ほかにも、街頭インタビューコーナー「TOKIO NOW」に本人役で柄本さん、MC・松田さんのアシスタント役としてSUMIREさん、お料理コーナー「大雑葉子のクッキングクッキング」の料理家・大雑葉子役で永井若葉、謎の人物として世界的クリエーターの藤原さんが出演。藤原さんは、本作の番組タイトルロゴも手掛けている。藤原さんが手掛ける大学FRAGMENT UNIVERSITYの「藤原ヒロシの特殊講義 “非言語マーケティング”」が本作にも登場。独自の仕事術を伝授する特別な講義…になると思いきやまさかの自習に。また、先日のキービジュアルとは別のバージョンも公開された。「DMM TV」では、TV放送未公開部分を含むオリジナルバージョンを各話放送直後より独占配信。ゲストとの未公開トークや収録後の舞台裏オフトークなどが展開される。●第1話あらすじ松田翔太がMCを務める“毒とユーモア”で“世の中の真実”に迫るニュースショー「THE TRUTH」。初回のゲストにYouTuberと暴走族を迎え、「義憤」をテーマにそれぞれの正義に迫る。▼柄本時生の“危険な現場”潜入取材▼使い方次第で一触即発!SUMIRE のワンポイント英会話ヘングリッシュ▼超大物ハリウッド映画プロデューサー・監督特別インタビュー▼松田翔太×藤原ヒロシSP対談 ほかコメント■松田翔太僕が高崎さんと一緒に作品を企画していることに、興味を持ってくれそうな人に作品の内容を打ち明けました。「なるほど。なんとなく面白そうだ。」ということのその先、その奥の部分や本当の意味を分かってくれるだろう方々に打ち明けたら、僕も参加してみたいなと言っていただけて。賛同してくれた皆さんが持っている才能をお借りして、僕らが想像していた範囲を遥かに超えた撮影となりました。「ある面白い企み」を考えている者同士、共感し合えたという感覚です。大変感謝しています。出演者の皆さんもそういうつもりで出てくださっている感じがします。藤原ヒロシさんは、かれこれ十何年、一緒に雪山に行ってスキーやスノーボードをやったり、日々いろんなことを教えて頂いている人生の先輩で、憧れであり尊敬している方です。たまたま「普段、最近何考えてるの?」という話の中で、THE TRUTHの話になり、「ヒロシさん一緒に何かやりませんか?」ということになったんです。実現できて心から嬉しく思っています。出演してくれた皆さんには本当にありがたいと思っています。■高崎卓馬(総合演出・脚本)「やったことないから、面白そう」。参加してくださった豪華なゲストのみなさんがそう言ってくれてうれしかった。才能と勇気のあるひとたちと何が正解かみんなで考えながら試行錯誤する時間は、めちゃくちゃ幸福でした。なんかすごく変な番組になってますがみんなで放送後に感想を言い合うのが楽しみです。■後藤剛範未だにドラマなのか何なのか分かっていないくらい見たことがないようなお話で、松田さん始め、出演者の皆さんでやり取りしながら出来上がっていく、こんな番組を待っていました。私も今40歳なんですが、自分が若いときにこういう番組って有ったような気がするんです。久々にそういう作品をやるんだ!って、ワクワクした感じと共に、出演できるとなってとても嬉しかったです。私が出演する第1話も単純にすごく面白かったのですが、自分たちのセミドキュメンタリーみたいな感じもあり芝居の仕方がとても難しくて…ただやはり自分は好きなジャンルに携われて嬉しいと思っています。撮影はとても楽しんでいた反面、すごく緊張しました。松田さんがどう芝居をしてくるかがわからず、演出も例えば相手役のYouTuberの真友(大宮二郎)やメンバーと事前に会わないで一発本番でやろうとしたり…でもその分やり甲斐があったし、その場の出演者やスタッフ皆が楽しんでいた気がします。■オダギリジョー何はともあれ、新しいものを作るって素晴らしい事ですよ。それはやはり現状に満足してない叫びだし、もっと向こうを見てみたい狂いだろうし。何が答えなのかもわからず、大人がみんなで必死になって、先にあるはずの光を目指す。今回は翔太くんが漕ぎ出した船に誘ってもらい、とんでもなくデカい魚と戦ったり、嵐に飲まれかけたり…とにかく楽しい航海だったような気がしています。見えない旅に、大切な実験に、この人なら…と思い浮かべてくれたことが嬉しいし、いつまでも、そんな荒波に漂いたいと思っています。テレビ離れと言われる時代に、あらがい逆らう、刺激的な作品が観られそうです!■菅田将暉どうなっているのでしょう。何が起こったんでしょう。何が正解なんでしょう。笑えるのか、泣けるのか、問いかけなのか自問なのか。正直手ごたえはありません。しかし、そんな事がどうでもよくなるほど、高崎さんと松田さん率いるクルーの研究室は魅力的でした。悲哀とユーモアに溢れた数々の実験の跡、見たこともないまだ名前すらもないような装置やアイデア、それらに胸を踊らせ、意気揚々と実験に参加させてもらいました。始まってみるとフラスコを傾けすぎたのか何か配合を間違えたのか爆発して髪の毛はボンバー、トライアンドエラー。煤だらけになりながら暗闇の中を歩み続ける感覚。しかしさっきの爆風によって埃や資料の束が吹き飛び、埋もれていたピースがキラリと光る、、。あの撮影の日から、何か得体の知れない欲求が膨れ上がっているように思います。渇望している何かがあります。なんの意味があるのかわからないけれども、その埋もれていたピースを持ち帰りずっと握りしめている自分がいます。「THE TRUTH」放送が待ち遠しいです。■寺本莉緒まさか、こんな豪華なキャストの皆様の中に自分がいるなんて!ととても嬉しい気持ちになりました。同時に、足を引っ張らないように、しっかりと楽しんで努めようと思いました。松田さんを含めスタッフの方々の柔らかい雰囲気がとても居心地が良くて、終始楽しんで撮影ができました。台本があるのかないのか、よく分からなくなる空気が私はとても面白く、ニヤニヤしながら撮影しておりました。クスッと笑えるような作品なので、たまたま流れてきても楽しんでもらえますし、スタンバイして見てくださる方にも何だこの感情は!と不思議な感覚で楽しんでいただけると思います。どこまでが本人で、どこまでが役なのか。クスクス笑いながら楽しんでいただけると嬉しいです!■柄本時生出演オファーがきた時はノリと勢い、本当にそんな感じでした。たまたま(松田)翔太さんから電話がかかってきて、「下北沢のここで飲んでるからちょっと来ない?」って呼ばれたんです。お店に行ったら菅田(将暉)くんがいて、その中で翔太さんが、「今度こういう作品やるんだよね。」と言われて。「え~!すごいっすね~!」と反応したら「出てよ」みたいな(笑)。「出ます出ます!」って返したんですが、その後本当にオファーがきたので、これはもう出るしかないな、という。すごく有難かったです。僕が突撃する取材先の役を演じる俳優の皆さんがとても面白いんです。セリフのやり取りの中で、「脱線しながら、ただ筋だけは逃さないように一緒に作り上げてく」という感覚は凄い久しぶりだったので、ちょっとカロリーを使うな…と思ったのと同時に、「あ、そういや僕って今俳優の仕事してたんだ」という、とても大切なことを思い出させていただきました。僕は作品の中でワタワタしています。そして本題とはずれたところで箸休め的に出てくるので、視聴者の皆様もコーヒーなり飲みながらご覧ください。■SUMIRE学生時代に松田翔太さんが出演されているドラマや映画をよく見ていたので共演出来て率直に嬉しかったです。お話をお聞きしたとき絶対に面白くなるという確信と楽しみがありました。何が正解なのか、みんなで探りながら撮影していて、その行動全てが人間の嘘と真実、日常でこういう反応あるなあとか再確認できたり、撮影中常にユーモアな空気があり楽しく作品を作り上げられました。衣装やセット、撮り方など今までのテレビドラマにない作り方で自分のアイディア発想に良い刺激を受けました。個人的に、大人の嘘と真実の狭間だったり、大人という人間のユーモアな日常空間を今の若い方々に深夜のお供として楽しんで頂きたいです。■藤原ヒロシ翔太君からの誘いなので、お断りする理由もなく、面白そうだな、と思いました。特に撮影という感じではなく、収録に少し遊びに行き、その延長上で、翔太君といつものような話をしただけです。いつもの日常な感じで。僕も内容をきちんと把握していないので、オンエアーを楽しみにしています。「THE TRUTH」は12月5日より毎週火曜日深夜24時30分~テレビ東京ほかにて放送(全4回)。(シネマカフェ編集部)
2023年11月27日中島歩、オダギリジョーが参加する中国映画『サタデー・フィクション』の本ビジュアルが完成した。中国に生きる若者の心情を瑞々しく、過激に描き続けてきた映画監督ロウ・イエ。映画史に残る数多くの名作を世に送りだした彼が最新作で選んだ題材は、太平洋戦争が勃発する直前の魔都、上海。世界各国の諜報員が暗躍していた時代を舞台に、人気女優とスパイの二つの顔を持つ主人公を中心に据え、当時上海の中心とされていた現存する劇場「蘭心大劇場」で巻き起こる愛と謀略の物語を美しいモノクロ映像で描き出す。主要キャラクターの顔が並ぶ今回のビジュアル。女優と敏腕スパイという2つの顔を持つ主人公のユー・ジン(コン・リー)、彼女のターゲットであり、太平洋戦争の鍵を握る重要人物・古谷(オダギリさん)、ユー・ジンの恋人で舞台演出家のタン・ナー(マーク・チャオ)。それぞれ思惑を胸に抱えた3人の運命が、日中欧の諜報戦が激化する魔都上海で交錯していく。古谷の亡き妻と容姿が瓜二つであることを利用し近づくユー・ジンと、彼女の姿に心乱される古谷、そして、危険なミッションに挑むユー・ジンを思うタン・ナーの危うい三角関係も示唆されているようだ。また、文字は手書きの簡体字で表現され、それも相まって映画の世界観に浸れるデザインとなっている。日本公開を記念して、監督のロウ・イエの4年ぶりの来日も決定。前作『シャドウ・プレイ』での来日以来となるロウ・イエ監督は「『サタデー・フィクション』が日本で公開を迎えることになり、とても嬉しく思っています」と喜びのコメントを寄せている。公開初日には、シネ・リーブル池袋、アップリンク吉祥寺、新宿武蔵野館で行われる舞台挨拶に、オダギリさんと中島さんらと共に登壇する。▼ロウ・イエ監督コメント日本の皆さん、こんにちは。ロウ・イエです。『サタデー・フィクション』が日本で公開を迎えることになり、とても嬉しく思っています。この機会を借りて『サタデー・フィクション』に参加してくれたスタッフとキャストの皆さんに感謝の気持ちを伝えたいです。彼らはとても優秀で、一緒に働くことができ光栄でしたし、とても楽しかったです。日本の皆さんにもこの映画を楽しくご覧いただければと思います。素敵な映画体験になりますように。『サタデー・フィクション』は11月3日(金・祝)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、シネ・リーブル池袋、アップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:サタデー・フィクション 2023年11月3日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、シネ・リーブル池袋、アップリンク吉祥寺にて公開©YINGFILMS
2023年10月22日オダギリジョーが主演とプロデューサーを務めるドラマ「僕の手を売ります」が、FODとPrime Videoにて10月27日(金)より配信開始。『南瓜とマヨネーズ』の冨永昌敬監督と3度目のタッグを組む。本作は主人公の大桑北郎(おおくわきたろう)が、多額の借金を返済するため、全国各地でアルバイトをして回り、そのゆく先々で起こる様々なトラブルに巻き込まれながらも、家族と向き合っていく物語。大桑北郎は、理系の大学院まで出たものの就職氷河期世代で就職をあきらめ、自らネットビジネスに乗り出したものの大失敗。多額の借金を抱え、東京・町田市に妻の雅美(まさみ)、娘の丸子(まるこ)を残し、自分は全国各地でどんな仕事も引き受けるプロアルバイターをしながら借金完済を目指して生きている。全国津々浦々を駆け巡りアルバイトに明け暮れる大桑は、数々のアルバイトをこなしてきた経験と持ち前の器用さに加え、なんだかんだ断れない性格から、どこへ行っても毎回その土地の個性あふれる人々のトラブルに巻き込まれてしまう。無事にお給料をもらい、次のアルバイトへ向かえるのか!?そして抱えた借金はいつ完済できるのか!?そんなこんなを繰り返しながらもその土地でひと仕事を終えると、妻と娘の元へ帰っていくのだった…。主人公・大桑北郎は、俳優としてはもちろん、昨今では監督としても国内外から高い評価を得ているオダギリジョー。妻の雅美は、NHK連続テレビ小説「カーネーション」のヒロインをはじめ多数の作品に出演、国内外で主要映画賞を数多く受賞している尾野真千子。娘の丸子は、2021年にデビューした後、数多くのCMに起用され、2022年「妻、小学生になる。」でドラマ初出演。2023年にはNHK大河ドラマ「どうする家康」、「最高の教師 1年後、私は生徒に□された」など、いま注目が集まる當真あみ。そのほか、水沢林太郎、大野泰広、松田美由紀、さらにゲストとして中村アン、斉木しげる、眞島秀和、紺野まひる、石井正則、柳英里紗、円井わん、田中要次ら個性あふれるメンバーが続々と登場する。脚本・監督は、映画『パビリオン山椒魚』(2006年)、『南瓜とマヨネーズ』(2017年)に続いてオダギリさんと6年ぶりにタッグを組む冨永昌敬。オダギリさんは企画段階から本ドラマに参加。冨永監督と2人で構想したオリジナル脚本を、オダギリさんは演技で、冨永監督は映像で具現化。2人のコンビから生まれる、ゆるく柔らかくも、クスッと笑えて、どこか知的で色気のある空気感を感じられ、2人のエッセンスが存分にあふれ出す作品となった。主題歌は、ファンタジックなメロディで世界の現実を描き続けてきたシンガーソングライター・七尾旅人が歌う「Drive into The Night」。昔から交流があり、冨永監督の世界観を知る七尾さんが、本作のために主題歌を書き下ろした。FODでは60秒予告も公開中されている。キャスト&監督よりコメント■オダギリジョー今回は企画の立ち上げから関わらせていただき、一段と思い入れの強い作品になりました。どんな仕事でもやってのける器用さと、様々なトラブルを呼び込んでしまう不器用さを、共にトラックに乗せて日本中を巡るロードムービーです。冨永監督を筆頭に、最高のスタッフ、キャストで作り上げた「僕の手を売ります」。楽しんで頂けると幸いです。■尾野真千子いつもなら、まず内容が気になり台本を読みますが、この作品は「僕の手を売ります」という題名が一番に気になり、この作品に出たいと思いました。冨永さんの現場はとても面白く、楽しく、現場に行ってみて、芝居をやってみてどんどん作られていく予想できない現場でした。オダギリさんとの何度目かの夫婦役。今回もまた違った夫婦役、お楽しみに!■當真あみオダギリジョーさん演じる大桑北郎と尾野真千子さん演じる雅美の娘、丸子を演じさせていただきました。私が演じた丸子はおしゃれに興味があり、いつも家にある父や母の服を着ては研究していたり、自分が面白いと思う事に真っ直ぐ進んでいく女の子です。丸子の性格は少し掴みづらくて監督から色々話を聞いたり、丸子の服装などを手がかりに撮影していました。作中の髪型は撮影前にヘアメイクさんとお話しながら毎回違う髪型になっているので、そこにも注目して見て欲しいです。撮影現場は、現場に置いてある普段はあまり見ないような道具や家具などが独特な雰囲気を作っていたのですが、緊張せずむしろ落ち着ける撮影現場でとても楽しかったです。私のお気に入りは丸子の家にあったツタンカーメン型のティッシュケースです笑。ぜひ色んなところに注目して、ご覧下さい」。■松田美由紀大好きなオダギリジョーくんと共演できるのは楽しみでした。撮影中、オダギリくんの芝居が面白くて、ついつい“面白すぎる!”と言ってしまいました。オダギリくんからは、まさかの“美由紀さん台詞覚え良いんですね!”と褒めて頂き、長い台詞は大変だったから嬉しかった~。オダギリジョー流石を感じたドラマです。お楽しみに!■脚本・監督冨永昌敬はじめてオダギリジョーさんとご一緒した映画『パビリオン山椒魚』(2006年)の現場で、彼は懐かしそうに「うちのお祖父ちゃん、オオサンショウウオ飼ってましたよ」と言いました。僕のほうの祖父はとにかく何にでも名前を書く人でした。「僕の手を売ります」の主人公「オークワ」は、背中に自分の名前を書いている男です。手先は器用ながら、その生き方は見ていてイライラするほど不器用。みずから貧乏くじを引くことが生き甲斐のオークワを、僕にとって特別な俳優であるオダギリさんが見事に作り出してくれました。僕もオダギリさんも孫はまだいませんが、いつか孫に見せるために作ったのがこの作品です。「僕の手を売ります」は10月27日(金)0時~毎週金曜日、FOD/Prime Videoにて配信(#1は無料/全10話)■配信日程:#1~#3 10月27日(金)0時配信(#1無料)#4~#6 11月3日(金)0時配信#7~#8 11月10日(金)0時配信#9~#10 11月17日(金)0時配信※配信日時は予告なく変更される場合があります。予めご了承ください。※Prime Videoでの視聴には会員登録が必要です。(シネマカフェ編集部)
2023年10月03日俳優のオダギリジョーが出演する、マンダム「ルシード 薬用パーフェクトスキンクリーム EX」の新CM「プレミアムなスキンケア」編が10月1日より放送される。○■鏡の中のオダギリジョーが振り向き……ミドル男性用化粧品ブランド「ルシード」アンバサダーを務めるオダギリが出演する新CM。冒頭の不思議な美術館では、10代、20代、30代のオダギリの姿を切り取った写実的な絵画が展示される。40代の絵画では大きな鏡が設置されており、過去との肌の違いが気になるオダギリ。すると、鏡の中のもう一人のオダギリが振り向き、ゴールドの世界へ視聴者を誘う。オダギリは出演者として演出にもこだわって監督と何度も話し合いながら撮影を重ね、商品にぴったりな世界観が完成。オダギリの品のある表情も見どころだ。○■オダギリジョー インタビュー――「ルシード」アンバサダー就任の感想や意気込みをお聞かせください。「ルシード」は格好良い大人が使う、品のある化粧品ブランドだというイメージがありました。まさか自分がアンバサダーを担うとは思わず、本当に光栄に思います。40代になると、特に肌は年齢が出やすいものですので、スキンケアの重要性を同年代となるミドル男性へ広めていきたいと思っています。――ブランドメッセージ『自分が好きな、自分であろう。』をまさに体現しているオダギリさんが大切にしていることはありますか?一番は自分を信じられることだと思います。自分を信じられないと何も前に進めませんし、長いものに巻かれるようなことになってしまうと自分が好きな自分でいられません。諦めないことだったり、自分を信じることだったり信念のようなことなのかなと思います。――40代となったオダギリさんが感じる若い時と違う悩みや良さは何ですか?40代になってみると意外と役割が増えたり、責任の重さを感じる仕事が多くなったり、後輩を引っ張っていかなければならない立場になることも多いので、そこは若い時とは違う悩みなのかなと思います。ただ同時に今だから任せてもらえる仕事があったり、信頼してもらえるようになったりすることで、新しい挑戦もできているのでそれぞれ年相応の楽しみ方があるんだなと実感しています。――男性のスキンケアに関してどのように捉えていますか?最近は男性も肌に対してのケアが当たり前になっていますよね。自分ももう少しちゃんとしておけばよかったなと思ったり、今回アンバサダーを任せていただいたことを機に自分もスキンケアを気にしていきたいなと思っています。ただ、選ぶ基準が分からなかったり、ついさぼってしまうこともあるので、一つで6役「オールインワンEX」があると僕のようなタイプはとても楽できますし、使っていきたいなと思います。――オダギリさんの周りの男性はどのようにスキンケアをされていますか?まわりの方がどんなケアしてるのかあまり聞いたことなかったですが、シワやシミが気になるのが40代だと思いますので「オールインワンEX」でシワまで改善できるのがいいと思います。――CMの見どころについて教えてください。プレミアムな商品をゴールドの世界観で表現しています。演出にこだわって何度も撮影を行いましたので本当に綺麗な世界となりました。――視聴者に向けてメッセージをお願いします。自分が好きな自分でいるためには日ごろからのケアが欠かせないと思いますし、この「ルシード オールインワンEX」はこれ一つでシワ改善までできるプレミアムなスキンケア商品なので毎日のケアにもおすすめです。
2023年09月28日俳優のオダギリジョーが、マンダムのミドル男性用化粧品ブランド「ルシード」の新アンバサダーに起用されることが31日、わかった。8月1日からは、新ブランドビジュアルおよび「ルシード 薬用パーフェクトスキンクリームEX」新広告ビジュアルを店頭で展開。オダギリが出演する新CMは、今秋公開を予定している。今回の発表にあわせて、オダギリは「『ルシード』は格好良い大人が使う、品のある化粧品ブランドだというイメージがありました。まさか自分がアンバサダーを担うとは思わず、本当に光栄に思います」と驚きながら喜びを伝え、「40代になると、特に肌は年齢が出やすいものですので、スキンケアの重要性を同年代となるミドル男性へ広めていきたいと思っています」とコメント。同社は、「NHK朝の連続テレビ小説など数々の話題性あるテレビドラマに俳優として出演され、近年は映画監督もされるなど活躍の場を広げるオダギリジョーさん」とオダギリの近年の活躍に触れ、「幅広い役割を全うしながら、かっこいい大人の男性像を表現し続ける生き様は、まさに『ルシード』のブランドメッセージである『自分が好きな、自分であろう。』を体現しているといえます。また、オダギリジョーさんご自身も40代ということもあり、ミドル男性の代表であるとともに、自分を信じ、あきらめずに信念をもって突き進むミドル男性の憧れの姿を等身大で表現頂けるのでは、ということで今回の起用に至りました」と起用理由を明かしている。
2023年07月31日俳優のオダギリジョー、女優の麻生久美子が出演する、日本マクドナルド「北海道じゃがバタてりやき」 「大阪お好み焼き風ソースたまごてりやき」「博多明太てりやきチキン」の新CM「いい大人のてりやき」編が27日より放送される(※一部地域を除く)。28日から期間限定発売する、マクドナルドの人気メニューである「てりやきマックバーガー」「てりやきチキンフィレオ」をテーマにした新メニュー「北海道じゃがバタてりやき」 「大阪お好み焼き風ソースたまごてりやき」「博多明太てりやきチキン」のバーガー3種。その新CMでは、数々の名作ドラマで共演し“名コンビ”とも評されるオダギリと麻生が共演。昭和歌謡をイメージした楽曲「男と女のラブてりやき」に乗せ、一匹狼のドライバー・ジョウと謎の美女・クミがデコトラの車内で“大人のドラマ”を展開する。○■オダギリジョー、麻生久美子 インタビュー――“大人のご当地てりやき”新CMの撮影を終えた感想や、マクドナルドにまつわる思い出をお聞かせください。オダギリ:とっても嬉しいですね。思い出を話させていただくと、アメリカに留学したときマクドナルドに行ってフィレオフィッシュを注文したんですけど、その「フィレオフィッシュ」っていう発音がすごい難しくて全然通じないんですよ。正解が未だに分からないですね(笑)。――麻生さんはマクドナルドのCM初出演となりますが、オファーを受けたときの気持ちを教えてください。麻生:心の底から嬉しいです。マクドナルドといえば、本当に小さい頃からずっと大好きで食べてました。小さい頃はご褒美っていうか、なかなか食べられなかったけど、今はもう子どもたちも大好きで、日常的にいただいているので。まさか(CMに)出演できるなんて思わなかったから、すごく嬉しいです。――マクドナルドのCMで共演する相手がオダギリさん、麻生さんと知ったときの気持ちをお聞かせください。オダギリ:びっくりしました! 昔からよく共演していたんですけど、こういうシチュエーションというか役柄はなかったので“元カノ”みたいな、ね。ちょっとドキドキしました(笑)。麻生:また〜、フフフ(笑)。オダギリさんとだったら撮影もすごく楽しくできるだろうっていうのと、オダギリさんとだから出せる“空気感”みたいなものがあって、きっとそれがCMでも出るんだろうなと思って楽しみにしてます。――“大人のご当地てりやき”を食べた感想とおすすめの商品を教えてください。オダギリ:「博多明太てりやきチキン」がおすすめですね。ちょっとピリ辛でとても食べやすかったです。麻生:「北海道じゃがバタてりやき」がすごくおいしかったです。バーガーの中にジャガイモが入って、すごく甘くて……それがすごく新鮮でおいしかったです。――新CMで“大人のドラマ”を演じたおふたりが考える“いい大人の条件”を教えてください。オダギリ:“いい大人の条件”が分からないから、まだ“いい大人”になれてないんじゃないですかね〜。麻生:う〜〜……(笑)。オダギリ:「う〜」ってなに!?(笑)麻生:フフフ。そうだな〜……と思って(笑)。“いい大人”になりたいですよね〜。――オダギリさんと麻生さんが、それぞれ相手に感じる“大人の魅力”を教えてください。オダギリ:歳が近いので、大人だと思わないんですよね……子どもとも思わないですけど。麻生:でもなんか……(オダギリさんは)基本、子どもっぽいですよね、フフフ(笑)。オダギリ:そんなことないでしょう。けっこうシブめで売ってますよ(笑)。麻生:そうなんですか? イタズラ好きですし、まるで少年のようって普段は思ってますけど。でもなんか蛇口で水を出してキュって閉じられる、みたいな……。何言ってんだろ、私。ハハハ!(笑)。でもそんな感じで自由自在に出すんですよ、大人っぽい部分。それはすごい感じていて「なんか自由自在だな、この方は」っていつも思ってます。そうじゃない? 意識してないんですか?オダギリ:分かんない。(オレが)大人だなって思うとき、ある?麻生:ある。芝居のときとかの方が多いですけど……あと演出されてるときとか。オダギリ:“大人の蛇口”を開けるっていう表現が合ってるのかどうか(笑)。そういう言い方するんでしたっけ?麻生:すみません(笑)。ちょっと間違ってるかも(笑)。――何度も共演しているおふたりが「変わった」と思うところ、「変わらない」と思うところを教えてください。麻生:最初は役者さんとして一緒にお芝居をしていくっていう関係性だったんですけど、監督もやられるようになって脚本も書かれたりとか、活躍の場が広がっていったオダギリさんを見ていて、変わったというよりは素敵だなと思ってます。こうやって普段通りのいつもの会話は変わらないですね。オダギリ:麻生さんも全然変わらないですよ。ただ、お母様になられて母性が増したというか、そういう意味では変わったのかもしれないですけど。ユーモアのセンスとかキャラクターは出会った頃と何も変わってないと思いますね。――新CMをご覧になる視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。オダギリ:この度、マクドナルドのてりやきと、ご当地の名品を組み合わせた“大人のご当地てりやき”3種類が登場します。麻生:福岡からは、てりやきチキンに博多明太マヨソースを組み合わせた、やみつきになる味わいの「博多明太てりやきチキン」。オダギリ:大阪からはお好み焼き風マヨソースとたまごを組み合わせた、まるで大阪でお好み焼きを食べているような「大阪お好み焼き風ソースたまごてりやき」。麻生:そして北海道からは、鉄板の組み合わせの北海道産じゃがバタの「北海道じゃがバタてりやき」です。オダギリ:さらに、モバイルオーダーで対象商品を注文することで、アプリ内のキャラクターが成長し、オリジナルマックカードへの応募ができるようになる新企画「マックマスター」も同時にスタートします。麻生:私たちは“大人のご当地てりやき”のイメージにぴったりな大人のドラマを演じています。オダギリ:6月28日より、ぜひマクドナルドでお楽しみください!
2023年06月22日俳優のオダギリジョーと櫻坂46の山崎天が出演する、相鉄ホールディングス・相鉄東急直通線開業記念ムービー「父と娘の風景」が、16日から公開される。同ムービーには、オダギリと山崎が父娘役で登場。相鉄線の車内を舞台に、“25人のオダギリ”と“25人の山崎”で父と娘の12年間をワンカットで描いている。幼少期・思春期・反抗期など小学生から高校卒業までさまざまに変化していく親子の関係を、オダギリと山崎をはじめ、6歳から46歳まで総勢50人の父娘キャストが演じた。音楽はPUNPEEが担当。ハナレグミの名曲「家族の風景」をサンプリングし、自身の代表曲「タイムマシーンにのって」を再解釈した楽曲となっている。■オダギリジョー&山崎天インタビュー――撮影の感想をお願いします。オダギリ:面白かったですよね。こういう手の込んだスケールの作品は少ないので、すごく楽しかったです。山崎:こだわりがすごく強かったです。――初共演とのことですが、互いの印象や共演した感想をお願いします。オダギリ:天ってすごい名前だなというのと、お父さんが自分より若いのに驚きました。山崎:クールな方だなと思いました。こんなお父さん中々いないなって思います。渋くて、洒落たお父さんだなと思いましたし、一緒に(撮影)しているシーンとかはすごく娘のことを思ってくれている、遠くの方から見守ってくれる優しいお父さんだなと思いました。――反抗期など親子の距離の変化が描かれていましたが、山崎さんはご両親に反抗してしまう時期はありましたか?山崎:反抗期はがっつりあったタイプなので、小学校5年生の時は毎日喧嘩していて、お母さんが家を出て行ってましたね。もう今はめちゃめちゃ仲良しですが、昔はありましたね。オダギリ:女の子とお母さんは合うか合わないかはっきりしますよね。――映像で幼少期の娘が「遠い」と言うシーンがありますが、子供の頃に遠くの町まで電車で行った思い出はありますか?オダギリ:僕は地元が岡山なんですが、長い休みは必ず神戸の親戚の家に電車で行っていたんですよ。小学生の時は、行きの駅で母親との別れに泣いて、また岡山に戻る電車の窓外の親戚に向かって泣いて。別れに毎回泣いていましたね。山崎:遠くの町に出かけたというよりは、改札に入るときに子供料金の切符を入れるとき、ピピーって音が鳴るんですけど、身長が高い子供だったので毎回駅員さんに疑われていました。すごく覚えています。――オダギリさんは岡山、山崎さんは大阪の出身ですが、横浜エリアへの思い出やイメージをお聞かせください。山崎:横浜は赤レンガがあるじゃないですか。メンバーの森田ひかるとクリスマスイブにクリスマスマーケットをやっていたので、2人でプライベートで遊びに行きました。オダギリ:古い町並みとか建物が残っていたり、ロケに似合う街なんですよね。若い時から横浜で撮影することが多かったので、画になる街だなって印象があります。――今回の楽曲は、PUNPEE「タイムマシーンにのって」とハナレグミ「家族の風景」のコラボレーションです。楽曲を聴いてどう思われましたか?山崎:すごくおしゃれで、今日撮った映像にあの音楽が合わさるとすごく良くなるだろうなと思います。時の流れも感じたりとか、今回カウントで厳密に撮影したので、ぴったりはまるとすごいおもしろい映像になるのではないかなと思います。私もすごく楽しみにしています。オダギリ:家族・父娘をテーマにしてますし、ばっちりはまるんじゃないでしょうか。――2人が思い浮かべる「家族の風景」はどんなものですか?山崎:私の家族はカラオケがとにかく好きなので、お正月は帰るといつもカラオケに行って歌って踊るので、それが家族のスタイルかなと思います。オダギリ:それはかなり仲いいですね。山崎:仲いいですね。(姉妹が)下が2人いるのでその2人がずっと歌ってます。オダギリ:親の前でよく歌えますね(笑)! 僕、絶対無理です。恥ずかしくて。でもうらやましいですね。――「タイムマシーンにのって」行ってみたい瞬間はありますか?山崎:自分が生まれた瞬間とか、妹が生まれた瞬間とか見に行きたいですね。写真でしかやはり生まれた瞬間は見れないので、映像だとまた違うんだろうなと気になりますね。――映像をご覧になる方へメッセージをお願いします。オダギリ:日々続いていく暮らしとそれに寄り添う電車の姿を映した素敵なムービーになったかと思います。是非多くの人に見ていただきたいです。山崎:1人の娘として役に共感できることもすごくあり、成長と巣立ちの物語を精一杯演じさせていただきました。父と娘の関係が変化していく姿に是ぜひ注目していただきたいですし、すごくおもしろい映像になっているかと思いますので、何回も繰り返し細かいところまで見ていただけたらなと思います。■PUNPEEコメントPUNPEEでございます。この度は個人的にも思い出のある楽曲の再構築、感慨深かったです。各駅、快速、特急とありますが時を超えサンプリングという形で相鉄線がタイムマシーンとなり、その頃の感覚をゆっくり乗せてきてくれました。ありがとうございます!■ハナレグミコメントまさに音楽はタイムマシーン! イントロや歌声やビートその響きに乗って、一瞬でいつかのあの日にひとっ飛びできるんだもの。PUNPEEの名曲「タイムマシーンにのって」とハナレグミの「家族の風景」2つが、PUNPEEの最高の再解釈によってこうしてまた新たな1曲になって産まれられた事に興奮してます!
2023年03月16日ドラマ好きなイラストレーター、ゆう。(@yamapyou)さんによるドラマコラム。2022年10月スタートのテレビドラマ『アトムの童(こ)』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。闇堕ちした松下洸平の演技が素晴らしいゲーム作りに励む二人の青年を応援し続けた日曜日。それもとうとう終わりを迎えようとしている。衝撃だったのは、最終回目前にして絶対なる友情を築いていたはずの二人が決裂してしまったことだ。シアトルに行くはずだった隼人(松下洸平)は、敵にまわってしまった。青春を共にした仲間と戦うことになる…。どこかで見たことのあるシナリオなのに、私たちが不安になるのは敵の元についてしまった隼人の表情のせいだろう。冒頭から興津に放った「SAGASを潰します」という言葉と、その目は本気そのものだった。隼人を演じるのは今、ドラマで引っ張りだこの松下洸平。エリートなキャラクターも、子供のような笑顔で可愛らしいキャラクターも演じて見せていた彼が、また本領を発揮した瞬間である。その瞳に光はなく、完全に敵にまわった『闇堕ち』の表情であり、松下洸平という俳優のさらなる可能性を感じた。こんな表情もできたのか、最終回目前にして、さらに魅力が引き出されたと言える。どうせ最終回で仲直りするだろう、そんな気持ちがあったにも関わらず、彼の表情を見たあと「本当に大丈夫…?仲直りするよね?」と不安を掻き立てられた。それだけ深い闇を感じてしまった。俳優の力でここまでドラマに深みが出ることに驚きである。隼人の決意は固い。これまで那由他と隼人、二人を応援してきた我々にとっては対立する二人の構造に胸が痛くてたまらないが、どうやってこのわだかまりが解けるのか。最終回最大の見どころとなるだろう。急に良いヤツ!?憎めないキャラのオダギリジョー松下洸平の演技に続き驚いたのは、これまで悪に徹していた興津の存在である。感情的になる那由他と常に論理的で冷静な興津は意外と相性が良いのかもしれない。ゲーム制作で煮詰まる那由他の元へやってきた興津、アドバイスもさながら、テレビゲームをしながらの二人の会話が非常に印象的であった。以前ジョン・ドゥが作ったゲームを奪った興津。そのことに対して興津は「誤解だ」と言った。疑問を浮かべる那由他に興津ははっきりと「惚れ込んだんだよ」と伝えた。これまでプライドも高く、隙や弱みを一切見せなかった興津が、初めてジョン・ドゥを認めた瞬間だろう。これまで散々、ひどい仕打ちをされ、絶対に許してはなるものか!と思っていた宿敵であったはずなのに、このワンシーンにより、これまでの悪行を忘れてしまいそうになるほどの衝撃を受けてしまった。こんなことされたら憎めない…さすがオダギリジョー。極悪のラスボスさえ、憎めないキャラクターに仕上げてしまった。てっきりこの作品は興津を成敗して終わるのかと思っていたが、これは話が変わってきそうだ。興津と分かり合える日もそう遠くはないだろう。最終回予想!みんな仲良くハッピーエンドなるか?最愛の友人は敵にまわり、最悪の宿敵は味方になった。ここまで構図が逆転するとは最初は誰も予想もしていなかっただろう。最終回はどんな展開を迎えるのか、やはり我々が見たいのは那由他と隼人のコンビである。これまで二人が一生懸命にゲームを作る姿を応援してきた。彼らだからついてきた。もう一度、二人が見たい、この想いに尽きる。株主総会後、那由他は「このゲームを作り上げるには隼人の力が必要だ」そしてまた、隼人も「那由他とゲームを作ることが一番楽しい」となってほしいと願う。離れてみてお互いが欠かせない存在だと気付いた二人がまたタッグむ、そして興津もまた同様、日本のゲーム業界を盛り上げていく仲間となるだろう。そんなハッピーエンドであって欲しいと思った。予想というより願望に近くなってしまったが、みなさんはいかがだろうか。展開を予想しながら見ることもドラマの醍醐味である。約3ヶ月間、ゲーム制作に夢中になる二人を見守ってきた。彼らとのお別れは辛いが、「アトムの童という素晴らしいドラマに出会えて本当によかった、毎週楽しい日曜日をありがとう」そう感謝の意を込めて次回の最終回を見届けたいと思う。『アトムの童(こ)』/TBS系で毎週日曜・夜9時~放送ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]
2022年12月10日日曜劇場「アトムの童」第8話が12月4日放送。オダギリジョー演じる興津の“本心”に「いいやつじゃないか」「嫌いって言ってごめん すきだ!」といった反応が続出、一方で「人が死んじゃ結局は駄目」「興津社長は不器用」など厳しい声もSNSに上がっている。本作は山崎賢人が日曜劇場およびTBS連続ドラマ初主演を務め、天才インディーゲーム開発者が自分が愛する玩具メーカーの危機を救うため、自分たちからゲームを奪った巨大企業に挑む完全オリジナルストーリーが展開してきた。“宿敵”興津から助けを求められた安積那由他(あづみ・なゆた)を山崎さんが演じるほか、彼と袂を分かち新天地を求め海外に旅立ち道を選んだ菅生隼人に松下洸平。父の会社「アトム玩具」を受け継ぎ、その後「アトムの童」として新たに会社を立ち上げた富永海に岸井ゆきの。那由他と隼人の親友だった緒方公哉に柳俊太郎。那由他と隼人をよく知るネットカフェの店主・森田聡に岡部大(ハナコ)。「アトム玩具」の先代社長で海の父・富永繁雄に風間杜夫。ゲーム販売やインディー開発者の手助けをするパブリッシャーの相良晶に玄理。アトム玩具を買収しその技術を手中におさめるも、会社が「宮沢ファミリー オフィス」に乗っ取られそうになっている興津晃彦にオダギリジョー。興津の会社「SAGAS」(サガス)にゲーム事業売却をせまる「宮沢ファミリー オフィス」社長の宮沢沙織に麻生祐未といった顔ぶれが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。「宮沢ファミリーオフィス」による「SAGAS」の買収問題が浮上するなか、「アトムの童」の技術を取り返すため興津のもとでゲーム開発をすることを決めた那由他。「SAGAS」の経営存続を賭けた株主総会までに新作ゲームの開発に取り組む那由他だが、アイデアが浮かばず行きづまってしまう。アイデアが浮かばない那由他の自宅に興津がやってくる。興津は那由他の部屋に乗り込んできて「朝までに打開策を示せ」と言い放ち、那由他がゲームをプレイしていたのを発見して「遊んでたんだろ」と指摘する。パズルゲームは頭の体操になる、科学的にも証明されていると反論する那由他。そして2人は那由他がプレイしていた「ぷよぷよ」で対決することになる…というのが今回のストーリー。プレイしながら興津は「君は俺をどう思う?どう見てる?」と那由他に問いかける。「金儲けのために俺たちのゲームを奪った」と答える那由他に、興津はそれは誤解で「惚れ込んだんだよ」と答え、公哉が興津からの援助を断られたら外資系のベンチャーに出資を願い出ようとしていたが、評判が悪い会社だったため、そのベンチャーにゲームを奪われるんじゃないかと考えたことを明かす。日本にある素晴らしい技術を本気で守りたいと考えていると話す興津に、視聴者からは「ちょっ 興津、いいやつじゃないか」「興津日本ファーストなマインドなんだな~一見悪いやつだけど」「まさかの興津社長いい人転換かよ くそー!嫌いって言ってごめん すきだ!」などの反応が続出。一方で「人が死んじゃ結局は駄目なんですよ」「興津社長は不器用なんだな…わかりづらいひとなんやな」といった声もSNSに投稿されている。【最終回あらすじ】興津が警察に連行され株主総会は大混乱。代表不在で有力な委任状も奪われ勝つ見込みがない。劣勢を強いられるなか、那由他が壇上に上がる。これまでに様々な局面で仲間と共に闘ってきた那由他。ゲーム業界の未来をかけた大勝負はついにラストステージへ…。「アトムの童」は毎週日曜21時~TBS系にて放送中。(笠緒)
2022年12月05日ドラマ好きなイラストレーター、ゆう。(@yamapyou)さんによるドラマコラム。2022年10月スタートのテレビドラマ『アトムの童(こ)』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。毎回ジェットコースターのような怒涛の展開を見せる『アトムの童(こ)』だが、第7話は宿敵であるSAGASの興津(オダギリジョー)の立場が逆転するという非常に濃い回となった。次のステージに進もうとする那由他と隼人社名を『アトムの童』にして新たなスタートを切った『アトム玩具』は、従業員も増え、かつての活気を取り戻していた。若い新人と、アトム玩具からのファミリーである八重(でんでん)との不慣れなやりとりも、見ていて微笑ましい。ある日、社長・海(岸井ゆきの)に「大事な話がある」と、召集される社員たち。その話とは、ゲーム事業が軌道に乗ったこともあり、満を持しておもちゃ制作を再開するという内容だった。そんな中、那由他(山﨑賢人)と隼人(松下洸平)はゲームクリエイター交流会での、ジョン・ドゥのファンだという、ティムと出会う。彼と意気投合した那由他と隼人は、シアトルで新たなゲームを作るという作りに次のステージを見出す。『アトムの童』を離れたくないという思いはあるものの、「次のステージに進みたい」と海に相談。複雑な思いを抱きつつも、海は彼らの新たなチャレンジを応援し退職を受け入れた。今まで二人で様々なものを作り上げてきた那由他と隼人が、「ゲームを作りたい」という想いで通じ合う。二人の絆を感じる胸が熱くなる展開であった。宿敵に手を差し伸べる主人公おもちゃ制作の再開に向けて、動き出していたアトムの童だったが、制作に必要な塗料が入手できない問題が浮上した。塗料の取引先であった会社が、株主の意向で軍事産業に方向転換を強いられていたのだ。その株主とは大財閥の『宮沢ファミリーオフィス』。利益と関係なく、自分たちの思い通りに会社を作り替えてしまう厄介な集団である。同社の社長・宮沢沙織(麻生祐未)は、興津(オダギリジョー)率いる『SAGAS』の株も大量取得し始め、ゲーム事業を買収しようとしていた。『SAGAS』が挽回するにはアトムロイドの技術を使い、e-sportsの競技となる新しいゲームを作らなければならない。興津はアトムの童に助けを求めに行った。これまで散々ひどいことをした相手に頭を下げに行くという興津の気持ちも察しがつく。助けを求めながらも、プライドを捨てきれていない発言がアトムの童の社員たちを不快にさせていた。もちろん、アトムの童のみんなの答えは「NO」。しかし、那由他だけは違った。理由は『アトムの童』のためだった。『アトムの童』の技術を取り返すため、決して『SAGAS』の味方につくわけでは無いが、手を貸したいと言った。不満・不平が出るなか、那由他の姿はこれこそドラマの主人公だと思う。正義の主人公は宿敵にも手を差し伸べる。散々ひどいことをされ、嫌がらせを受けたとしても、見捨てない那由他の信念となっているものは『アトムの童』を守ることなのだ。信念を貫くためにブレない主人公はやはり、かっこいい。ブレないからこそ信じることができ、応援したいと思えるのだ。山﨑賢人と松下洸平の決裂、再び那由他が『SAGAS』を手伝うことになり、シアトル行きのチケットを見つめながら悲しい表情を浮かべる隼人。夜の大雨というのも、隼人の心情をうまく演出していた。那由他が『SAGAS』へ向かい、大企業の技術に目を輝かせていたとき、隼人が別れを告げにやってきた。那由他はシアトルに行くのが2週間遅れるだけだと話すが、隼人はそれに強く反論した。「お前は本当わかってないな、自分のこと!俺はお前をよく知ってる」那由他はのめり込んだらとことんやる性格だ。きっと株主総会で見せるデモでは満足できず、ゲームが完成するまで何年も『SAGAS』にいるだろう。隼人にはそれがわかっていた。だから行かせたくなかった。前半の意気投合し、共に新しいステージへ進もうとしていた二人の姿があったからこそ、その対比も相まって二人の決別がとてつもなく苦しいものとなった。そして、このシーンに見覚えを感じた人はいないだろうか。ドラマの最初の頃、『SAGAS』にいた隼人に那由他が一緒にゲームを作ろうと誘ったときである。今や完全に構図が逆転してしまっていた。歩道橋というのも当時と重なる。別々の方向から来た二人は、中間地点で交わるも、またそれぞれ別の方向へ行ってしまうのか。そんなことを思わされるラストシーンであった。対立する二人、今後の展開がさらに楽しみである。『アトムの童(こ)』/TBS系で毎週日曜・夜9時~放送ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]
2022年12月04日ドラマ好きなイラストレーター、ゆう。(@yamapyou)さんによるドラマコラム。2022年10月スタートのテレビドラマ『アトムの童(こ)』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。ゲームの発売に向け、準備を進めていたアトム玩具だったが、なぜか配信サイトで審査が通らない問題が発生していた。そこに現れたのは大手ゲーム会社の社長・興津(オダギリジョー)。審査が通らなかったのは、「ゲームが大量に作られることは日本の質を落としかねない」と審査を厳しくしていたからだった。那由他(山﨑賢人)たちは、仕方なく配信サイトを諦め、自社サイトで配信を開始した。しかし、配信日を被せてきたり、有名ゲーム実況者に根回しをしていたり、興津の嫌がらせがとにかくすごい。『日曜劇場』あるあるだが、どう足掻いても敵わない大きな権力に立ち向かう姿は何度見ても応援したくなる。何をやってもSAGASには敵わない…視聴者も途方にくれるような絶望的状態でも諦めない主人公は魅力的だ。公哉の墓参りで、興津とばったり出会うシーン。鋭い目つきで興津を睨む山﨑賢人の目が忘れられない。彼の目の奥には絶対に負けないという闘志がメラメラと燃えていた。ここから潮目が一気に変わり、ゲームではなくノベルティとして作った『ゲッチャリロボ』がおもちゃメーカーならではと注目され、爆発的にダウンロード数は伸びた。『祝10万ダウンロード』からスタートした貼り紙が、テンポよく塗り代わり最後には『祝100万ダウンロード』にまで変わる部分にワクワクした人も多いはず。アトム玩具のメンバーがみんな笑っていて、楽しそうで、このまま順調にいってくれと願わんばかりだった。悪役顔に拍車がかかるオダギリジョー今回特に光っていたのは、紛れもなくオダギリジョーの演技だろう。アトム玩具を大きな権力でねじ伏せる、その余裕を見せた表情はお見事だった。オダギリジョーと言えば、近年は『時効警察』(テレビ朝日系)や『大豆田とわ子と三人の元夫』(フジテレビ系)など、優しい雰囲気がありながらもどこか謎のある役が多かった印象である。しかし今作ではなかなかダークに染まっている。感情ではなく論理的に発言する様子や冷酷な目つきは、まさに黒幕の貫禄だ。目に闇をまとい、言葉はオブラートに包まれていても冷酷で高圧的に感じる雰囲気は並の俳優では出せないだろう。話題となったのは最後のシーン。銀行との結託により、那由他たちの知らない間にアトム玩具はSAGASに買収されてしまっていた。アトム玩具にも差し押さえの役員たちが押しかけ、すべてのものを奪われ、追い出されることに那由他が怒りの感情をあらわにするところで終了した。そして最後に映し出されたのは、獣のように吠える、オダギリジョーだった。まるで虎が威嚇するように、「俺は強いんだぞ」と言わんばかりの威勢である。今回で痛感させられた、SAGASという壁の大きさ。吠え方といい、画面いっぱいに威嚇の表情を見せられ、映像が静止するという演出に降参だった。最後のワンショットは完全に脳に刻まれてしまった。改めて悪役をもこなすオダギリジョーという俳優の素晴らしさを実感した回であった。今まで一生懸命築いてきたものを一瞬にしてSAGASに奪われてしまった那由他たち。これからどのような再スタートを切るのか。次回はなんと、1年後。第二部は新しいキャストも交え、次回予告では山﨑努らが登場し、視聴者を沸かせた。何度倒れても立ち上がる、これでこそ日曜劇場!泥臭く、這い上がる主人公たちの姿に勇気をもらえるはずだ。私たちは那由他とアトム玩具のメンバーの巻き返しが楽しみである。『アトムの童(こ)』/TBS系で毎週日曜・夜9時~放送ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]
2022年11月18日山崎賢人主演の日曜劇場「アトムの童」。その5話が11月13日放送。オダギリジョー演じる興津の“吠える”ような表情に「最後のオダギリジョーの顔は猫の威嚇」「もう悪魔の顔なんよ」など様々な反応が寄せられている。山崎さんが日曜劇場およびTBS連続ドラマ初主演を務め、「相棒」シリーズや「この恋あたためますか」などを手がけた神森万里江による完全オリジナルストーリーが展開する本作。ゲーム界のバンクシー“ジョン・ドゥ”として覆面で活動していたが発表したゲームを興津に奪われ、一度はゲーム作りから身を引くも、アトム玩具で再びゲーム開発に挑むことになった安積那由他を山崎さんが演じるほか、那由他とともにジョン・ドゥとしてゲームを作り、今もアトム玩具で共にゲーム作りを行っている菅生隼人に松下洸平。那由他が大好きなおもちゃを作る老舗玩具メーカー「アトム玩具」のひとり娘で、会社を継いでゲーム事業に乗り出した富永海に岸井ゆきの。銀行員時代の海の上司で瀕死のアトム玩具に融資するなど海を支援しつつも、裏で興津と繋がっている小山田賢雄に皆川猿時。ゲーム販売やインディー開発者の手助けをするパブリッシャーで、アトム玩具とも「SAGAS」(サガス)ともつながる相良晶に玄理。ゲームに力を入れるインターネット検索サービス「SAGAS」(サガス)の社長で、“ジョン・ドゥ”からゲームを“奪った”興津晃彦にオダギリさんといったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。アトム玩具初のゲームがようやく完成し、販売に向けて早速、配信サイトに申請を出すが、どのサイトからも審査で弾かれてしまう。実はSAGASが裏で配信サイトに影響力を行使していた。興津は途方に暮れる那由他たちに、SAGASが運営するの世界最大のゲーム配信サイトで新作ゲームを扱わないかと持ち掛ける。興津の力を借りたくない那由他たちは自社のホームページで細々と配信を開始するが、全然ダウンロード数は伸びない。そんななか販促用のゲッチャリロボが海外で話題となり、アトムワールドのダウンロード数が急上昇を始める…というのが今回の物語。ゲームは売上がすべてと考える興津に相良は、海外でもアトムワールドの躍進を伝える…相良の行動に「相良晶がいい人なのかどうなのか、気になるところ」「相良さんってほんとどっち側なのかわからんな」「目的がわかんなすぎてめちゃくちゃ怖い」といった反応が相次ぐ。その後、アジアゲームアワードでベストワン賞に輝くなど、アトムワールドは評価を上げていくが、小山田はアトム玩具をSAGASに売り飛ばしてしまう。ラストで獣のように“吠える”表情をみせた興津…視聴者からはこの表情に「最後のオダギリジョーの顔は猫の威嚇」「オリバーでは犬だったけど、アトムでは猫みたいな威嚇」「最後のオダギリジョーの顔もう悪魔の顔なんよ」などといった反応が寄せられている。【第6話あらすじ】アトム玩具はSAGASに買収されてしまう。それから一年の月日が経って、那由他をはじめとする元社員たちは今、何を思うのか…。「アトムの童」は毎週日曜21時~TBS系にて放送中。(笠緒)
2022年11月14日ドラマ好きなイラストレーター、ゆう。(@yamapyou)さんによるドラマコラム。2022年10月スタートのテレビドラマ『アトムの童(こ)』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。二人の青年がゲームづくりに奮闘するドラマ、日曜劇場『アトムの童(こ)』(TBS系)。熱い友情と、ものづくりに対する想いに、視聴者は心の奥底にある熱い何かが揺さぶられる感覚を味わっているのではないだろうか。今回は隼人演じる松下洸平の繊細な演技にも注目する。那由他と隼人の大きな成長那由他(山﨑賢人)と隼人(松下洸平)が『アトム玩具』でゲーム作りを始めて10か月。アトム玩具に突如、倒産の危機が訪れる。日曜劇場お決まりの『融資問題』だ。やよい銀行の小山田(皆川猿時)から5千万円の融資を受けていたアトム玩具だったが、突然、融資金の即時返金を迫られる。期限は1か月。そんなの無理に決まってる…という無理ゲーからの打開。この枠、鉄板の展開を見せられているのだが、このピンチをどう乗り切るのかが見せ所だ。そんな視聴者をよそに資金を募るため駆け回る海(岸井ゆきの)たち。その姿を見た那由他と隼人は、二人のゲームのために必死になる海と亡くなった親友・公哉を重ねていた。自分たちのゲームのために、走り回ってくれた公哉。いまの海は彼と同じ顔をしている。そうだ、ここで動かなければ何も変わっていない。隼人の「奇遇だな」と共に二人の想いが同じだとわかった瞬間、胸がぎゅーっとなった。同じ過ちを繰り返さないために彼らは自らも資金繰りに協力することにした。那由他と隼人はゲームづくりをただ再開したわけじゃない。確実に成長している。きっと二人の姿を見て、天国の公哉も微笑んでいることだろうと思った。二人の大きな成長を見ることができて、とても誇らしい気持ちになれた前半戦である。松下洸平の繊細な演技に注目ゲームの資金を募るため、投資家とゲームクリエイターをつなぐ大規模プレゼン大会に参加することになったアトム玩具。しかしそこで、憎き敵『SAGAS』の興津(オダギリジョー)がまた小根の腐った質問を投げかける。才能のある『ジョン・ドゥ』の二人がどうしてアトム玩具でゲームを作るのかという質問。かつて公哉が興津にゲームのプレゼンをした時の情熱。それはジョン・ドゥのゲームのファンだからこその熱い想いからきたものだ。那由他の答えはそれと同じだった。「アトム玩具のファンだから、アトム玩具でゲームを作りたい」。我々も、この人のファンだから、この作品のファンだから、とここまで情熱を捧げるものはあるだろうか。人の好きだという気持ちは原動力になる。そしてその力は他人を感動させる。那由他の想いを目の当たりにした隼人の頬には一筋の涙が見えた。また、このシーンでは松下洸平の繊細な演技が非常に光っていたように思う。『#リモラブ 〜普通の恋は邪道〜』(日本テレビ系)のような可愛らしい役ももちろん魅力的なのだが、『スカーレット』(NHK)や『最愛』(TBS系)のように口数は少なく表情で語らなければならない役の方が本領発揮しているように感じる。今作ではエリートタイプを演じているが、那由他といる時は目が生き生きとしているのがわかるだろう。そして、彼の存在の安心感も凄い。那由他だけでは少し不安があったとしても、隼人が隣にいるときの安心感は絶大だ。きっとそれは那由他がもっとも感じているはずである。プレゼン中、熱く語る那由他の奥で、那由他への共感・信頼・尊敬といった様々な感情の入り混じる複雑な表情を魅せていた松下洸平。繊細でとても美しい、そう思えた瞬間であった。彼の見応えある演技にこれからも注目したい。結局、大会で資金は得られなかったが、突如舞い込むラストチャンス!まだまだチーム・アトム玩具の旅は始まったばかりだ。これからの展開に期待である。『アトムの童(こ)』/TBS系で毎週日曜・夜9時~放送ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]
2022年11月05日山崎賢人主演「アトムの童(こ)」が10月16日放送開始。SNS上では主人公たちと因縁もあるIT企業社長を演じるオダギリジョーの演技に「胡散臭い社長やらせたらオダギリジョーは天下一品」「悪の世界観を自然に作るの上手すぎ」といった声が上がっている。山崎さんが2017年に放送された「陸王」以来の日曜劇場出演にして、日曜劇場およびTBS連続ドラマ初主演を務める本作は、「相棒」シリーズや「この恋あたためますか」などを手がけた神森万里江による完全オリジナルストーリーとなり、ゲーム業界を舞台にして、若き天才ゲーム開発者を巡る物語が展開する。主演の山崎さんが演じるのは、6年前にジョン・ドゥと名義で活動していたが、誰もその素顔を知らないことから“ゲーム業界のバンクシー”と称される、通称“インディー”と呼ばれる若き天才ゲーム開発者の安積那由他(あづみ・なゆた)。彼はある事件をきっかけに今はゲーム開発から離れ、ゲームをプレイすることもやめていた。山崎さんのほか、カプセルトイを企画・製造する老舗玩具メーカー「アトム玩具」のひとり娘で、父に反発して家業を嫌い、今は銀行に勤務している富永海役で岸井ゆきの。また那由他の過去を知る青年、菅生隼人役に松下洸平。同じく那由他に深く関わる人物で緒方公哉に柳俊太郎。大学時代に起業、日本最大のIT企業へと成長させた剛腕実業家で、近年オンラインゲーム事業に力を注ぐインターネット検索サービス「SAGAS」(サガス)の社長・興津晃彦役にはオダギリジョー。そのほか、ネットゲームカフェの経営者兼店長、森田聡に岡部大(ハナコ)。「アトム玩具」の社長で海の父である富永繁雄役で風間杜夫。アトム玩具の社員役で塚地武雅(ドランクドラゴン)、でんでんらも出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。アトム玩具が廃業の危機を迎えていた。一方、SAGASの社長、興津は新たなゲームを開発するためアトム玩具の特許を獲得しようと動き始める。その話を聞いた海はSAGASの提案を受け入れ、アトム玩具を身売りしようと社員らに提案するが、八重樫(でんでん)らに拒否される。そんななかアトム玩具が全焼。海は一発逆転の経営再建をはかりゲーム制作へ参入すべく、伝説的なゲームクリエイターであるジョン・ドゥにコンタクトを取ろうとする。一方、6年前、ジョン・ドゥとしてゲームを開発していた那由他だが、今はゲーム開発からは遠ざかっていた。そんな那由他だが海との出会いをきっかけに再びゲームを作ることを決意する…というのが1話の展開。放送後のSNSには「めっちゃワクワクする展開だった」「こういう崖っぷちから這い上がろうとする展開好き」「アトムの童めちゃワクワクするドラマだったこれからの展開楽しみ」などの感想が寄せられるとともに、興津を演じたオダギリさんに「オダギリジョーの胡散臭さパネェ」「オダギリジョーの底知れない感じ良いな」「胡散臭い社長やらせたらオダギリジョーは天下一品」「悪の世界観を自然に作るの上手すぎ怖」といった声が殺到している。【第2話あらすじ】新生「アトム玩具」が動き出すが、那由他から一向にゲームのアイデアが出てこない。社長の海は「ジョン・ドゥ」再結成を促すが、那由他は頑なに拒否する。新たなパートナーを探すことになった那由他は、海に連れられゲームジャムのイベントに参加。その会場で隼人とばったり会い…。「アトムの童」は毎週日曜21時~TBS系にて放送中。(笠緒)
2022年10月17日山崎賢人主演の新ドラマ「アトムの童」にオダギリジョーの出演が決定した。若き天才ゲーム開発者と老舗玩具メーカーの経営者たちが、夢とプライドをかけてゲーム業界に挑む本作。「S -最後の警官-」以来、約8年ぶりの日曜劇場出演となるオダギリさんが演じるのは、インターネット検索サービス「SAGAS」(サガス)の社長・興津晃彦。大学時代に起業し、日本最大のIT企業へと成長させた剛腕実業家で、その彼が近年力を注いでいるのがオンラインゲーム事業。「SAGAS」は既存のゲーム会社から「ゲーム業界の黒船」と恐れられ、一方、山崎さん演じる若き天才ゲーム開発者の那由他は、かつてジョン・ドゥの名前で活動し、素性を明かさないことから「ゲーム業界のバンクシー」と称されていた。那由他にとって興津は因縁の相手でもあり、そんな両者の対決は本作の大きな見どころとなっている。西川美和監督の映画『ゆれる』にて、香川照之と兄弟役を演じたオダギリさん。今回の出演に「香川さんへの恩返しのつもりで、お引き受けします。山崎君をはじめキャストスタッフの皆さんの力になれるのであれば」とコメントしている。なお、オダギリさんはすでに決まっているほかのスケジュールを縫って、本作の撮影に臨むことになる。日曜劇場「アトムの童」は10月、毎週日曜日21時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2022年09月16日オダギリジョー脚本・演出・編集のおかしなサスペンスドラマ「オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ」シーズン2の放送が決定した。昨年秋に放送された「オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ」は、オダギリさんが犬の着ぐるみ姿で登場し、ぐうたらな警察犬を演じ、池松壮亮演じる主人公、警察犬係のハンドラー・青葉一平との迷コンビぶりが話題に。その続編となる今作は、前作の10日後という設定で、これまでの物語の流れを引き継ぎ、出演者もそのままにストーリーが展開。ビジュアルは、地面に横たわる一平とオリバーの姿があり、平和な安息の時間なのか、不穏な展開の予兆なのか、全く本編とは関係ないのか(オダギリさんが敬愛するジム・ジャームッシュ監督へのオマージュなだけなのか)――気になる仕上がりだ。また放送直前には、未公開映像20分以上(※3話分)を含めたシーズン1の特別版を放送予定。オダギリさん自ら編集を見直し、全く新しい作品として再構築した。オダギリさんは「シーズン2って大体失敗するものですが(苦笑)。ギャラクシー賞から返還を求められるような、そんな作品にしたいと思っています」と意気込み、池松さんは「様々なキャラクターによる混沌とした笑いと争いと協力。混沌とするこの世界に、あの変な犬と厄介で可笑しな人たちが帰ってきます。沢山笑って、ほんの少しだけ感動してもらえることを願っています!」とコメントを寄せている。あらすじ鑑識課警察犬係のハンドラー・青葉一平(池松壮亮)。彼には、どういうわけか、相棒の警察犬・オリバーが、着ぐるみのおじさんに見える。ぐうたらで慢性鼻炎だというオリバー(オダギリジョー)と共に、偶然が重なり事件を解決していくのだが…。彼らが巻き込まれた、ヤクザと半グレの抗争事件。そこに、11年前に行方不明になった少女の謎が絡み合う。大乱闘の末、一件落着したかに思われたのだが、事件の重要人物であるヤクザの若頭・龍門が何者かに毒殺されてしまう。果たして、黒幕は誰なのか。行方不明だった少女の秘められた過去とは。一平とオリバーが真相に迫っていく。ドラマ10「オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ」シーズン2は9月20日(火)・27日(火)・10月4日(火)22時~NHK総合にて放送。※再放送ありシーズン1「特別版」は9月17日(土)24時25分(金曜深夜)第1話~第3話NHK総合にて一挙放送。(cinemacafe.net)
2022年08月25日秋葉原無差別殺傷事件をモチーフにした自主製作映画『NOISE ノイズ』を手掛けた松本優作監督最新作『ぜんぶ、ボクのせい』の公開が決定。オダギリジョーが出演し、主演とヒロインを務める若手2人を支える。児童養護施設で母の迎えを待ちながら暮らす優太。ある日偶然、母の居場所を知った優太は、施設を抜け出した。しかしそこにいたのは、同居する男に依存し、自堕落な生活を送っている母だった。絶望した優太は、当てもなく海辺を歩いていると、軽トラで暮らすホームレスの男・坂本に出会う。2人はわずかな金銭を稼ぎながら、寝食を共にする。裕福な家庭に育つも、家にも学校にも居場所がない少女・詩織とも顔見知りになり、優太は彼女に惹かれていく――。日本の社会のリアルを見つめながら、孤独を抱えた3人の絆、そして、ひとりの少年の成長を鮮烈に描き切る本作。児童養護施設で暮らす優太役で主演を務めるのは、オーディションで選ばれた新人・白鳥晴都。演技未経験ながら、瀬々敬久監督作『とんび』で、スクリーンデビューを果たす。ヒロインの少女・詩織を演じるのは、オダギリさんが監督を務めた『ある船頭の話』でもヒロインに抜擢された川島鈴遥。そしてオダギリさんが、主人公が海辺で出会う、軽トラで暮らすホームレス役を自由自在に演じ、彼らを支える。なお、本作のエンディング・テーマは、大滝詠一が、“大瀧詠一”名義で作詞・作曲した楽曲で、数多くのカバーバージョンが存在するスタンダードナンバー「夢で逢えたら」に決定。8月3日(水)に7インチ・アナログレコードがリリースされる。『ぜんぶ、ボクのせい』は8月11日(木・祝)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ぜんぶ、ボクのせい 2022年8月11日より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開© 2022『ぜんぶ、ボクのせい』製作委員会
2022年04月25日池松壮亮主演、オダギリジョー脚本・演出・共演のNHKドラマ「オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ」続編制作が決定した。本作は、連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で、2代目ヒロイン「るい」の夫、そして3代目ヒロイン「ひなた」の父を好演しているオダギリジョーが自ら脚本・演出を手掛け、昨年秋に放送したユニークなサスペンスドラマ。前作では、「犬の着ぐるみ」姿のオダギリさんがぐうたらな「警察犬」を演じ、池松さん演じる主人公、警察犬係のハンドラー・一平との「名(迷?)コンビ」ぶりが話題となった。多彩な出演者に破天荒な展開と世間をにぎわせたが、全3話では収まりきらなかった物語に、続編ではどのような“オトシマエ”をつけるのか。オダギリさんは「朝ドラ」撮影期間に大阪でオリジナル脚本を執筆、「こんなアナーキーな作品なのに『またやりましょう!』と言うとは… やっぱり NHK はヤバいです(内緒)。いぇい」とコメントを寄せている。前作に引き続き、独自の世界を打ち出す。果たして、どんなストーリーなのか、前回残された謎の数々は解き明かされるのか、そして一平たちほか登場人物のその後は…?新キャストも多数出演し、さらにパワーアップした続編に注目だ。放送時期や追加キャストなど、今後の続報を楽しみに待ちたい。(text:cinemacafe.net)
2022年02月24日俳優のオダギリジョーと村上虹郎が出演する、日本マクドナルド・スパイシーチキンマックナゲット 黒胡椒ガーリックの新CM「真夜中のふたり」編が、11日より放送される。新CMでは、「デコトラ」を愛する一匹狼のドライバー・ジョウ(オダギリ)と弟子の若者・ニジヒコ(村上)が街道沿いに停車し、ジョウが「この時間のシェイクやばいわ~」と話しかける。すると、ニジヒコは「甘くないっすね。好きなことで飯食うって」とつぶやき、それを遮るようにジョウがナゲットを「一個食う?」と差し出す。ジョウは「甘かったらつまんなくない?」と語り、2人はナゲットを頬張る。そしてジョウが「目、覚めた?」と聞くとニジヒコは「ガツンと!」と答え、デコトラは再び走り出す。撮影では、デコトラのドライバーを演じたオダギリがリーゼントヘアで登場すると、現場からは「似合いすぎる!」との声が漏れた。そしてオダギリはデコトラに興味津々の様子で、運転席に乗り込んで車内を隅々まで見渡し、飾られた革ジャンや厚めのカバーをかけたハンドル、超大型シフトノブの触り心地を楽しんでいた。村上は、撮影の合間にはオダギリと談笑したり、スタッフとも気さくに話すなど終始和やかムード。ナゲットを食べるシーンでは、ナゲットを受け取るタイミングや、セリフのニュアンスなど納得のいく演技ができるまで多くのテイクを重ねたが、監督からカットがかかった後も「おいしい~」と食べ続け、“ナゲット好き”ぶりを披露していた。
2022年01月05日俳優のオダギリジョーと窪塚洋介が出演する、サイバーエージェント・Winticketの新CM「8時半だよ。競輪集合。」編ほか2本、WEBCM「センス」編ほか3本が、15日より公開される。新CMは、オダギリと窪塚の高架下での出会いを描く「8時半だよ。競輪集合。」編、居酒屋に長居して店主に怒られる「11時半までだよ。競輪集合。」編、2人が競輪ポーズで絶叫する「ポーズ」篇の3本と、センスがあるかないかで食い違う「センス」編、息ぴったりの会話を繰り広げる「1,000pt」編、窪塚が意外な一面を見せる「AI予想」篇、窪塚が牛丼屋の店員に絡む「チャージ」編のWEBCM4本と計7本の連作となっている。「8時半だよ。競輪集合。」編では、オダギリと窪塚が「街が眠りだす頃」「俺たちの時間が、動きだす」というナレーションをバックに、人混みの中を颯爽と歩く。そして高架下で出会うと、オダギリの「8時半だよ。」に、窪塚が「競輪集合。」と応える。「センス」編は、屋台で競輪レースを楽しむ窪塚が「いけ! 逃げ切れ! よっしゃー! 獲った!」「センスあるかも」と自画自賛する。それに対しオダギリは「ないないない」と否定したかと思うと「センスしかない」とベタ褒め。窪塚は照れながら「ジョ〜ちゃ〜ん」と肩を抱き、オダギリも「ようちゃ〜ん」と笑顔で返す。するとオダギリが「俺もセンスあるよな」と聞くと窪塚は「ないないない」「ほんとにない」と真顔で答え、オダギリは突っ込む。オダギリと窪塚は今回が初共演となり、握手を交わして挨拶するところから撮影はスタート。監督からディレクションを受けながら撮影について話し合ううちに打ち解けた様子で、監督からの難しい演出に「難しそうだから、(撮影を)明日にしますか⁉」と窪塚が冗談をいい、オダギリを笑わせていた。また、屋台での撮影シーンでは、おでんをつつきながらの会話で次第に意気投合したようで、「ジョ~ちゃ~ん」「ようちゃ~ん」とお互いを呼び合うシーンでは監督から「イチャイチャしてる(笑)」と言われるほどだった。■オダギリジョー&窪塚洋介インタビュー――お2人は今回が初共演ですが、お互いの印象は?窪塚:すごくシンプルというか、僕が最初にジョーくんに持ってたイメージのまんまというか。ストレートで朴訥とした方だったんで、すごく⼀緒に仕事しやすいし、自分もシンプルにいられるなっていう感じです。オダギリ:僕はもう大遅刻したんですよ、この日。だからやばいなと思って、出会いから謝らなきゃいけないなっていう。でも全く怒ってなくて、広い心で受け止めてくれて、優しい人だなと思いました。――どんな風にWINTICKETを楽しみたいですか?窪塚:あんまりギャンブルやる方じゃないですけど、これを機にやるなら、当たるも八卦当たらぬも八卦、当たればラッキーだし、当たらなかったら経済を回すお布施をしたんだなと思うかな。オダギリ:僕もあんまりギャンブルをする方ではないですけど、せっかく夜なんで、友だちと集まってみんなで予想し合うみたいな。ゲーム性も増すでしょうし、お酒を飲んでリラックスしながらのエンターテイメントとしても考えられると思うので、夜の過ごし方の⼀つの提案みたいなことになるんでしょうね。――普段の夜の時間の過ごし方は?窪塚:昨日も(オダギリさんと)話してたんですけど、1人で酒飲むよねみたいな話してて。そこで意気投合したってとこありますね。飲みながら1日を振り返ったりするんですか?オダギリ:映画見たりとかTVぼーっと⾒てたりとか、最近は気分転換も含めて書く作業みたいなことが多いですかね、脚本とか。――「センス」編であったセリフのように、自身に「センスある」と感じることは?オダギリ:滅多に料理はしないんですけど、ふとしたときの「これ⼊れたら絶対うまくなる」っていう。あれって、センスですか? ですよね。それはなんかちょっと、たまに来ますね。窪塚:自分のメンテナンスというか、フラットなところに持っていく、(マイナスな状態から)ゼロに戻すみたいな作業は昔からやってきたけど、コロナが流行り出してからより本格的にやっていて。そうすると酒飲んでぐだぐだになってもリカバーが早かったりとか、軽快に元気に過ごせているから、そういうバランスを取るセンスはあるんじゃないかなあと思ってます。――コロナ禍で競輪に初挑戦する人が増えていますが、今後初挑戦したいことは?窪塚:(オダギリさんが)自分で監督された話をちょっと聞いて、昔から興味はあったんで、そこに何ていうか、いいきっかけをもらったのかなっていうのはなんとなく思ってます。オダギリ:僕は本当に夢というか、ちょっとまだまだ現実的ではないですけど、農業をやりたいです。窪塚:俺もです。それ。オダギリ:やっぱり人間として、土とか自然みたいなものから離れない方がいいなという気がしちゃいますね。
2021年12月15日俳優のオダギリジョーが出演する、新日本製薬・BODY AURAの新CM「オーラ切れてない?」編が、15日より放送される。新CMでは、オダギリ演じるサラリーマンが活力が切れてしまったことから、会議で話を聞いてもらえなかったり、オーラがなさすぎて誰にも気づかれず目の前で後輩がいちゃつき始めてしまったりと散々な目に遭う。オダギリはブラウンのスーツで“大人の男性”オーラをまとって登場したが、撮影に入ると一転。オーラを消して、活力の切れた演技を何パターンも演じ分けた。また、「もう少しぼーっとしたほうがいいですか? リアクションが早いと活力があるように見えますよね」「寝ている、というのが意味合いとして合っているかですよね」とシーンごとに監督と細かく確認しながら、撮影は進行。エレベーターのシーンでは、オダギリの驚きと困惑の表情や活力の切れた哀愁漂う演技に、監督も「最高です!」と絶賛していた。■オダギリジョー インタビュー――撮影を終えての感想をお聞かせください。楽しかったです。なかなか、オーラが切れている、活力がない、そういうCMのキャラクターってあまりないと思います。最初に絵コンテを見たときにそこが面白くて、演じてみたいと思いました。普通のCMだとむしろ、もっと元気にとか、もっと楽しそうにみたいなことをお願いされそうですけど、今回はいかにオーラが切れているか、ということを監督とも話したりしました。どうするのがオーラが切れているように見えるのか、ということは表現としていろいろな可能性があるじゃないですか。やる気がないことなのか、集中力が切れていることなのか、眠いことなのかとか。いろいろな表現の方向がある中でどれが一番求められているのかということを、何パターンが試して撮影してみました。――集中力が切れてしまったなぁと感じるのはどんなときですか?芝居は結構集中力が必要なので、切れたら終わりというところがあります。切れることもあります、多々あってはいけないんですけど(笑)。――活力や集中力の維持や取り戻すためにされていることはありますか?気持ちを入れ替えるくらしかないですね、ちょっとふらふら(と歩いたり)するとか。――自分自身を高めるために、普段から行っていること(習慣にしていること)はありますか?何か物事に対して、一つの側面だけでは考えないようにしています。いろいろな角度から捉えようとしていて、それが何かをつくるときでも可能性を広げてくれるので。もともと僕は理系なんですよ。数学が一番得意だったので、一つの答えをどう導くか、いろんな道を行くのが得意なんです。そういう性質というか、性格なのかもしれないですけど、一つの考え方に捉われないで、いろいろな考え方をするようにしています。――働き世代、子育て世代と言われる世代として、ご自身の健康や体調管理で気を付けていることはありますか?最近、あまり食べ過ぎないようにしています。食べ過ぎて結局よかったことがなくて、40歳を越えてようやく気が付きました。そのくらいですかね、他には本当に何もしていないです。――「この人オーラがすごい」と感じた、活力があふれていた人物を教えてください。活力という意味では、お会いしたことはないのですが、松岡修造さんでなんでしょうね。あのパワーは驚きますよね、日本の宝だと思っています。お会いしたことはないんですけど。――オダギリさんの身近な方では?ウチの事務所の社長が結構パワフルで、親の世代なんですけど。今でもパワフルなので昔からきっとすごいパワーだったんだと思うんですけど、パワーがありすぎるのか、内緒話ができないんですね。すべて聞こえます(笑)。――視聴者にメッセージをお願いします。みなさんこんにちは、オダギリジョーです。僕が出演するBODY AURAの新CMがスタートます。オーラが切れてしまったちょっと残念なビジネスマンが登場するユニークなCMになっています。みなさん、オーラをチャージして、今日も1日頑張りましょう。
2021年12月10日オダギリジョー脚本・演出で贈る連続ドラマ「オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ」が本日9月17日(金)より放送。この度、オダギリさんが本作で自身初となる“犬”を演じ、そのビジュアルが公開された。本作は、池松壮亮演じる鑑識課警察犬係に所属する警察官・青葉一平と、相棒の警察犬オリバーが、次々と発生する不可解な事件に挑んでいく、可笑しくもサスペンスフルなドラマ。そんなバディ・オリバーを、今回オダギリさんが演じることが明らかに。一見、普通のシェパード犬なのに、主人公と視聴者にだけ、“犬の着ぐるみ姿のおじさん”に見える…という不可思議な設定。しかも、ぐうたらで口が悪く、品のないキャラクターだ。オダギリさんは今回の発表に関して「皆さん。思ったでしょ?『これ、NHK で大丈夫なの?』って。僕も思ったんですよ!今の NHK、ちょっとヤバいですよ…(笑)」とコメントを寄せている。さらに、オリバーと青葉の場面写真も到着。実は、“着ぐるみの犬”という役柄は、演じてみたい役としてオダギリさんが長年温めていた設定のひとつだそう。身につける着ぐるみは、このドラマのために試行錯誤を繰り返して制作したオリジナルとなっており、いまの姿に落ち着くまで、かたち・毛の質感など、何度もデザインが繰り返され、こだわりが詰まっている。「オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ」は9月17日、24日、10月1日毎週金曜日22時~総合にて放送(全3回)。(cinemacafe.net)
2021年09月17日■お互いの存在に、ずっと刺激をもらっていた――本作は、池松壮亮さん演じる警察官と警察犬オリバーの凸凹バディが不可解な事件に挑む、異色のサスペンスとのこと。まずは共演を振り返って、おふたりの感想を伺いたいです。オダギリジョー(以下、オダギリ):瑛太くんとは意外といままで共演することがなくて、だからこそ今回お願いしてみたかったんです。せっかくちょっと遊べる企画というか、お祭りみたいな出来事だと思ったから、一緒に遊びませんか、みたいな感覚でオファーをしました。永山瑛太(以下、瑛太):少し上の世代の先輩方のなかでも、オダギリさんだけはやっぱりどこか特別視していた部分があって……ずっと「オダギリさん、次はどんな洋服を着て、どんな髪型をして、どんなアプローチをするんだろう」って見ていたし、刺激をいただいてきました。だから、念願叶って今回ご一緒できることになり、うれしかったですね。コロナを経てお芝居をしたい気持ちが強まったり、これまでのお芝居の概念みたいなものを壊していかなくちゃなと思ったりしている時期だったから、この作品で僕は何をすればいいのかなとも考えて。そんな僕のアプローチを、オダギリさんは包容力を持って全部受け止めてくれました。オダギリ:瑛太くんはいろいろと挑戦的に、台本を超えたお芝居を投げかけてくれたから、すごく楽しかったですね。この作品の絶妙なスパイスになってくれたと思っています。瑛太:ずっとご一緒できたらいいなと思っていたのにすごく時間がかかってしまいましたが、このタイミングだったんだろうなと感じています。なんというか……有意義な時間、でした。――瑛太さんのなかで、どうしてオダギリさんはそんなに特別な存在だったのでしょうか。瑛太:たとえばドラマにはドラマの、映画には映画のアプローチがあります。そのなかで僕らの世代は、オダギリさんたちひとつ上の世代の背中を見ながら、「どうやって僕らの時代の新しい何かをつくれるか」ってことを模索し続けてきたと思うんです。だけどオダギリさんは「ドラマ」「俳優」みたいなカテゴリーにはまらず、「アーティスト」として存在していらっしゃった。仕事を抱え込みすぎて大変なようにも見えないし、ちゃんとオダギリさん自身のペースで、国内でも海外でも活躍していらっしゃったんです。それがやっぱりかっこいいなというか……ずるいなっていうか(笑)。オダギリ:(笑)。――見ている側からすると、おふたりそれぞれにずっと活躍を続けられています。だから「先輩・後輩」みたいな感覚をお持ちなのが、まずちょっと意外でした。オダギリ:僕のほうはそんなにないですよ。2000年代頭くらいの日本映画界って、インディーズがすごく盛り上がっていたころだし、作家性の強い面白い作品がいっぱいあったんです。だから、年齢的には確かに一世代下なんだけど、大げさにいうと戦友というか……あのころの日本映画をともに盛り上げたチームっていう感覚があります。瑛太くんや(松田)龍平くんとかから、僕もたくさん刺激をもらっていました。逆に、池松(壮亮)くんたちの世代は、あの時代をギリギリ経験していないから、いろんな話を聞きたがってくれるんです。そういうところで、じつはジェネレーションギャップを感じたりしてるんだけど……瑛太くんたちとはそういうギャップがない。だから後輩というよりも、やっぱり刺激を分け合う良い仲間なんです。■いい意味で「仕事なんてどうでもいい」と思えるように――そうした日本映画の黄金期も経て、いまのおふたりはとても楽しく、自分らしくお仕事されているように見えます。キャリアが長くなるにつれて、仕事との向き合い方は変わってきていますか?瑛太:僕の20代は、事務所がちゃんとディスカッションしながらレールを敷いてくれて、すごくいい経験をさせてもらえたんです。それこそインディーズの日本映画だったり、反対に大きなバジェットの映画だったり、連ドラや舞台だったり、たくさんの現場を踏ませていただきました。それで、2021年の4月からは独立して、いまはすべて自分の責任でやっています。僕は写真も映画も撮りたいし、連続ドラマにも出たいし、街を歩いてキャーキャーも言われたい……んだけど(笑)、いまは焦りがなくなったというか、急がなくていいかなって思っているんです。仕事を遊びの延長線上に置いて、自分の許容範囲を少しだけ超えるくらいのことを、ちゃんとまっとうできたら、と。――そう思えるのは、20代のうちにがむしゃらにやった素地があるから、でしょうか。瑛太:そうですね。「苦しい」「つらい」みたいな記憶はないんですが、どこかで疲弊していた部分はあったと思うんです。ただ、それは当時の自分に必要なプレッシャーだったんだけど、いまはあんまり必要なくなった気がする。もっと自由でいいんじゃないかなって。でも、お仕事をいただけるということはやっぱりすごく幸せなことなので、自分がどんなふうに応えていけるかは、毎回きちんと考えていきたいと思っています。オダギリ:20代ってやりたいことはいっぱいあるけど、未熟だから、やらせてもらえないじゃないですか(笑)。そのなかで「もっとできるのに」「わかってほしい」みたいな自分勝手なイラつきを抱えつつ、もがきながら闘ってきた気がするんです。でも、僕は30歳くらいのときにふとそういう気持ちから解き放たれる瞬間があって、以降はすごく楽になりました。大げさにいうと、いい意味で「仕事なんてどうでもいい」って思えたんです。仕事なんて人生のひとつの側面でしかないから、そこにだけがむしゃらになっていた自分がもったいない気がして……人間としてもっと豊かに営まなきゃいけないことがあるって気付いたんですね。それからは、気負いがなくなって自由になれたんです。仕事でもめることも少なくなったし、柔軟に対応できるようになりました。「自分は俳優だ」ということを引きずりすぎず、人間的な人生を歩めるようになったんだと思います。瑛太:たしかに、自分の子がなにか問題を抱えていたら、ちゃんと向き合って何かを言ってあげなきゃいけないんじゃないかなって思ったりしますね。たとえそのために僕が現場に遅刻して、こいつはダメな俳優だって思われてもいいから、子どもたちがその問題をどう前向きに乗り越えていけるかを一緒に考えてあげたい。30代後半になって、オダギリさんがおっしゃったような仕事以外の大事なものが、僕も身に染みてきたように思います。■自分らしくぶれずに生きていく、無駄な我慢はつくりたくない――人生で大切にしたいことや本当にやりたいことが見えてきたとしても、自分の意志を尊重するのは、なかなか難しいように感じます。つい、周りから求められる役割を優先してしまったりして。オダギリ:でも、求められることを自分が苦しみながら無理してやっても、結局はいい結果に結びつかないじゃないですか。それじゃ誰にもメリットがないし、だったらやらないほうがいいと思うんです。言い方はちょっと悪いかもしれないけど、やめればいいし、逃げればいい。または、何事でも自分がポジティブに向き合える状況をつくれたらいいですよね。僕だったら、人生であといくつの作品に関われるかわからないのに、気乗りしない作品に関わっている場合じゃないと思っちゃうんです。思い残すことのない人生を歩むには、限られた時間で無駄な我慢をしたくないから、やりたいと思えることに一つひとつちゃんと向き合っていきたいなって思っています。――「自分の残り時間」や「これからの人生をどうするか」みたいなことは、瑛太さんも意識されていますか?瑛太:そうですね。オダギリさんと同じように、苦しむぐらいだったら逃げていいし、やめてもいいと思います。……たとえば僕は、40代でサッカー選手になりたいです。1500mを5分台で走れるようになりたい。もしも俳優がいやになっちゃったら、そういうチャレンジをしたって全然面白いと思ってます。オダギリ:面白すぎるでしょ(笑)。瑛太:たとえばの話ですけど(笑)。まぁ、僕はもともと体育会系なので、精神と肉体がずっとつながってるんですよ。太りたくないとか健康でいたいという思いもあいまって、いまも基本的には毎日身体を動かしています。ランニングしたり歩いたり、鉄棒にぶら下がったり、そういう時間をとらないと、精神のバランスが崩れていく。オダギリ:僕はそのへん真逆で、身体を動かす習慣がまったくないですね。本当にやばいです。家でだらだらしちゃう。瑛太くんがうらやましいです。――じゃあ、オダギリさんはどうやって気分転換したり、ガス抜きしたりしてるんですか?オダギリ:僕はそんなにたくさん働くタイプでもないから、あんまりストレスがないのかなって気がしますけど……。俳優って、現場も仕事相手もいつも違う、変わった職業だと思うんですよね。だから、仕事にストレスを感じることもあれば、別の仕事で発散することもできる。僕の場合はお芝居だけでなく、音楽をつくったり脚本を書いたりといろいろマルチタスクをこなすことで、逆にすこやかにいられるのかもしれません。――おふたりは別に「自分らしく生きよう」と思っているわけじゃないんだろうけど、すごく自分らしく生きているように見えます。どうすれば、そうやってぶれずにいられるんでしょうか。瑛太:僕は、虚勢を張ることはすごく大事だと思いますね。根拠がなくても自信を持って、口に出して言っちゃえばそうなる。「ぶれちゃうんです」なんて言わずに「僕はぶれないです。他人のことはあまり見てないし、意識はつねに内側にあります」って言葉にすれば、自然とそっちに引っ張られていくんじゃないかなと。オダギリ:そうですね……。僕は今回のドラマをつくるときにも、周りからは結構「こんな変わった作品をNHKでやるなんて大丈夫か」って心配されたりしたんですよ。でも、ものづくりをするなら、批判や反論が生まれるのは当たり前。むしろ、そういう波紋を広げないものづくりなんて、意味がないと思うんです。だからこそ僕は、議論を喜んで受け入れながらも、このドラマで挑戦したいと思ったんですね。見る方にどう受け取られるかはわからないけれど、どう受け取られても正解だし、それぞれの感性でなにかを感じることがもう素晴らしいんですよ。同じように、人生でなにか悩む局面があったとしたら、まずは悩んでいることをそのまま受け入れたほうがいい。そのうえで、自分を信じて肯定してあげられたらと思うんです。自分の悩みや感じ方をしっかり認めて、どう感じても正解だって思えたら、きっとぶれずに生きていけるんじゃないかなと思います。取材+文:菅原さくら写真:タケシタトモヒロ編集:小林航平ヘアメイク:シラトリユウキ(オダギリジョーさん)、勇見勝彦(THYMON Inc.)(永山瑛太さん)スタイリスト:西村哲也(オダギリジョーさん)、壽村太一(永山瑛太さん)オダギリジョーさん衣裳ジャケット¥77,000、カットソー¥23,100、パンツ¥52,800(すべてJULIUS/JULIUS TOKYO STORE)シューズ¥121,000、メタルパーツ¥35,200(ともにJOHN LAWRENCE SULLIVAN)、ソックス スタイリスト私物▼お問い合わせ先JULIUS TOKYO STORE(03-5728-4900)番組情報ドラマ10『オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ』脚本・演出・出演:オダギリジョー出演:池松壮亮、永瀬正敏、麻生久美子、本田翼、永山瑛太、佐藤浩市ほか放送:2021年9月17日、24日、10月1日<全3回>NHK総合 毎週金曜 よる10時~10時45分公式Instagram:番組公式HP:
2021年09月15日オダギリジョーが脚本・演出を手掛ける全3回の連続ドラマ「オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ」のメインビジュアルが完成した。本作は、池松壮亮演じる鑑識課警察犬係に所属する警察官・青葉一平と、相棒の警察犬オリバーが、次々と発生する不可解な事件に挑んでいく物語。しかし、そこには様々な思惑が入り乱れて…という、可笑しくもサスペンスフルな物語となっている。今回到着したのは、そんな主人公・一平と相棒のオリバーが写ったメインビジュアルだ。2人が事件解決に奮闘する様子を描く本作。焦点の少しボヤけた世界で、彼らが見つめる先には何があるのか、リードの途切れた互いの関係とは…?また、ドラマの舞台となる狭間県警の制服は、オダギリさんもデザインに深く関与し、何度も試行錯誤を重ねたオリジナルのもの。こだわりの黒いツナギ、そしてえんじ色のベレー帽が特徴的。さらに、脚本と演出を手掛けるオダギリさんだが、ほかにも編集も手掛け、出演もしている。そして本作の主題歌は、音楽ユニット「EGO-WRAPPIN’」(エゴラッピン)の書き下ろし新曲「The Hunter」に決定。ドラマの劇伴も「EGO-WRAPPIN’」の森雅樹が手掛ける。なお、ドラマ公式Instagramもスタート。今後、様々な写真や動画コンテンツが公開されていく予定だ。ストーリーある日、いつものようにオリバーと朝のトレーニングを終えた一平(池松壮亮)。出勤すると、先輩・漆原(麻生久美子)から、優秀なオリバーの足を引っ張らないよう釘をさされてしまう。一平が所属する狭間県警の鑑識課警察犬係は、課長(國村隼)以下、同僚で同じハンドラーのユキナ(本田翼)と、後輩の三浦(岡山天音)がメンバー。そんな彼らのもとに、出動の要請が。このときの彼らは、まだ知らなかった。自分たちが、奇妙で不可思議な事件に巻き込まれていくことになるとは…。ドラマ10「オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ」は9月17日、24日、10月1日、毎週金曜日22時~NHK総合にて放送(全3回)。(cinemacafe.net)
2021年08月17日松たか子主演、坂元裕二が脚本を手がけた「大豆田とわ子と三人の元夫」の最終回が6月15日放送。SNSではゲスト出演した風吹ジュンの名とともに“最高のドラマ”というワードがトレンド入り。放送終了後も本作への賛辞がタイムライン上にあふれ続けている。本作はこれまでに三度結婚し、三度離婚している大豆田とわ子と、とわ子が好きな三人の元夫たちによるたまらなく愛おしいロマンティックコメディー。キャストは3回結婚して3回離婚したバツ3で子持ち、住宅建設会社「しろくまハウジング」の社長のとわ子を松さんが演じるほか、とわ子の最初の夫で奥渋谷でレストラン「オペレッタ」のオーナー兼ギャルソンをしている田中八作に松田龍平。ファッションカメラマンをしている二番目の夫・佐藤鹿太郎に角田晃広(東京03)。「しろくまハウジング」の顧問弁護士をしている三番目の夫・中村慎森に岡田将生。とわ子と八作との間に生まれた娘の唄に豊嶋花。ナレーションには伊藤沙莉。またとわ子の親友で亡くなってしまった綿来かごめに市川実日子。とわ子の“4番目の夫”になるかもしれなかった小鳥遊大史にオダギリジョー。三ッ屋早良に石橋静河。古木美怜に瀧内公美。小谷翼に石橋菜津美。高橋メアリージュン、斎藤工らも出演した。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。最終回ではとわ子が亡くなった母・つき子の遺品から、旺介(岩松了)と離婚する前の母が書いた“ラブレター”を発見。そこに書かれた「なぜあなたのことを選ばなかったのか」「夫と娘の面倒を見るだけの人生なんて」という母の嘆きの言葉にショックを受けつつ、唄から送り先の人物に会いに行こうと提案され、母が手紙を送ろうとした“マー”に会いに行く。母が“マー”と呼んだ相手は女性だった。マー(風吹さん)は「(つき子の)恋人だったの?」と聞く唄に、つき子と想い合ってたことを認め、どうして母がマコトを選ばず父と結婚して自分を産んだのかと問うとわ子に「あなた、不安だったんだよね。大丈夫だよ、つき子はあなたのことを愛してた」と語る…というストーリーが展開。「風吹ジュンさん、瞳の中の光までお芝居できるの感動した。なんて優しい光を放つんだろう」「マーさんに風吹ジュンさん、女性であり、すごいキャスティングであり、とわことかごめの関係性に似てたり最後まですごいなあ」「風吹ジュンさんくるなんて聞いてないのよ…しかも展開が予想外過ぎて、どこまで楽しませてくれるの、このドラマは…」など風吹さんのキャスティングとその演技に絶賛の声が集中。“風吹ジュンさん”がTwitterのトレンド入りを果たす。その後はハワイから帰国した慎森と、八作、鹿太郎がとわ子の自宅に集結。慎森のおみやげである英字新聞シャツを全員で着て“家飲み”。3人の元夫たちの“愛に囲まれた”とわ子の姿と、これまで登場した早良、美怜、翼らのその後も描かれ物語は幕を閉じた。とわ子と3人の元夫たちに「こんな関係をお互いに築けるこの4人は超最強」「元夫はみんな、別れたとしても、恋愛して結婚してた時のとわこの愛に今もまだ満たされてる」といった声が送られるとともに「大豆田ほんっとに素晴らしいな…偏見なく真っ新な気持ちで色んな人に見てほしい」「最高の人生賛美ドラマだったな。こういう最終回を希望してたし予想してた」「3人の元夫に愛着が湧きすぎて、結末が思いつかないけど、とわ子には3人の元夫と幸せになってほしい、と思っていたら、その通りの結末になって、大満足」など最終回の展開に触れたコメントも。「この流れなら言える大豆田とわ子と三人の元夫最高ドラマでしたありがとう」「どの登場人物も愛おしいドラマでした」「前向きに人生を楽しめばいいと背中を押す素敵なお話だった」など様々な感想が投稿され“最高のドラマ”というワードもトレンド入り。本作の終了を名残惜しむ声がネットにあふれている。(笠緒)
2021年06月16日